回顧録(21):産後(3)
回顧録(21):産後(3)
ジョーイにはじめておっぱいを与えながら、ワタシは脂汗をかいていた。
胸に走る激痛。
でもここで引き離したら、また吸い付かせるのに一苦労だ。
ガマンだガマン。
じっとガマンの子であった〜。
10分ほどして、ジョーイは満足したのか吸い疲れたのか、私の胸から口を離した。
そして、その小さな舌の先で、
血の固まりを押し出した。
「ぎゃああああ〜!ジョーイが血を吐いた〜!」

とワタシは一瞬蒼白になって叫んだ。
ふと下を見ると、今までジョーイが吸い付いていた乳首から流血していた。
なんとジョーイは乳首の皮を引きちぎったのである。
その証拠に、ジョーイが吐き出した赤い塊を広げて当ててみると、ジグソーパズルのように、傷口にぴったり合った。
あわせてみるワタシもワタシだが・・・。
ナースコールをすると、看護婦さんがやってきて、ジョーイをベビーベッドに移し、ワタシの乳首に薬を塗ってガーゼを当てた。
「こういうのって、よくあるんですか?」
と聞いたが
「んー、まあ・・・たまにですかね〜
」
と、イエスともノーともとれない答えで誤魔化された。
やっぱ、それほどあることではないんだ。
赤ん坊が乳首の皮を吸いちぎるなど。
無理やり吸わせたことに対する復讐か?
わが子ながら、侮れん・・・。
看護婦さんは、ジョーイのベビーベッドを新生児室に連れて行った。
ワタシは枕に頭を乗せて、まどろみだした。
これから始まる子育てに少なからぬ不安を感じながら。
さて。
ワタシとジョーイが奮闘している間、ダンナは空港まで両親を迎えに行ってくれたK子さんのお宅に向かった。K子さんにお礼を言って両親とともに病院に戻ってきた。
「いや〜、びっくりしたよ〜
」
と言いつつ、両親は病室に入ってきた。
えろうすんまへんでした。
父はこのころまだ仕事をしており、1週間しか休みが取れなかったので、赤ちゃんと対面できるようにと予定日ギリギリに来たのだが、まさか着いたその日に病院でご対面となろうとは。
母はワタシの産後のお手伝いのため、3週間の予定で来ていた。
両親はジョーイが寝ている水槽ベビーベッドを覗き込んで顔をほころばせている。顔のどの部分がワタシに似ている、ダンナに似ているとうれしそうに査定している。
しばし談笑したあと、ダンナは両親を連れて家へ。
ワタシはその後も、痛む乳首で授乳を繰り返すことになったのであった。
怪人 「これ、赤ん坊が血の混じった母乳のんでもいいんですか」
看護婦 「大丈夫、毒じゃないから。」
そりゃそうだけど・・・
血の味をしめてバンパイアみたいになったらヤだな・・・とか思いつつ、涙をこらえて授乳してました。
いでででで。
まあそこんとこポチッとお願いしますよ・・・。

ジョーイにはじめておっぱいを与えながら、ワタシは脂汗をかいていた。
胸に走る激痛。
でもここで引き離したら、また吸い付かせるのに一苦労だ。
ガマンだガマン。
じっとガマンの子であった〜。
10分ほどして、ジョーイは満足したのか吸い疲れたのか、私の胸から口を離した。
そして、その小さな舌の先で、
血の固まりを押し出した。
「ぎゃああああ〜!ジョーイが血を吐いた〜!」
とワタシは一瞬蒼白になって叫んだ。
ふと下を見ると、今までジョーイが吸い付いていた乳首から流血していた。
なんとジョーイは乳首の皮を引きちぎったのである。

その証拠に、ジョーイが吐き出した赤い塊を広げて当ててみると、ジグソーパズルのように、傷口にぴったり合った。
あわせてみるワタシもワタシだが・・・。

ナースコールをすると、看護婦さんがやってきて、ジョーイをベビーベッドに移し、ワタシの乳首に薬を塗ってガーゼを当てた。
「こういうのって、よくあるんですか?」
と聞いたが
「んー、まあ・・・たまにですかね〜
」と、イエスともノーともとれない答えで誤魔化された。
やっぱ、それほどあることではないんだ。
赤ん坊が乳首の皮を吸いちぎるなど。
無理やり吸わせたことに対する復讐か?
わが子ながら、侮れん・・・。

看護婦さんは、ジョーイのベビーベッドを新生児室に連れて行った。
ワタシは枕に頭を乗せて、まどろみだした。
これから始まる子育てに少なからぬ不安を感じながら。
さて。
ワタシとジョーイが奮闘している間、ダンナは空港まで両親を迎えに行ってくれたK子さんのお宅に向かった。K子さんにお礼を言って両親とともに病院に戻ってきた。
「いや〜、びっくりしたよ〜
」と言いつつ、両親は病室に入ってきた。
えろうすんまへんでした。
父はこのころまだ仕事をしており、1週間しか休みが取れなかったので、赤ちゃんと対面できるようにと予定日ギリギリに来たのだが、まさか着いたその日に病院でご対面となろうとは。
母はワタシの産後のお手伝いのため、3週間の予定で来ていた。
両親はジョーイが寝ている水槽ベビーベッドを覗き込んで顔をほころばせている。顔のどの部分がワタシに似ている、ダンナに似ているとうれしそうに査定している。
しばし談笑したあと、ダンナは両親を連れて家へ。
ワタシはその後も、痛む乳首で授乳を繰り返すことになったのであった。
怪人 「これ、赤ん坊が血の混じった母乳のんでもいいんですか」
看護婦 「大丈夫、毒じゃないから。」
そりゃそうだけど・・・

血の味をしめてバンパイアみたいになったらヤだな・・・とか思いつつ、涙をこらえて授乳してました。
いでででで。

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