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ご遺族のその後

  • 2014/10/14(火) 09:00:00

親友ベンが亡くなって早4ヶ月が経ちました。(

家族ぐるみでお付き合いさせていただいてた怪人は、残されたコイちゃんとディラン君(14)、ケイリーちゃん(10)たちが心配で心配で。

お葬式の前後数日はサウスダコタからコイちゃんのご家族が来てくれてたので、ワタシは出来ることがなかったんだけど、ご家族親戚が戻られてからは、毎週2度ほど、最低でも週1回は会うようにしてました。

ご家族は、親兄弟親戚が居るサウスダコタに戻って来いと説得したそうですが、ディラン君もケイリーちゃんもミネソタで生まれて育って友達も居るし、コイちゃんもいまやミネソタのほうが友人も多く土地勘もあり、今の家に住み続けることにしたそうです。

「ツインシティーのほうが学校や職の選択肢が多く、ディランとケイリーの将来にもいい」んだそうで。

ベンが亡くなってから2ヶ月ほど、コイちゃんは残務処理や遺品の整理に追われて他に何も出来ない状態が続いたようです。

差し入れなどでコイちゃん宅を訪ねると、テーブルの上は書類の山でした。

病院から送られてくる莫大な医療費請求書、生命保険があって本当によかったと言ってました。
実はベン、去年の春に交通事故にあい(100%相手側の過失)、人生何があるか判らんと言って、生命保険を追加したそうなんです。それがなかったら今頃コイちゃん一家本当に困窮していたところでしょう。

ベンの車(事故後に買った新車)を処分するのにまた一苦労。
ベンの車は共同名義ではなくベンのみの名義になっていたため、コイちゃんに売却権利がなかったのだそうです。
名義を書き換えようにも、結婚証明書が書類の山に埋もれて見つからない。
結局再発行してもらうために、郡役所まで車で送ってあげました。
(コイちゃんまだ感情的で、突然涙が出たりするので、危なくて一人で運転させられなかった。)
そしたら翌日結婚証明書が見つかったとか・・・まあ良くある話だ。

で、名義変更して生命保険金でローンも完済して、今買い手を捜しているところです。

コンピューター関係の仕事をしていたベンは、古いのから新しいのまでコンピューターだけで8台所有しており、モニターやらスピーカーやらケーブルやらを入れると大きめのダイニングテーブルに乗り切らないほどあります。コイちゃんにはどれが必要でどれが不要なのか判らないので、ダンナが丸1日かけて分別、処分を手伝いました。リサイクルする前にハードディスクの中のデータをすべて消去したりで、実際は数日かかりました。

ワタシは自分のできること、家の中の整理や不要な書類の廃棄などを手伝い、夕食のおかずなどを差し入れたりしてました。

トイレの詰まりがとれないというので直しにいったこともあります。
kaijinplunger.gif
コイちゃんもディランも直せなかったというトイレの詰まりを一発で直したときには拍手をいただきました。
ちょっと(かなり)誇らしかった。我ながらプロやで。

残務整理がほぼ片付いた今は、コイちゃんは庭仕事したり壁を塗り替えたりと忙しいようです。

学校も始まって日中家の中に一人なので、何かやってないとベンを思い出して悲しくなるのかな?

そんなコイちゃんちに家族が増えました。
gizmo1401.jpg
癒し担当、ギズモ、♂2歳。

ベンの代わりにというわけではないのだけれど、また4人(?)家族に戻って、ケイリーにもディランにも笑顔が戻ってきたようです。

友達同士の集まりにも、
「まだそんな気になれない」
と不参加だったコイちゃんが、先日久しぶりに参加しました。

ベンの居ない日常が定着しつつあるのは、寂しいけれど必然なこと。

これからもできるだけの支えになってあげられればと思います。

いつも応援ありがとうございます!

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