人と違っても、えーやんか。

自閉症ジョーイと変な奴ジャックとのミネソタ怪人日記。

2017-10

最後のお別れ

昨日ベンのお葬式に行ってきました。

子供たちは参謀に見ててもらって、ダンナとワタシだけで。

病院の近くの教会だったのですが、参列者が多すぎて駐車スペースが見つからず、3ブロック先まで行って路上駐車。参列者が教会からはみ出るほどでした。

それだけで、ベンの人となりが伺えました。

benfuneral.jpg

ベン・・・こんな小さな壷に入っちゃったよ・・・

ベン一家とは、まだジョーイが赤ちゃんのときから家族ぐるみでのお付き合いをしていました。

ミネソタの「家族」といえばベンと奥様コイちゃん一家でした。

ディズニーワールドにも2度一緒に行ったし、テキサスにも会いに来てくれたし、去年ミネソタに舞い戻ってからはほぼ毎週末どちらかの家で一緒に食事をしていたのです。

5月25日日曜日も、ベン一家が我が家に夕食を食べに来る予定でした。

ところが、朝コイちゃんから携帯にメッセージが入りました。

夕べベンが脳内出血で入院した。
電話はしないで。
落ち着いたらこちらから電話するから。


もうびっくりして電話したい衝動を抑えるのに必死でした。

2007年の暮れに、怪人父も脳内出血で生死の境をさまよいました。
幸い父は回復して今も元気ですが、それは本当にラッキーだったのです。

それからの数日はやきもきしながらも電話できず、一日一回

ベンの様子はどう?
何か手伝えることがあったら何でも言って。
子供の面倒も見るしご飯作って持っていくこともできるよ。


などと携帯にメッセージを送っていたのですが、返事はなし。

返事どころではないんだろうなあ・・・
便りのないのはいい便りなのか・・・

などと思っていたら、水曜日コイちゃんから電話。

もうベンは回復しない。
ほぼ脳死の状態。
金曜日に生命維持装置を外すから、最後のお別れをしに来て。


もうね・・・
その場にへたりこんで暫く立ち上がれませんでした。

すぐにダンナに電話して事情を伝えました。
ダンナも絶句していました。
ワタシよりダンナのほうが、男同士ベンと親しくしてましたもの。

電話から数時間後にはダンナと一緒に病院に居ました。

ベッドの上には、髪の毛を剃られて頭部に痛々しい手術のあとが見えるベンが、たくさんの管につながれて横たわっていました。

呼びかけても反応がなく、手を握っても握り返してくることもありませんでした。

看護婦さんが、

人間が最後に残される感覚は聴覚と言われてるから、反応はしなくてもきっと声は聞こえてるはず。

と教えてくれました。

ダンナとワタシは、ベンの耳元で最後の別れを告げました。

涙が止まらなくて、鼻が詰まった状態でのお別れだったので、どれだけ伝わったかは不明ですが・・・。

全身を揺らして大笑いし、ことあれば下ネタジョークをかまして周りを笑わせ、会うたびに息が苦しくなるようなハグをしてくれたベン。

困った人がいれば当然のように助けの手をさしのべ、決して見返りを求めない人だった。
行き場のない人を客間に住まわせたり、返ってくる見込みのないお金を貸したり。

私たちもどれだけ助けてもらったか。

朝5時に空港に行かなければならないときは当たり前のように4時起きで送迎してくれたし(タクシーで行くからいいよ!って言っても送っていくって聞かない)、ワタシもダンナも一時的に客間に住まわせてもらったことがある。

家族のために、友人のために、自分の時間を削って尽くしてくれる人だった。
それを決して恩にきせないおおらかさに、私たちは頼りきってしまってはいなかっただろうか。

残されたコイちゃんと、愛息ディラン、愛娘ケイリーちゃんが心配です。
何があっても支えになってあげなくてはと思います。

いつも応援ありがとうございます。

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コメント

読んでいてとても悲しくなりました。
何ででしょうね、こういう人柄の良い方がいつも先に逝ってしまうのは。
残された奥様、お子さん達の事を思うと胸が締め付けられます。
怪人さんの決意が現れているように、何かあったら側にいて居てこのご家族の支えになってあげて下さい。
きっと、べんさんもそう願っていることでしょう。

私もマサヨさんと同じ様に思っています。どうして、こういう方が先に逝ってしまうのでしょう。涙が溢れます。怪人さん、お辛いでしょうに、ブログを更新して下さったんですね。ありがとうございます。

コイちゃんさん、色々な対応でお疲れでしょうね。お子さん方も体調を崩されていませんでしょうか?怪人さんも大丈夫ですか?

平穏に感じるまでは、やはり時間だけが頼りになると思います。涙が出るのは自然な事。いつまでもベンさんを思って差し上げて下さい。忘れる事なんで出来ない、素晴らしいお人だとは思いますが。本当に残念です。改めて、ご冥福をお祈りします。

読みながら私まで涙が出てしまったよ。

突然の出来事でコイちゃんは今は大丈夫だと思う。
ある程度落ち着いた時にガクンと来るだろうから、その時が一番心配。
(父の時の母がそうだった)

うちの子供達に写真を見せたら、2人ともベンの事を覚えてて、娘もショックを受けてた。
もしも父ちゃんになにかあったら・・・と重ねてしまったみたい。

改めてご冥福をお祈りします。

怪人さんもコイちゃんや残された子供達の事で気が休まらないだろうけど、出来るだけ休むようにね。

ただただ

ただただ涙です。

怪人さんも気落ちして暫くBlogどころじゃないだろうな、と
思ってコメントを控えていました。
本当に、心からご冥福をお祈りいたします。

何もかもが終わってからが心身ともにズドンとくるんですよ。
仲の良いご夫婦を見ればコイちゃんは悲しみと悔しさに押し
潰されそうになるだろうし、子供達も親子を見るたびそう思
うだろうと…これは実体験だけどね。
祖父を癌で亡くした時に電車の中で仲良くしている祖父と孫に
正直憎しみに似た感情を持ったことがあるの。
“そんな楽しそうにしないで!宇宙でたった一人のおじいちゃん
 を亡くしたのよっ(怒)”
20年が経ったけどあの時の気持ちは忘れられない。

怪人さん達が必要となるのはこれからです。
どうか変に気負わず、怪人さん達らしく受け止めてあげて下さい。

辛いね、会ったことない私でさえこれ読んで胸が詰まりそうになるくらいだから家族や親しい人はどんだけ辛いのか想像できへんわ。

何でこんないい人が早く逝っちゃうんだろう??
コイちゃん、きっと怪人さんの支えが必要だよ!!

でも怪人さんも無理しないでね。

ベンさんの人柄がお葬式の参列者の数に表されているようですね。そんなベンさんと知り合えて、親友になれた怪人さん、思い出を大切にしてください。そしてコイちゃんの支えになってあげてください。

こんにちは

数年前、息子が発達障害かも?と不安になった時に
こちらのブログを拝見しました。
数回コメントさせてもらったこともあるかと思います。
その後もずっと継続して拝見していました。

今、私は自分に自信を失い人間関係に悩んでいます。
ベンさんの訃報とコイちゃんさんはじめ皆様の気持ちを思うと
本当に胸が痛く、涙が出ました。
ベンさんの人となりとこの記事で知って、私もただ悩むのではなく
ベンさんのように人に自然に優しくなりたい、まず見返りを
求めず行動したいと思いました。

うまく伝えられずすみません。

読んでて涙が溢れました。
ベンさんはとても素晴らしい方だったんだね。
コイちゃんさんの決断はとても辛かっただろうね。
怪人さんもダンナさんも辛くて苦しいけど、
コイちゃん家族にとって今最も必要な人だと思うから、
どうか出来るだけ支えてあげて下さいね。
私も父を亡くした時に一ヶ月程母の側に居たけど、
落ち着いて気が緩んでからが大変だったから…

弔問客の多さにベン様の人柄が解りますねぇ…
どうして良い人ほど亡くなるのが早いのでしょうね…
ブログづてでしか解らないのですが、怪人さんご家族と親密なご関係で、とても良い人という印象しかなかったので、本当にやるせなく感じます。
ベン様も愛するご家族を残して先に旅立つのはさぞやご無念だった事でしょうね…
かなり成人してからですが、実母と実父を3ヶ月の間に病名は違えど、急死と言う形で相次いで亡くし、ディラン君とケイリーちゃんの立場に立ちました。
昨年七回忌を終えだいぶ落ち着いたものの、亡くして最初の3年間は事ある毎に涙し、特に母と良く似た人を見ると思わず声をかけそうになったりしました。
成人した私でこんな感じだったのに、コイちゃん様やディラン君、ケイリーちゃんの悲しみを考えると涙が止まりません。
泣いてはいけないとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、我慢しては絶対に駄目です。
涙は心を浄化してくれます。
泣きたい時には我慢せず泣いてくださいとコイちゃん様やディラン君、ケイリーちゃんにお伝え頂けると幸いです。
それは怪人さんんにも言えることなのですが…
今は沢山亡くなったベン様の事を思い出して偲んであげてくださいね。
実母の友人は未だに涙してくださります。
肉親を亡くした悲しみは消えませんが、必ず癒える日は来ますので。
こんなことしか言えなくてごめんなさい。
怪人さんも無理せず落ち着くまでゆっくり休んでくださいね。

どうしてこういう素晴らしい人ほど早く逝ってしまうのだろう………
怪人さんのブログを通して、もう私の中で完全に「友人の大切な人達」という認識で、名前はもちろん写真でのお顔もすっかり覚えて親近感を覚えていたコイちゃんさん一家にこんなことが起こるなんて。
ただただ信じられない思いです…

そんな状況だったのですね・・・
ただただ涙があふれます・・・
そんなつらい決断をしなければならなかったコイちゃんの気持ちを思うと・・・
怪人さんも、つらいお別れでしたね。
父は年をとっていたので、坂道を転げ落ちるように弱っていき、もう長くないと少しづつ覚悟をしてましたが、まだ若く、こんなすばらしい人が、こんなにもあっけなく逝ってしまうなんて・・・

今は、物事がものすごい勢いで進んでいるから、コイちゃんもお子さん達も気が張っているでしょうが、もう少しして落ち着いた頃、急にがっくりくるかも知れません。
怪人さん、ご自身も、ですよ。
くれぐれもご自愛なさりながら、コイちゃんたちに寄り添ってあげてくださいね。

まとめてコメ返し

皆様、たくさんのお悔やみと励ましのお言葉をありがとうございました。
コイちゃんは来週半ばまでご家族が一緒にいてくれるので、今は遠巻きに見守ってますが、ご家族がサウスダコタに帰られてからがワタシの出番だと思っています。大変なのはそれからですものね。
今は何を見てもベンの思い出がよみがえってきて哀しいですが、泣いてる人を放っておけなかったベンのためにも、早く笑えるようになろうと思います。

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プロフィール

おうし座の怪人

Author:おうし座の怪人
生息場所:合衆国ミネソタ州
家族:怪人(笑われると快感な変態吉本気質)、
ダンナ(マレーシア出身中国系アメリカ人)、
長男ジョーイ(16歳、まったり系自閉症)、
次男ジャック(触ればはじける14歳)。
写真の転載は予め下のメールフォームでお問い合わせください。許可のない転載は禁止させていただきます。

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