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Interactive Metronome(インターアクティブ・メトロノーム)
- 2008/09/30(火) 20:32:27
あ~忙しい忙しい。
9月29日、月曜日。
朝8時から9時までジョーイのスピーチセラピーがある。
車で15分ほどかかるセラピー・センターである。
朝起きて、急いでチビどもの弁当を用意し、チビどもを着替えさせて車に搭載して7時45分に家を出る。
スピーチに間に合ってホッとするのもつかの間。
8時45分にジャックのスクールバスが家の近くまで迎えに来るのだ。
30分ほどジョーイのスピーチセラピーを観察した後、ジャックと一旦家に戻り、スクールバスに乗りこむジャックに手を振る。
そしてまた急いでジョーイを迎えにいく。
そのままジョーイの学校まで送って行って、朝9時20分くらい。
その後、郵便局やら薬局やらスーパーやらに行って昼ごろ帰宅する。
昼食をとって、つかの間の休息。
皿洗いや洗濯などをかるく済ませてブログで一息。
(この時間があるから一日やっていけるのよ~)
2時にジョーイをまた学校まで迎えに行く。
今日からPT(Physical Therapy=フィジカル・セラピー)が始まるのだ。
フィジカル・セラピーは、日本語では「理学療法」と訳され、運動や作業を通して体のバランスを整えたり、弱い筋肉を強化したりする。OT(作業療法)と重なる部分もある。
OTについては、こちらの記事で復習できます。
実は、1年間続けたOT、今年の6月末で打ち切りとなったのだ。
なぜなら、アメリカのふざけた医療制度のせいだ。
アメリカという国は、日本で言うところの国民健康保険なるものがなく、誰もが民営の医療保険に加入しなければならない。職場を通して保険に加入すれば月々の保険料は少し割引になるが、それでも家族4人で毎月300~500ドルが相場だ。我が家はその上、ジョーイの州政府補助保険に加入するために、月約500ドルを捻出しているのだ。
風邪で医者にかかるくらいは一回ごとに$10から$35ドルくらい(保険の種類によって違う)払うだけで診てもらえる(残りは保険会社の負担となる)が、セラピーなどの専門医に見てもらうとなると、事前に保険会社の承認が必要になる。
OTを始めるときも、まず専門医に色々なテストをしてもらい、「検査の結果こういうセラピーが必要」と保険会社にレポートを出して、セラピーをすることを承認してもらわなければならなかった。保険会社にもよるが、セラピーが承認されるのは3ヶ月か6ヶ月で、その期間が終わったらまた更新の手続きをしないとならない。
つまり、再度テスト・査定をしてもらい、「この分野がまだ目標を達成していない」とか「この分野はまだ改善が必要」という書類を提出して、ジョーイの場合目先6ヶ月の「保険でセラピーをカバーします」という承認をもらう必要があるのだ。
一度は「まだ継続が必要」というレポートで更新しても、2度目の請求では、保険会社は「1年もやったのに成果がないようだから、もうこれ以上カネは出せない」というのである。
だからといって「当座の目標は達成しました」とレポートを書くと、「じゃ、これでもうOTは必要ないネ」とまた継続を却下されるのである。
だから、1年経ったらOTを一時停止して、また数ヶ月から半年経ってから検査しなおして、「この分野で後退が見られた」とか「こういう部分でセラピーなしでは停滞し進歩が見られない」というレポートを提出して、再度承認してくれることを祈るのだ。
この手続きにかかる人手、時間、書類の量ったらもうタダゴトではない。
親にとってはもどかしいやら腹が立つやら。
親であるワタシも、学校の先生も、実際セラピーをするセラピストも、ジョーイの担当の小児科医も、みーんな「ジョーイにはまだOTが必要だ」とわかっているのに、一度もジョーイに会ったこともない保険会社が却下しやがる。
ザけんなよ!!
州の補助保険は、本来の保険会社がカバーしきれなかった分を払ってくれるが、最初から保険会社が認めなかったセラピーまでは払ってくれない。アメリカの医療費は高くて、保険会社や州政府にそっぽを向かれたら、自腹を切って払えるような額ではない。
前置きが長くなったが、OTがダメならPTで申請してみようということになり、約3ヶ月のブランクを経て、やっと今日からPT開始となったのだ。
今日はまず、Interactive Metronome(インターアクティブ・メトロノーム)というコンピュータープログラムから開始。
(日本でも導入され始めているようです。PDFファイル閲覧可能な方はこちら。)
ヘッドフォンを装着して準備。
以前OTでもやったから、覚えてるかな~?
ヘッドフォンから聞こえてくる音にあわせて、手を叩いたり足踏みをしたりする。タイミングが一致すれば、コンピューターの画面上に緑の枠が出る。「惜しい」なら黄色、「全然ハズレ」なら赤だ。ジョーイは、耳から聞こえる音にあわせて体を動かし、それを目で確かめるという、総合的な活動をしているわけだ。
これは、足を交互に出してコンピューターに繋がったマットを踏む運動。
ジョーイ、大苦戦・・・。
PTが終わって、頑張ったご褒美としてマクドナルドに連れて行った。
(本人は「日本に行きたい」と言ったが、「月曜日は飛行機飛んでないよ」とごまかしてマックにしましてん。ギャハハハハ。)
その後ジャックが帰ってくる4時過ぎに間に合うように家に帰り、晩御飯を作ってチビどもと食べた。
ああああああ~、疲れたぞ!
実は水曜日もまたこういうスケジュール・・・。
忙しいのは幸せなことなのだと自分に言い聞かせつつ、ポチくれないかな~と願ったりする。
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- 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) -
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- 育児
夏よさらば
- 2008/09/29(月) 16:49:42
ついこの間!雪が降り止んで、
ついこの間!桜(に似た花)が咲いて、
ついこの間!緑が美しい季節になったと思ったら・・・
ミネソタでは早くも紅葉が始まっている。
これは一週間前(9月22日)に撮った近所の楓。
それぞれの枝の先っぽの方から順番に紅葉していくのよね。
これは今朝(9月29日)に撮った同じ楓の木。
一週間でここまで色が変わりました。
美しいよね・・・
刹那的だよね・・・
でもワタシは紅葉を見ると気が滅入るのだ。
だって、葉が落ちたら、あの寒い寒い長い長いミネソタの冬に突入なんだもん。
大体さ~、紅葉ってさ~、
葉っぱが窒息してるわけだし~。(←珍しくネガティブ)
(紅葉の仕組みに興味のある人はコチラでおベンキョできます。)
閑話休題:
日本で始まった通称「紅葉(モミジ)マーク」「枯れ葉マーク」。
70~75歳の高齢者が運転する場合には、表示を「努めなければならない」そうで、75歳以上になると、「義務」となるらしい。
正式名称は「高齢運転者標識」だそうだが、舌を噛みそうなので、「紅葉マーク」と言及する人が多い。
どうみても形がモミジじゃないから、つい「枯れ葉マーク」と呼んでしまうが、それって高齢ドライバーの方々に対して失礼かなあ。
閑話休題おしまい。
カナダとの国境にあるミネソタ。稚内と同じ緯度にあるミネアポリス。
桜(に似た花)が咲くのは日本より1ヶ月遅く、紅葉が始まるのは日本よりこれまた1ヶ月ほど早い。
さようなら嗚呼さようなら。
ミネソタの短い夏にさようなら。
冬眠の準備でリスが活発になり、木の実を集めて走り回っています。
そんで、車に轢かれてぺっちゃんこになっているリスの数もただごとではありません。 ギャー!
1日最低3死体は見るな・・・
だからってわけではないんだけど、
上を向いて歩こうぜい!
冬はヤだけど、来るもんはしょうがないから、出来るだけ前向きにいたいと思う怪人への応援はコチラ。
選挙公害
- 2008/09/28(日) 19:48:09
大統領選挙、市長選挙、州議員選挙などを控えたアメリカの今日この頃。
テレビでも選挙運動のコマーシャルが多くてイヤになる。
なぜなら、アメリカの選挙運動コマーシャルは、とにかく競争相手をこき下ろす内容だからだ。
「自分が当選したらこうこうこうします」ではなく、
「競争相手のだれそれは、過去にこういう発言をしていて、公の金でこういうことをして・・・」と、
相手を非難するばかり。
見るたびにいや~な気分になるし、見すぎると人格がすさんできそうだ。
それでええのか、アメリカよ。
さ・ら・に!
町のあちこちで目に付くキャンペーン看板が見苦しくて仕方ない。
よく見かけるのは、住宅街に続く公道の曲がり角。
一体誰の許可を得て立てているのか。
普通の家の前にも看板が。
自分が誰に投票するか、近所の人にわざわざ知らせなくてもいいようなものだが。
これが選挙が終わる11月までのさばるのだ。
美観を損なうよなあ・・・。
これって、れっきとした公害だと思うのよ、怪人は。
ま、日本のように選挙カーが出す音の公害よりはマシだが。
でも、ガレージセールの看板ならいくら立ってても気にならないから勝手なものだな、ワタシも。
アメリカでは選挙権がないから余計ムカつく怪人を、あなたのポチで落ち着けておくれ。
はあ~・・・癒される。
ダンナと踊れないワケ
- 2008/09/27(土) 14:00:27
ああ、アナタ。
アナタは変わってしまったわ。
今夜はハイソなダンス・パーティー。
珍しく正装したアナタに恥ずかしくない妻になりたくて・・・。
一張羅のイブニングドレスに、立つのがやっとのハイヒール。
慣れないお化粧して、髪もちゃんとセットして、思いっきりお・め・か・し。
なのに・・・
なのに・・・
アナタはワタシを無視して、別の女性達とばかり踊っているの・・・。
妻を放っておいて、どういうつもり?
もうワタシのこと愛してないの?
「ぐおりゃ~!なんでワタシと踊らへんの!?」と問い詰めたら・・・
「だって怪人、ワキ毛剃ってないじゃん」
は?何言ってんの。
ワタシはワキのお手入れは毎日・・・
毎日・・・
えええええええ~!?
そこで目が醒めました。
ハイ・・・思わずワキの下確かめましたよ。
あああ夢見が悪くて朝からムカつく。
朝のテーブルでダンナにこの夢の話をしたら、案の定コーヒー吹き出して大笑いだ。
「そんなハイソなダンス・パーティーに、この中流夫婦が招かれるか」
そこにツッこむ!?
「そーねー、ダンナ、踊れないもんね~」
このダンナは音楽が好きな割にリズム感が欠如しているのである。
それにしても、惜しいことしたわ。
豪華な料理やシャンペンや、きらびやかなシャンデリアがやたらリアルな夢だったわ。
夢の中でもいいから、もう一度行ってダンナとワルツを踊りたい。
ちゃんとワキ毛剃ってい・く・か・ら。
この夫婦じゃどじょうすくいが関の山というツッコミはクリックにて受付中。
昔あそんでたのは
- 2008/09/26(金) 14:11:40
先日のママたちの集まりでの会話。
「最近の子供たちって、恵まれてるよね~。」
「うんうん」
「小さい頃は山のようなオモチャに囲まれて、ちょっと大きくなったらDVDで好きな映画観て。」
「プレイステーションだの、Wiiだの、任天堂DSだの、MP3プレーヤーだの・・・。」
「最近は小学生でもケータイ持ってるってよ?」
「ひえ~!」
「あたし達が子供のころって、もっとシンプルだったよね~。」
「うんうん。」
「何で遊んだっけ?」
「う~ん、木琴とか。」
「積み木。」
「目が開いたり閉じたりする人形が新しかったのよね。」
「怪人は?何で遊んだ?」
「・・・・・アリんこ・・・・・」
嗚呼凍りつく空気。 ぴきーん!
誰か二の句をついで~・・・
おもちゃもそれなりに持っていたハズなのに、何故か記憶の中に残るのは、アリと遊んだあの夏。
なんでえ~??
今日も「DSの新しいゲーム買って買って買ってええええっ」とわめく5歳児を尻目に、遠い昔に想いを馳せる嗚呼怪人オバタリアン。
初恋はGメン75の立花警部だった怪人への応援はこちら。
日々オバケ屋敷
- 2008/09/25(木) 19:31:37
7月4日の独立記念日が終わり、新学年の始まる9月に向けての文房具の叩き売りが終わり、現在スーパーやデパートでは、ハロウィン(10月31日)に向けて商戦が激しい。どの店にも、おどろおどろしい飾り物やコスチュームが並ぶアイルがある。
母兵衛さんも書いていたが、今年はなんだかリアルなのが多い??
こんなのが家の中にあったらイヤだ~
この帽子から察するに、インディー・ジョーンズのミイラと思われます。
合掌。
お祭りなんだからさ、そんなにリアルに恐ろしいの売らなくっても・・・
怪人は、ホラー映画とか観てもあんまり怖いと思ったことないんだけど、それはやっぱ映画だから。
オバケ屋敷は大嫌いだし、イキナリびっくりさせられるのもヤダ。
最近のこういうハロウィン用の飾り物には、モーションセンサーがついているのが多くて、前を通ると
「ぐあ~っはっはっはっはっは~!!」
と突然地の底から響く声のような音が鳴り、ガイコツが飛び出してきたりする。
母兵衛さんは「反射でどついてしまう」そうですが、ワタシは
オシッコちびりそうになります。
こんなか弱い乙女をビビらせて、何が面白いのよ!いけず~!
(只今ツッコミが集中しており、受付不能となっております。)
そんなわけで、ちょっとビーズ細工のパーツを買いに行こうとか、ちょっと牛乳を買いに行こうかと出かけた先で、コワイ思いをすることになる。オバケ屋敷よろしく、ビクビクしながらカートを押す。
ま、怖いのばかりじゃないんだけどね。
子供用のかわいいコスチュームや漫画チックな飾り物もあったりするし。
これは犬用のコスチューム。
にばんめ。、千早ちゃんと小鉄さんは何サイズ?
4年に1度、大統領選の年に定番なのは大統領(&候補)のマスクだね。
11月の第1火曜日(今年は11月4日)が大統領選挙の日だから、ハロウィンの頃は選挙運動のクライマックスだしね。
上から(左→右)順に
オバマ、マッケイン、ヒラリー、ブッシュ、ビル、そしてまたヒラリー。
ヒラリーは、マスコミが作り上げた「氷の女王」みたいなイメージがあって、ハロウィン向きです。
ペイリンは、発注が間に合わなかったものと思われます・・・。
誰も予想もしてない、ぶっとびな人選だったしな。
アメリカは、今景気がむちゃくちゃで、こんなのに金使ってる場合じゃないんでは・・・と思うが、ハロウィンといえば仮装するだけでキャンディーをもらえるという、子供にとってはワケの分からないなりにも大変お得な一大イベントなのである。親にとっては、我が子に堂々とミョーな格好をさせられるチャンスであり、ワタシの友人などは「これがやりたくて子供産んだのよ」とまで豪語する。
我が家では毎年いかにカネを使わずに楽しむかというアタマのひねりどころでもある。
さあ、ひねるわよ!
さあ、押すわよ! えいえいっ!
海外情報サイトに載っちゃった
- 2008/09/24(水) 19:52:48
いっきなりですが・・・。
海外出産・子育てインフォという、海外で暮らす日本人のための情報サイトがありまして。
そのサイトの「世界一周!」というコーナーで
「お勧めブログ」として紹介されちゃった。
2ヶ月ほど前の話。メールでこんな問い合わせが。
「怪人様のブログを弊社のサイトで紹介させていただきたいのですが・・・」
え~~~!?
まじっすか~~~!?
よく他の人気ブログで「〇〇っていう雑誌に紹介されました」とか、「ブログがきっかけで出版となりました」とかって記事を読んで、「すげ~!」と思ってました。
ま、アタシには縁のない話よね・・・
とほうじ茶をすすっていた矢先のこのメール。
「こんなワタシのつたないブログでいいんですかあ~!?」
と逆問い合わせをしたほどだ。
それからQ&Aに答えたり、メールで何度かやり取りしたりして、先日無事UPしていただきました。
(紹介記事はこちら)
ちなみに、この海外出産・子育てインフォというサイト、世界中の色んな国の出産・育児・医療・法律などの情報が盛りだくさんです。これから海外に行こうという人は必見。もう海外に住んじゃってる人にも、お役立ちの情報満載。
こんな素晴らしいサイトで紹介していただいて、ブロガー冥利に尽きます。
担当のM様、ありがとうございました~!
この余韻だけで、ご飯3杯軽くいけそ~な怪人への「よかったね」は下のクリックで。
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た~す~け~て~
- 2008/09/23(火) 19:25:05
カメ師匠の禅のココロ
- 2008/09/22(月) 20:47:00
あのね~・・・
今ね~・・・
すっごい脱力してんの・・・ (←ホラ、腐ってる・・・)
祭りのあと!っていうんですか?
9月20日の自閉症ウォークの準備に数ヶ月を費やして、毎日毎日忙しいながらも充実してて、イベント直前の2~3日はもう
「誰かワタシをさらって逃げて~」 る~る~る~
って現実逃避ダンスをしながら、アワアワいいながら、自分を追い詰めて準備したわけですよ。
それで、怒涛の自閉症ウォーク(昨日の記事参照)が終わったら、しぼんだ風船のようにイキナリ生活に張りがなくなりましてん。
アドレナリン・ラッシュは退いたあとがツライよ。
「ああ・・・これから何を目標に生きていけばいいの・・・?」
そんなわけで、だらだらだらだら・・・だら・・・だら・・・・・
そんな自分にくぁ~つっ!(喝)・・・を入れてみたいと思います。
だいぶ前にジャックと見に行った映画「カンフーパンダ」で、カメ師匠が言った台詞を再検証。
(ちなみにこちらの記事で復習できます。)
"Yesterday is History, Tomorrow a Mystery, Today is a Gift. Thats why it's called the Present."
「昨日は歴史、明日はミステリー、今日という日は贈り物。だから『プレゼント(=現在)』というんだよ。」
1902年に、Alice Morse Earleという人が、『昨日の日時計とバラ』という本の中で書いた一節らしい。
このカメ師匠のフレーズが気になってググっていたら、こんなパクリをみつけた。
“Yesterday is a canceled check; tomorrow is a promissory note; today is the only cash you have - so spend it wisely!”
by Kay Lyons
『昨日は不渡りの小切手、明日は約束手形。今日だけが現金だ。ココロして使うように!』
そうだそうだ、そうだった。
今日という日は今日しかないんだった。
今日という名の現金は、使うか捨てるかしかないんだった!(貯金はできないらしい・・・)
チビどもは瞬きする間に成長するし、私も瞬きする間に老けてるし!(ギャ~)
そう思うと、だらだらしている場合やないやん、怪人!
そんなわけで、しゅりんくっ!と立ち上がって、さあ行くぞ!(何処へ??)
アナタも、今日という名の現金、有意義に遣いましょう!
あなたのポチは贈り物!
ありがとう!ありがとう!そのPresentにありがとう!
自閉症ウォークレポート
- 2008/09/21(日) 15:27:29
9月20日、年に一度のミネソタ自閉症ウォークに行ってまいりました。
去年は参加者として募金活動をして歩きましたが、今年はベンダーとして自作のTシャツやジュエリーなどを売りに行きました。
朝7時に搬入の予定だったのに、家を出たのが7時20分。
あれ~???
チビ2人がなかなか起きてくれなくって。
会場のカンタベリーパークは実は競馬場。
ダンナの会社のすぐ近くにある。
ダンナいつもの通勤路を運転しながら、「う~ん、デジャヴ・・・」
かなり広いです。
(↑コレは駐車場だけど。)
「8時までに準備を済ませるように」といわれていたのに、現場に到着したのが7時40分。
くっそー、早目に行っていいブースを獲得しようと思っていたのに!
こうなりゃ、隅っこの誰も気づいてくれないようなブースでも仕方ないわ!
・・・と思ったら、私が3番目くらいだった。(ベンダー20社くらいあります。)
あれれ~~~???
ブース選び放題だった。
入り口の真正面でトイレの近くという、非常に交通量の多いブースをゲットすることができました。
急いで商品を並べて・・・
でもここまでするのに30分かかったけど。
Tシャツ、バンパースティッカー(車に貼るシール)など。
ジュエリーのコーナー。
昨日慌てて準備した、子供向け無料クラフトのコーナー。
「ブレスレットを作ろう!」
これが後でエライことになるなどと、知る由もなかった・・・。
8時半を過ぎ、他のブースもだんだん埋まって来ました。
あとは開場を待つのみ・・・。
ああ嵐の前ののどかなひと時。
9時、開場!
と同時にたくさんの参加者の人たちがやってきました。
わらわらわら。
ワタシのブースの周りにもあれよあれよという間に人だかりが。
Tシャツやジュエリーなどの商品はおおむね好評。
クラフトのコーナーも盛況です。
友人の双子のお嬢さんたち。
実は今日、手伝いに来てくれることになっていたチームのメンバーがドタキャン。
一人でブースを切り盛りする羽目になったのですが、これがもう目の廻るような忙しさ。
「これ、いくら?」
「このデザインで、違うサイズはないの?」
「おつりは、まだ~?」
などと一気に来る質問・注文を
さばく!
斬る!
三枚におろす!えいえいっ!
レストランのディナーラッシュで鍛えているから何とか対応できたけど。
さらに、売り物が忙しいときに限って、クラフトコーナーから
「ブレスレットの端っこが結べない~」と泣きが入る。
「お父さんかお母さんに手伝ってもらえるかな~?」と優しく頼んだが、親も苦心しているようだ。
知らなかったのだが、ブレスレット用のストレッチコード(釣り糸みたいにみえるけど、伸縮性のあるナイロン製の紐)って、つるつるしていて結びにくいんだ。
仕方がないから、「結べない」クレームがつくたびに、ビーズ細工用のクリンプビーズ(小さな金属製の輪ビーズ)に紐を通して、ペンチでつぶして端を止めてあげる羽目になる。
「このネックレス、いくら~?」
「キーホルダーって、もうないの??」
あ~!!ちょっとお待ちくださいまし~!!!
お金を貰ってお釣りを渡そうとしているそばで、クラフト用のビーズをひっくり返して床にばら撒くお子ちゃま。
あ~、誰かが踏んで転んじゃうといけないから、拾って~!!
とかなんとか言ってるうちに、こっちでは売り物のバンパースティッカーを、無料の品だと思って持ち去るおぢさん!おばさん!
あ~!そ~れ~は~・・・
・・・嵐の様ですた。
でも、とっても楽しかったのだ。
去年にも勝る参加者(かるく3千人はいたと思う)。
ミネソタでは一番大きな自閉症イベントと言っても過言じゃないだろう。
時々こういう被り物をしたおにいさん(おねえさんかも)が練り歩いて、お祭り気分を盛り上げます。
このイベントのメインスポンサーであるトイザラスのマスコット、キリンのジェフリー君約3頭身。
一緒に写真とっちゃった。
アタマでかっ!
こういうイベントでは予期せぬ友人にも会えます。
台湾出身のナンシー。彼女の一人息子も自閉症。
先日の中秋節でのんだジャスミン茶は彼女が買ってきてくれたモノでした。
最後にチームメイトと記念の一枚。
あれ~?ウチの家族はどこだ?
と振り向くと、疲れた~、退屈~とぶーたれるジャックをダディーがなだめてました。
なんだかんだありましたが、業績は上々。
ジャックが手伝ってくれたリボンは完売。
ブレスレットもキーチェーンも完売。
Tシャツ、バンパースティッカー、ネックレスも健闘しました。
結果、3時間で
約10万円の売り上げを収めました。
原価・ベンダー料などの諸費もろもろを引いて、多分5万円くらい寄付にまわせると思います。
それにしても、他のブースでどんなものを売ってるとか、センターステージでどんな余興をやってるとか、何千人もの人たちが馬の変わりに競馬のトラックを歩く姿とか色々見たかったのに、自分のブースからひと時も離れられなくて、結局見たのは
トイレだけ!
でもいいんだ。
こんな大きなイベントの一端を担えて、鎖国開国光栄至極。
すっごい充実感です。
アドレナリンの波にのってサーフィンが出来そうです。
アタマん中、こんなです。
イベント前より更に壊れている気がしますが、まあ、よきに計らってください。
応援ありがとう!
みんなの「頑張れ!」のおかげで、何とかなったよ!
本当にありがとう!
ついでにポチッてしてくれるともう昇天。
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スパークリソ再び
- 2008/09/20(土) 14:01:22
これが自動更新されている頃、怪人は自閉症ウォークに行っていると思われます。
自閉症ウォークの記事は明日UPするとして、今日はツナギの更新。
以前紹介しました、「キズがつきドくい」スポンジ。
(こちらの記事で復習よ。)
裏面もご覧下さい。 (クリックで原寸化します。)
表ほどインパクトはありませんが、読めば読むほどスルメのように味がにじみ出ます。
敢えて言うなら、アジア各国の珍味のヤミ鍋の味。
(ドリアン、バロット、豚の血ソーセージ等等ナドナド。)
ツッコミ箇所はいたるところにあれど、怪人が一番ツッコみたいのは、一番下の英語の表記。
DISTRIBUTED BY
KOTASHIMA INTERNATIONAL, INC.
MATSUYMA, JAPAN
PRODUCT OF P.R.O.C.
訳:販売元
コタシマ国際Inc.
マツYマ、日本
台湾製
うそつき~いいいいい!
コタシマって名前はあるのかもしれないけど、ググった結果そんな会社ないし。
あるんですか?それとも本当にあるんですか?
コタシマさん!コメントくださいよコタシマさん!
マツYマって、どこですか?
マツヤマといいたかったんだろうけど、綴り間違ってるし。
日本が何らかの形でこのスポンジの生産販売のどこか一課程にでも関与していたら、こんな壊れたパッケージにならへんって!
アジアの方々の商魂のたくましさにはアゴが外れます。
日本製を偽れば売れるというんだから、日本人としては誇りに思うべきなんか?
それとも詐欺や!と怒るべきなんか?
街角でこんな商品を見たら、アナタはどういう反応をします?押せば押すほど味が出ます。
引き続きパニック
- 2008/09/19(金) 14:02:32
昨日に引き続き、パニくってる怪人です。
主催者側からメールで「ベンダーは、自分で看板を持ってくるように」とのお達しが。
ああ!そうだった!看板が必要なんだった!
↑怪人の心中をつぶさに表している一枚。ひいいい。
慌てて工作用の色紙やらシールやら掘り出して、切って貼って作ったのが、コチラ。
コレをテーブルにセロテープでくっつけりゃいいわ。
他のベンダーたちは、ちゃんと発注してプロが作った看板とかもってくるんだろうなあ・・・
なんて落ち込んじゃいないわ。
そんなヒマないっちゅーの!
名刺が残り少ないことに昨日気づき(←アホ)、写真用の紙に印刷して自作。
さらに、オンラインで使える割引クーポンも。
何枚も何枚も切っていると、ココロは何故か禅の世界へ旅立ち、修行僧の様相を帯びてくる。
・・・ウソです。
すっごくじたばたしてます。
ブログなんて書いてる場合じゃないって!?
息抜きなの!現実逃避なの!
あんまり切羽詰まってて、何やっていいかわかんないから!
エ?何?
「子供向けのエンターテインメントをひとつ用意すること」だって?
聞いてないよおおおぉぉぉぉ!
もうちょっと早く送ってよこのメール!
これからちょっと買出しに行ってきます~
明日は朝7時に搬入。イベントは9時から12時までです。
何から何まで手作りの怪人のブースの行方はいかに!?
一体いくらくらい寄付できるのか?
請うご期待!
請うクリック!
ツイン・シティーにお住まいの方は、是非カンタベリー・パークへお越しになって!(詳細)
ここ↓クリックして、Etegaminikkiさんの芸術
をご覧下さい。
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自閉症ウォークの準備でてんてこまい。
- 2008/09/18(木) 14:07:41
年に一度の自閉症ウォークが、この土曜日に迫ってきた。
今年はベンダーとして参加し、ブースを設置してシャツやジュエリーを売るので、現在その準備にてんてこまいである。
今回売るのは、今までに参加したセミナーでさばききれなかったTシャツ。
クローゼットに眠る残り物を一掃しようというたくらみ。これはほんの一部で・・・
まだ結構あるんスよ。
ジャックが手伝ってくれたジグソーパズル柄のリボン。
60個くらい作りました。
一つ一つ手作りしたネックレス。
ブレスレット
イヤリング(ピアス)
余ったビーズで作ったキーホルダー
ビーズ細工初めてなんだけど、はまったはまった。
気がつくと夜も寝ないで昼寝してってな感じで、憑依されたように作りました。
あと、バンパースティッカー(車に貼るシール)です。
いくら売れるか分からないけど、売り上げ(マイナス原価)は全てAutismSpeaks.orgに寄付です。
あっ!
気がつくと、名刺が残り少ない!
自分でプリントして切らなきゃ!
パンフも印刷しなきゃ!
あと2日しかないぜ!
どうするんだ!
「あ~ああ~あ~!!」
↑今回の雄叫びはジョーイ発ではありません・・・。
パニックになりながら、今日明日は家でカンヅメ状態です。
もっと早く準備すればこんなことにならないのに!
ってな怪人への叱咤激励はコチラのポチで頼むぜい!・・・ぜい!・・・ぜい!・・・・・・
ホラ、もう壊れてる・・・。
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原始人ジョーイ
- 2008/09/17(水) 19:31:06
自閉症児には、こだわりというものがある。
ジョーイの場合、黄色、車、アルファベットのCなどの不変的なこだわりの他に、短期間集中型でこっちが慣れた頃関心がなくなるという流動型のこだわりがある。
現在のジョーイのこだわりは、暖炉。
朝起きると肌寒い。
1階のリビングにある暖炉をつけて、こういう。
「 ふ ぁ い あ ~ !」
(ちなみに暖炉はガス式で中の木はセラミック製のニセモノ。スイッチひとつで点・消火します。)
これやらせないと後々機嫌が悪いのなんのって。
今朝もジョーイは「ふぁいあ~ダンス」をしてました。
原始人が火を使うことを覚えたとき、こんなんやったんかな・・・とジョーイを通して遠い遠い知らない昔に思いを馳せる朝。
だからなんだってわけでもないけど、押してってくだされ。
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噛まれた~
- 2008/09/16(火) 18:05:11
ジョーイの学校の校医から電話がかかってきた。「校医です」と言われると、相変わらずドキッとする。
吐いた?下痢した?怪我をした?
しかし今回は、「ジョーイ君、同じクラスの男の子に噛まれました。」
こういわれたら、アナタはどういった反応をしますか?
ワタシは、
「なあ~んだ」
ジョーイと同じ、中~重度の自閉症児が6人集まれば、これくらいのことは日常茶飯事とまではいかなくても、充分想定内だ。ワタシ的には、「噛んだのがジョーイじゃなくて良かった」とほっとしたほどだ。「今氷で冷やしてます。歯型がついてアザになるかもしれませんが、見たところ血は出てないようです。皮膚が破れて血が出ていたら、病院に連れて行って抗生物質など処方してもらう必要があるかもしれなかったので、良かったです。」
は?抗生物質???
狂犬病でももっとんのか、その子は!?
「そんな大げさな。皆同じようなばい菌持ってるんだから、例え血が出てても洗っとけば大丈夫でしょ。」「そうかもしれませんが、念のため校医としては医者に行くことを進言することになってます。」
なるほど~。
学校で起こったことでコドモが病気になったら責任問題ですものね。
学校から帰ってきたジョーイの腕は、内出血した歯型が残っていた。
「ジョーイ、これどうしたの?」と聞くと、
”R bit me.”(R君が噛んだ)と答えた。
R君といえば、以前ジョーイに訳もなく掴みかかった、あ・の・子。
ご存じない方は、過去の記事「ジョーイのリベンジ」へGo!
ダンナは時々「やられたらやりかえせ」みたいなことを言うが、冗談でもやめて欲しい。
私は「目には目を」みたいなことは教えたくない。それで何が解決するっちゅーねん。
ブッシュもそれでアメリカをめちゃくちゃにしている。
「噛み返せるもんならやってみな。」
連絡帳には、「ジョーイは少し泣いただけであとは普通でした」と書いてあった。どうやらR君に噛みつき返したりはしなかったらしいが、なんせ根に持つジョーイだから。
明日、ジョーイがR君の頭をしばかなきゃいいが、と思う。
コドモがだれかに危害を加えられたら、あるいはコドモが誰かに怪我をさせたら、あなたはどうしますか?コメント求む!
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ココロ温まる中秋節
- 2008/09/15(月) 19:26:43
9月14日の日曜日は旧暦の8月5日で、中秋節であった。
もともと中国の文化で、アメリカでは「Moon Cake Festival」と言われている。
毎年この日には、中国系の知人の誰かが言いだしっぺになり、友人達を招いて一緒にお茶を飲み、月餅を食べ、満月を愛でる。ダンナが中国系の我が家にもお声がかかる。去年は私たちが皆を招いて我が家でやったので、今年は誰が言いだしっぺになるかと待っていたら、とんとお誘いがかからない。どうも皆それぞれ忙しく、誰かが計画して招待してくれるのを待っているようだ。
かくいうワタシも、何で忙しいんだかよく分からないんだけど何でかとっても忙しく、「誰もやらないんなら、今年もうちでやろうかな~」と思いつつなんとなく時が過ぎてしまった。
バイト先のレストランは日曜定休。金曜日バイト中、オーナーでシェフで友人のコリーンに「予定がないなら一緒に中秋節をお祝いしない?」と誘ってみた。そこで、夜一緒に中華を食べに行き、その後我が家でお茶をすることになった。
コリーンは、「じゃ、これ一緒に食べようね」と、店頭で売っている月餅を一箱くれた。
この中に、蓮の実の餡が入った月餅が4個入っている。
ところが当日、外は雨。
これじゃ満月は拝めないな~
ま、いいか、一緒にディナー食べてお茶して月餅食べておしゃべりするだけでも。
と思ってたら、午後コリーンから電話。
「うちの子が風邪引いたみたいだから」とドタキャンになった。
病気のときは仕方ないけど、淋しい中秋節になっちゃうな~。
結局、うちで冷凍のギョーザを中華風水餃(餃子入りスープ)にして食べ、チビどもが寝てからダンナと二人、月餅とお茶で中秋節を祝った。
用意して気づいたのだが、全て頂き物でのお祝い。
夫婦湯のみは、以前うちでお世話したことのある留学生のご両親がわざわざ送ってくださったもの。(知らない方はこちらの記事をドーゾ)
湯飲みの下に敷いてある和風のコースターは、6月に帰省したとき、義姉がお土産に下さったもの。
月餅はもちろんコリーンからの頂き物だし、ケーキ皿は昔母から貰ったもの。
さらに、台湾産のお茶は、去年台湾人の友人が帰省先からお土産に買ってきてくれたものだ。
雲の向こうの満月の替わりに愛でたのは、2年前この家に引っ越してきたとき、近所の方から引っ越し祝いに頂いた竹のアレンジメント。ぐんぐん伸びて2年で倍の長さになりました。
結局自分で用意したのは、お湯だけ!
残念ながら誰とも一緒に祝うことが出来なかったけど(←ダンナ数の中に入ってない)、あちこちから頂いたモノに囲まれて、いろんな人と心が繋がってる気がした。なんだかホンワカした気分になりました。
家族・友人、ありがたいっすねえ・・・。
クリックお願いいたします。
ありがたいっすねえ・・・。
なんでどちてボーヤ対処法(2)
- 2008/09/14(日) 19:39:57
なんでどちてボーヤ対処法(1)
- 2008/09/13(土) 14:28:41
ジョーイの怪我
- 2008/09/12(金) 19:04:24
今日の記事、怪我の写真があります。
さほどグロくはないですが、血が超苦手な人はご注意。
まだ夏休みだった頃の話。
チビどもが地下室で遊んでいる間、私が1階で掃除をしていると、ジャックが階段を上がってきた。
「ジョーイの目から血が出た~」
と青ざめて泣いている。
慌てて階段を駆け下りると、床にジョーイがうずくまっていた。
「ジョーイ、大丈夫?」
という私の問いに、
「ふええ~」と弱々しい泣き声で応答。
幸い、眼球直撃は免れたよう。
でも、目の真横が8ミリほどぱっくり切れて血が出ている。
キズが小さいわりに流血が多く、目のすぐ側なので神経など傷つけていないか心配だ。
ジャックに経緯を聞くと、二人じゃれていてジャックがジョーイを突き飛ばし、その拍子でジョーイが転んで、椅子の脚で目を打ったんだとか。
ジャックは
「ボクのせいだ、ボクのせいだ、ごめんなさ~い」
といいつつジョーイよりもよっぽどぎゃんぎゃん泣いている。
ジャックが、己の保身を考えず、正直に申告するのには感心した。
ジョーイが喋れないのをいいことに、いつも散らかしたり何かを壊したりしては「ジョーイがやった」とウソつくのに。(すぐばれるけど)
オナラでさえジョーイのせいにするのに。(すぐばれるけど)
流血にびびったか。
「ジャック、わざとやったんじゃないんだから、泣かなくていいよ。それより、ちゃんと本当のこと言ってくれてありがとう。エライね」
ジャックはまだしゃくりあげていたが、ジョーイを病院に連れて行くのが先だ。
ジョーイはショックで立てない歩けない動けない状態だったので、私が「お姫様抱っこ」で車へ、そして病院へ、そして診療室へ。
重いんですわ~。
医者はすぐに診てくれて、「おお、ぱっくりよく開いてるな」などとコワイことをいう。
「縫うんですか」
「いや、グルーでくっつくでしょう」
「GLUE!?(のり)?」
縫わずに傷口をくっつける医療用のノリだそうだ。
ただ、目のすぐ側なので、目にノリが入らないように、治療の間じっとしていなければならない。
ジョーイは自閉症で絶対暴れる旨を伝え、看護婦さん2人に援軍に来てもらい、頭を固定してもらう。
私はジョーイに馬乗りになって暴れるのを抑える。手負いの野生動物を押さえ込むレンジャーの気分。
「うぎゃああああああ~!」
待合室を通り越して駐車場にまで響いたであろう雄叫び。 で け た 。
傷口を触らないよう、テープを張られました。
医者曰く、「このテープ、自然に取れるまで放っておいてください。自分ではがそうとするとまた傷口が開くから。」
ジョーイが落ち着くまで20分ほど待って、家に帰りました。
早送りして、2日後。
朝起きたらジョーイの目がこんな。
傷口から出たバイキンが目に入って炎症を起こしたらしい。
またまた病院に連れて行って、抗生物質入りの点眼薬を処方してもらった。
目の下に黒いあざができているけど、これは打ったときの内出血がここに集まってあざになった模様。
たしか1年ほど前に結膜炎で目薬を貰ったときは、点眼のたびに大暴れしたよなあ・・・と、ブルーな気分で家に帰り、「さ、ジョーイ、目薬するから仰向けになって」と促すと、以外にも素直にゴロン。
あれ~?
点 眼 !
「うきゃっ」
一瞬カオをしかめた後、きゃっきゃと笑い始めた。
あれれ~??
絶対暴れて泣いてしばらく機嫌が悪いだろうと思っていた私は肩透かしをくった気分。
ジョーイ、成長したねえ・・・。
またまた早送りして、1週間後。
お風呂の最中に、テープがやっとはがれました。
キズは残りそうだけど、皮膚はうまくくっついて治りかけています。
やったね、ジョーイ。
ジョーイ頑張りました。ポチッて賞賛してください。
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違うっちゅーに!
- 2008/09/11(木) 20:33:54
違う!
- 2008/09/10(水) 19:40:02
我が家の裏庭は木が生い茂っていて、サファリ状態である。
これまでにもさまざまな野鳥に加え、野うさぎ、野ねずみ、リス、鹿などを見た。
特に、冬の到来が近いこれからは、冬眠の準備で木の実を集めるリスが活発になる。
そんなある日、窓から裏庭を覗いていたジャックが叫んだ。
「マミー!Raccoon (アライグマ)がいるよ~!」
え?アライグマ?それは見たことないなあ。
・・・と見てみると。
リスやっちゅーの。
「ジャック、これはSquirrel(リス)。アライグマっていうのは、Over the Hedgeに出てくるRJみたいなのだよ。」
↑映画Over the Hedge(邦題:森のリトルギャング)のRJ。
「あ、そうか~」
数日後。
「マミー、Squirrel(リス)がいるよ~!」
よしよし、学んだな。
・・・と見てみると。
アライグマやっちゅーの!
分かってて外しているとしか思えない。
ついにアライグマまで出現した怪人ちの裏庭。
アライグマならいいよ。クマは困るけど。(←うちから1時間ほど離れた町では、時々出るそうです。)
ちなみに、今日のイメージは3枚ともネットで見つけたものを拝借しました。
写真をクリックするとそのサイトに飛びます。
↓そんで、ここクリックするとランキングに飛びます。ぴゅ~ん。
おかげさまで1位死守中。皆様の清い一票に感謝!ありがとうございますうううう。
母兵衛さんと初デート
- 2008/09/09(火) 19:57:28
らららんらららんらららんらん
デートだデートだ初デート
今日は、ブログを通して知り合った、十兵衛さんの母、母兵衛さんと、涙と感動の初対面。
IKEAの2階で会うことになっていたのですが、私は母兵衛さんの顔を知らないので、ブラインドデート状態。向こうが見つけてくれるのを待つ。
ちょっとドキドキ女子高生のキ・モ・チ (誰?キモいってゆーたんは。)
「怪人さんですか?」の声に振り向くと、そこには夢にまでは見なかったかもしれない母兵衛さんが。
きゃああああ、母兵衛さ~ん!
「写真載せたら締めるでワレ」というので、適当にネットで探した写真を。
母兵衛さん目撃写真。
ウソです。母兵衛さん、とってもオッサレ~なオットナ~の女性です。
母兵衛さんのブログを読んで、「壊れてハジけてもうイッちゃってる人に違いない」と勝手に想像していたんだけど、意外に(←オイ)普通のお姉さま。思わず、
「あれ~?普通の人ですやん。」
何を想像していたのか。怪人。←こんなんが「ど~も~」って出て来るんかと。
ちなみに、母兵衛さんから見た怪人の印象は、
「怪人さん、子供にそっくり。」
それは、コドモがワタシにそっくりなんでは・・・。
IKEAのカフェでランチを食べました。レジのお兄ちゃんの刺青にやられました。
「寒さ戦争」!!
つまり、Cold War(冷戦)と言いたかったワケや。
刺青なだけに簡単には修正できないので、間違いには気づかせないようあえて指摘せず(写真は撮ったけど)、穏便に金払って去る優しい(ぎゃはは)怪人と母兵衛さん。
あんちゃん、ネタありがと。←ココロの声。
んで、IKEAでランチを食べながら、意気投合。
最初は「私、実は恥ずかしがり屋で・・・」と、当たり障りのない会話に徹していた母兵衛さん。
は?モシモシ?↑
この「恥ずかしがり屋」発言などを用いて、探りを入れていたと見える。
怪人が同類だと分かると、打ち解けて全開にして下さいました。
ミネソタのお洒落なカフェで、コテコテの関西弁で機関銃のように喋るオバハン二人。
話す!
笑う!
ツッこむ!
また笑う!
周りから見たらスゴイ図やったやろうなあ。
それにしても、リアルタイムでツッコミ入れてくれる人がいるのって、幸せ・・・。
英語で言う "Let's take this relationship to the next level." (もっと愛を深めようか)ということになり、IKEAのお隣のMall of America(全米最大の屋内ショッピングセンター)へ。
母兵衛さんに着いていったペット用品のお店で、こんなん見つけました。
犬のハロウィン用コスチューム。
これは、カエルの着ぐるみだな。
"Zack and Zoey"(ザック・アンド・ゾーイ)のブランド名がうちのチビどもと重なる。
"Jack and Joey"版。
あっ!ハムソーセージ!
2日前の記事を読んだ方には分かります。
その後スタバで一服。
こんなに激しくおしゃべりしてバカ笑いして楽しかったのは久しぶりです。
怪人と波長が合うとは気の毒に。母兵衛さん貴重やわ。もう離さへん。
またデートしよな。
イヤってゆーても、フジツボのごとくついていくから。
怪人の募金活動に貢献してくださった(ありがと)、ココロ優しい母兵衛さんのブログはこちら。
母兵衛さんの視点から見たこのランデブーの記事はこちら。
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自閉症児との外出
- 2008/09/08(月) 19:07:45
唐突ですが、お悩み相談Q&Aのコーナーです。
(↑えっらそうに。)
ある読者様から、メールでこんな質問を頂きました。
(前略)
よく、ブログで子供たちのために外出していてすばらしいなぁと思っています。
私は、外出途中で息子が気に入らないと大声を上げるのです。
大声を上げて、手足をバタバタさせて転がりまわります。
息子はあと1ヶ月で4歳ということもありますが、生活状況は2歳ぐらいです。
年齢も低いし仕方がないと思うのですが、海外に引っ越してきたばかりで外出しないわけにも行きません。
私自身まだまだ未熟なため、だんだん外に出るのが億劫になってきてしまうのです。
また、そんな私自身をいけないと後押しする気持ちもあります。
怪人さんはどんな風にして二人の子をあちこち連れて歩いていらっしゃるのですか?
わたしも、もっと外に出たいと思っているので参考にさせていただければと思ってメールさせていただきました。
(後略)
自閉症で癇癪もちの我が子をどうやって連れ出すか・・・
これはワタシにとっても未だにジャンボな課題です。
ワタシもまだまだ未熟で、とてもアドバイスなどできる立場ではありませんが、「ワタシの場合はこう」だということを書かせていただきますので、参考までにドーゾお読みください。
ジョーイに自閉症の診断が出て最初の2年くらいは、自分の気持ちがついていかず、「周りの迷惑になったらどうしよう


それが原因で鬱にもなったのです。
えっ?

怪人が鬱?

うっそお~!!

ちっちっち。過ぎたことさ。
過去にこだわっちゃいけねえぜ。

でも、自閉症は恥ずかしくない、この子もワタシも精一杯やっているんだ!と割り切ってからは、さらに、「他人は自分が気にするほど自分のことを気にしていない」(←重大ポイント)と分かってからは、楽になりました。
たま~に、いますよ。
「自閉症かなんか知らんが、うるさい!迷惑!ジャマなんだよ!」
「アンタの躾が悪くてこうなったんじゃないの?」
「コドモをコントロールできないなら外に連れ出さずに閉じ込めて育てろよ」
なんて、アゴが落ちるかと思うようなびっくり発言をする人たち。
傷ついてはいけません。
怒ってはいけません。
かわりにこう思いましょう。
「なんて可哀想な人たち。」

自閉症がコレだけ増えて、ニュースなどでも話題に上がって、情報があふれている現代社会で、無知・無関心は言い訳になりません。知らなくても、学ぼうとしない、理解しようとしない、なんてココロが狭い哀れで自己チューな人なんだろう。
あんたらこそ、外に出るなよ。

ちょっと態度がXLですか。でも、そのくらいの気骨を持ってないと、自閉症の子供を抱えて世の中渡っていけません。言うならば、自閉症及びその他の障害を持つ人たちが肩身の狭い思いをせざるを得ない世の中への
「宣戦布告」!

もちろん、世間の皆が皆そうではないです。心優しく、寛容で、自閉症を知らなくても理解しようとしてくれる人が大多数です。それでもやっぱり少数派の心無い人たちの言動の為に、自閉症児を抱える家族はとても肩身の狭い思いをしているのです。
さて、メールのヌシのアナタを含む、同じ状況にお悩みの皆さんへの、怪人からの提案は以下の通り。
障害があるからといってコドモを家から出さずに暮らすことは出来ません。
少しずつでも外に出て、自分とコドモを慣らして行きましょう。
最初は家の周りを散歩するだけでもOK。
「だめモト」と割り切って買い物や諸用に連れて行ってみましょう。
癇癪をおこしたらそのまま切り上げて帰ります。
癇癪を起こさずにいい子にできたら、褒めて褒めてご褒美なんかもあげちゃったりなんかして。
怪人も、スーパーに行ってほんの5分で買い物をあきらめ、床に転がってぎゃんすかぎゃんすか泣くジョーイを米俵のように肩に担いで、人目を避けるようにそそくさと去ったことが何度もあります。未だに図書館やレストランでは、ジョーイの雄叫びがコントロール不能の場合、目的未達成のまま車に乗り込んで帰ります。デパートや博物館など初めて行く場所では、ジョーイが怖がって車から降りようともしないので、駐車場だけ見て帰るなんてシャレにならんことを何度もやりました。
でも、落ち込んじゃダメ。これも訓練訓練。
今は無駄に見えるようなことも、きっと積み重なっていつか成果を上げられる。
また、何が癇癪につながるのかを見極めて、癇癪は前提として対策を練りましょう。
例えば、ジョーイは音に敏感だったので、耳がすっぽり隠れるヘッドフォンのワイヤーを切ったものを常に持ち歩き、ジョーイが耳を塞いだら装着させるようにしました。また、退屈で機嫌が悪くなったときの為に、小さなオモチャを何個も持ち歩き、癇癪になりそうなのを見計らって小出しにして渡したり。
これは、個人差があるので、アナタのコドモにあった対策を練ってください。

「足が汚れるのはキライだけど、長靴を履けば大丈夫さ!」by豚。
勿論、世間様の迷惑になってはいけないので、図書館や映画館など、場合によってはその場を離れなければならなかったりしますが、公園やスーパーなどでの癇癪は他の人の仕事の妨げにはならないと思います。人がヘンな目で見たら、「うるさくてすみません、この子自閉症なもので。」とさらりと言ってみましょう。
コドモがうるさくて、さらに親が悪あがきをしているのって、周りから見るとすっごく見苦しいです。
コドモがじたばたしていても、親が毅然と対応していれば、周りもさほど気にしませんよ。
何度も何度もそうやって経験を重ねるうち、お子さんもアナタも慣れてきて、楽になるはずです。
時々、「ああ自閉症ね、そういうときはこうこうこうすればいいのよ・・・」などと、自閉症のことを何も知らないのに分かったような口調でアドバイスをしたがる他人もいます。
これが一番たちが悪いというか、自閉症児の親としてはすごく気分を害するのよね。

アンタが考え付くようなことは、全てお試し済みだっつーの!


そんな時は、カドが立たない様に、にっこり笑ってうなずいて、聞いているフリして聞き流し、ついでにその人の顔のホクロの数でも数えてましょう。
笑顔は世間の潤滑油。

心の中ではこんなでも。
最近は、ジョーイが「あああああ~」と雄叫びを上げ、いかにも迷惑そうな目で見られたら、心の中でこう言っています。
「あほ~が見~る、ブタ~のケ~ツ」(ケケケ


すいません下品で・・・って、そんなこと怪ブロ読者はもう想定内ですわよね。(オホホ)
怪人は鬱から脱出して、今でこそ神経に2重にも3重にもナイロンコートがしてあってぶっとくなってるし、心臓にも櫛ですけるくらいの毛が生えていますが、ここまでなるのに5年以上かかってます。
すぐにはムリですけど、あせらずに、少しずつ、慣れていってくださいね。
自分の為に。コドモの為に。家族の為に。
健闘を祈る!

今日の記事、なんか物議をかもしそうだな。
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Como Parkで絶叫
- 2008/09/07(日) 15:01:58
これ、まだ夏休みのころのこと。
天気のいい金曜日、セントポールにあるComo Parkに行きました。
ダンナが出張でコロラドに行っているので、チビどもと3人で。
Como Park、先日Japanese Lantern Festivalがあったところです。
Conservatory(植物園)、Japanese Garden(日本庭園)、Como Zoo(動物園)、Como Town(遊園地)が程よい広さの敷地内に混在しています。
入場料は無料ですが、入り口でオトナ$2、子供$1の寄付を募っています。
もちろん寄付しなくても入れて貰えますが。
ワタシは寄付する派。
ガラス張りのConservatory。
外観も美しいが中も素晴らしい。
いくつかの部屋に分かれてテーマ別に植物が展示されています。
ヨーロッパ風の庭園。
「いいオトコには花が似合うのだよ。」
「ああ・・・ボクってうつくぴい。」
ギリシャ神話にこんなバカいたな。
動物園をかるく廻ってから遊園地エリアに行きたかったんだけど、ジャックが最近においに敏感で「動物園は臭くてヤダ」というので、ゴリラとシマウマを見ただけで遊園地エリアに直行。
デイ・パスを買いました。これで(子供は)乗り放題。
アナタ、乗る人。ワタシ、見る人。
残念ながらお目当ての黄色い車が故障中。
赤い車で少しぶーたれるジョーイ。
ジョーイが乗りたがらないので、ジャック一人でティーカップへ。
えっらいこと廻してました。
ちょっと休憩、遊具のあるエリアへ。
ターザンロープで「あ~ああ~」のジャック。
ジャックの好きな、チェーンで吊るされたブランコがぐるぐる廻るやつ。
ジョーイ、不安な面持ちながらも初挑戦。「ほんとに乗るの?大丈夫?」
「乗る。」
廻り始めたら、やっぱり耳を押さえて雄叫び。
「あ~あ~あ~!」
やっぱ、怖かったか・・・。
ブランコが停止して、「もういっかい乗る~」というジャック。
それを聞いたジョーイも「もう一回」。
え?本当に?
・・・で3回もアンコールしました。
でも毎回耳を押さえて「あああああ~」だった。
コワイんか、スキなんか、はっきりせい。
おやつにポップコーンを買いました。
はい、チーズ。
ほっとしたところで、もう一枚。
ぎゃはは~!ジョーイ、口に詰め込みすぎ。
ゴーカートで、念願の黄色い車にも乗ったし、よかったね、ジョーイ。
ミネソタ、すでに朝晩寒くてジャケット必須です。
雪が降る前に外を楽しんでおかねば。
わ~い、わ~い、おかげさまで1位に再浮上!!
ありがとう!ありがとう!その1票にありがとう!
双子のエキナセア
- 2008/09/06(土) 16:25:24
魔女メグさんのブログでもかなり前に登場したエキナセア。
正式名称はムラサキバレンギクというそうだ。
免疫力を高めるハーブと言われ、サプリでもおなじみの、ピンクの花です。
日本から2ヶ月遅れで、ミネソタの怪人ちの前庭で最盛です。
去年苗を買ってきて植えてたのが、今年は自然に芽を出し花をつけました。
でも、まてよ。
なんか、ヘンなのがあるなあ。
一本の茎に花二つ。
所謂・・・シャム双生児ってやつですか。
え?ナニ?ハムソーセージ??
すみませんすみませんこんなオヤジギャグをすみません
どうしても言わずに入られない関西の血をすみません
あああゴミ投げないで~
それも、2本あったのだ。茎が2本で花4輪。
放射能かなんか出とるんか、ウチの庭。
花屋とかじゃ、売れないんだろうなあ、こういう奇形種。
商品価値ないって、捨てられちゃうのかな。
人と違っても、えーやんか!の怪人ちだから、ウチで伸び伸び咲いとくれ。
↓ほんでもって、押しとくれ。
「双子のエキナセアは免疫力も倍増!」とかデマ流したら、怪しい仙人とか買いに来そうだな。
蟲師とか・・・。
ジャックは贈り物
- 2008/09/05(金) 19:52:44
いや~、
昨日の記事の、いつになくデカイ反響にびっくりしております。
「ジャック!エライね!」
「ジャック!すごいね!」
「ジャック!いい子だね~!」
あんまりべた褒めされると、親としては「いや~、そんなことあらへんねん・・・」と謙遜したくなる。
でも、本当に、いい子ですよ。
ケンカもするし、悪いことしてジョーイに濡れ衣を着せたりするし(すぐばれるけど)、ジョーイに向かって親分口調で命令するし、完璧に兄弟の立場逆転してるけど、とどのつまり、ジョーイのこと大好き。ジョーイもジャックには絶大な信頼を寄せているようで。
絶妙のコンビです。
公園で、ジョーイのケットカーを押してあげるジャック。
写真では分かりづらいけど、上り坂なんだ。
ジャックは、ワタシにとっては、天からの贈り物。
(もちろんジョーイもそうだけど。)
ジャックを妊娠したのはジョーイがまだ10ヶ月だったとき。
自閉症なんて疑いもしていなかった頃だ。
コドモは最低二人欲しいと思ってはいたけれど、まだまだ二人目は考えてもいないときに、
ぽ ん !
「アラできちゃった」
とお腹に宿った子だった。
結果として、ジャックはジョーイに自閉症の診断が降りる5ヶ月前に生まれた。
もし、ジョーイが自閉症と判明する前に二人目が出来てなかったら、「もう一人産もう」という気になったかどうか、怪しいもんだ。
そう考えると、やっぱりジャックは天からの贈り物なんだなあ・・・と。
↑「も一人産んどけ」 「はあ~?」↑
ジャックも自閉症だったら・・・という不安は3歳くらいで消え、健常に育っているジャックを見るたびに、「ジョーイが自閉症なのは、ワタシの育て方が悪かったせいじゃないんだ」と元気付けられる気がした。
ジャックと一緒に育っているおかげで、ジョーイも人との関わりあい方が、少し分かってきたような気がする。ただでさえ難しい、自閉症児にはさらに難易度の高い、「交代で」「順番で」「分け合って」なんてこと、ジャックがいなかったら習得できたかどうか。(今でもあんまり出来てないけど。)
不出来なワタシはジャックに毎日救われている。
ジャック、これからもよろしくたのんます。
ああそのムチムチほっぺをすくってトーストにつけて食べたい・・・。
このバカ親に一票。
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就学:苦渋の選択
- 2008/09/04(木) 19:26:25
長い長い長~・・・・・・・い夏休みが終わって、学校が始まりました。
ジョーイは小学校2年生。
ジョーイは中~重度の自閉症児が集まるクラスで学んでいるので、本来通うはずだった近所の小学校ではなく、家から10キロほど離れた小学校に通っている。障害児学級なのでスクールバスが玄関の前まで迎えに来てくれて、片道約20~30分かけて送り迎えしてくれる。
バスを待つジョーイ。
早くも朝は肌寒くてジャケット必須。
ジャックは今年から幼稚園。
アメリカで幼稚園(キンダーガーデン)は義務教育の1年目。教室も小学校の中にあるし、ジャックのクラスは全日制だ。
ちょっとここで回想録。遠い目をしてお付き合いくださいませ。
半年ほど前、ジャックの就学先を決めるに当たっては、ジョーイと同じ学校に行かせるべきか、それとも本来行くべきの近所の学校に行かせるべきか、かなり迷った。
ワタシの中で、兄弟二人が別々の小学校に行く日が来るなんて、想像してもいなかったシチュエーションを考慮しなければならなくなった。
やっぱ、親のキモチとしては、二人一緒に同じ学校に通って欲しい。
駄 菓 子 菓 子 !
ジャックをジョーイと一緒の学校に行かせるとなると、本来行くべきの学校とは異なるので別途の申し込みが必要になる。また、障害児でもないのに境界線を越えてスクールバスをよこしてはくれないから、車で送り迎えすることになる。折角ジョーイのバスが家の前まで来てくれるんだから、一緒に乗せてくれないか・・・なんて、甘い甘い。保障が~予算が~付き人の限界が~なんだ~かんだ~って言われて、そんな柔軟な対応はして貰えない。
それよりも、ジャックをジョーイと同じガッコに行かせたら、「お兄ちゃんをよろしくね」とジャックに目付け役の負担を負わせるような気がする。実際そんなことを言いはしないが、ジャックは自分の役目だと感じるだろう。もし将来ジョーイがいじめられたら、2学年も下のジャックがジョーイを庇わなければいけないってのも不公平だし無理があるし、ジョーイの障害のせいでジャックがいじめられたらという心配もある。そんな学校じゃなければいいが・・・と願うが、子供って時に残酷だから、ないとは言い切れないしな。
ジャックに聞いてみた。
「ジャック、ジョーイと同じ学校に行きたい?それとも、近所の子達と一緒に近くの学校に行きたい?」
ジャックはしばらくう~んと考えてこう答えた。
「ボク、ジョーイと同じ学校に行って、ジョーイと一緒にトイレに行って、ジョーイのお手伝いするよ。

(ジョーイは未だにパンツやズボンをあげるのが下手で常に半ケツ状態なので、しかもトイレを流し忘れたり手を洗い忘れたりするので、誰かが一緒に行ってチェックしてあげないといけないのだ。)
ぐ は あ っ !

ジャックの答えに、頭を植木鉢でかち割られたようなショックを受けた。
想定内の答えだったのに、ショックを受けた自分がまたショックだった。
ジャックには「ふ~ん」と答えておいて、後で隠れて泣いた。

やっぱり、「ジョーイはボクが世話しないとダメ」だと思っているんだ。
たかが5歳のコドモが。
5歳だよ、5歳!
ぐおおおぉぉぉ~すあぁぁぁ~いいいぃぃぃ~!

そして、ダンナと話し合った結果、ジャックは近くの小学校に通わせることにした。
ジャックに聞いておいて、ジャックの答えと矛盾する決断をしたわけだが。
ジャックの痛いほど優しい答えが導き出した結論でもあったのだ。
普段から自閉症のジョーイに振り回される怪人家族。
将来私とダンナがいなくなってからは、ジョーイの事は必然的にジャックにのしかかるのだ。
学校生活くらい、ジョーイの障害に振り回されることなく、ジャックには楽しんで欲しい。
あれから半年。
未だにこの決断が良かったのか悪かったのか自信が持てないまま、今朝、二人を別々のバスに乗せて見送った。一人は、東へ。もう一人は、西へ。
(同時に校医から「来てくれ!」って電話があったらどうすべ~?


バスに乗り込むジョーイ。

行ってらっしゃ~い。

午後、別々のバスに乗って、二人元気に帰ってきた。
二人とも笑顔でバスを降りてきた。
いいじゃないか。

至らない親が足らないアタマで、考えて考えて迷って迷った挙句、ひねり出した決断に振り回されても、二人とも元気で優しい子に育ってる。
救われた。ほっとした。
そして、こんな風に思った。
実は、育てられているのは、ワタシの方なのかもしれない・・・

優しいアナタの一票にありがとう。


いいじゃないか。
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- 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) -
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さすらいのジョーイ
- 2008/09/03(水) 19:54:21
もともと注意欠損気味なくせに、興味のあるものには熱中する我が家の自閉症児、ジョーイ。
ミネソタ子供博物館で迷子になったのを皮切りに、最近はよくさすらうようになり、ワタシとしてはチビ二人を連れて外に出るのがコワイ。
どっちか一人ならどってことないが、ジャックとジョーイを一緒にワタシ一人でつれて出るのは大変だ。
なぜならこの兄弟は「静:動」の天秤の両極端にいるのだ。
ジョーイは、走らん。
ジャックは、歩かん。 しかも二人同時に正反対の方向にあるものに注意を惹かれること多し。
そのくせ注意欠損なところは一致する辺りが憎らしい。
先日も、ジョーイとジャック二人連れて、ジャックの幼稚園の説明会に赴いたときのこと。
ジャックの教室で二人が遊んでいる間、ワタシは先生と談笑すること、ほんの1~2分。
ふと見ると、ジョーイがいない。
ジャックに、教室から出ないように言い聞かせて、ワタシは学校の廊下を走りながらジョーイを探した。
いない。
いない。
ココにもいない。
男子トイレにまで入って確かめたがいない。
もしかしたら、教室に帰っているかもと思って戻っても、やっぱりいない。
そんな時、ジャックが窓から外を見て叫んだ。
「マミー!ジョーイあそこ!」
なんとジョーイはいつの間にか外に出て、学校の駐車場を突っ切って、車がびゅんびゅん行き来する大きな道路に出んとしていたのである。
「@#$%^&*~!!」
自分でも「なんじゃそりゃ」とツッコみたくなるような、意味不明の音を発しながら、走ってジョーイに追いついてタックル、捕獲!
「黙って出て行っちゃだめでしょおぉぉ~!」
まっつあおになって涙目で唾を飛ばして怒鳴ったが、自分がどのくらい危険なことをしているのか、どこまで理解しているか分かったもんではない。
おおコワ。
さすらいのジョーイに叱咤の一票をお願いします。
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魚の裏側
- 2008/09/02(火) 19:20:45
夏休みもほぼ終わりに差し掛かり、子供を連れ出すにも行き先の選択肢が底をついてきた8月28日。晴れたら近くの公園へと思っていたが、前の日の晩からずーっと雨。
で、米国最大の屋内ショッピングモールの地下にある、Underwater Adventure World という水族館に行ってきました。水槽の中にトンネルがあって、魚が頭上を泳ぐのを下から見ることができます。
まずは、ミネソタの自然を展示したコーナー。
ミネソタの野生動物の剥製などが展示されている。
オオツノシカ。
アライグマ。
他にも、ビーバーとかキツネとかいました。
ああっ、クマだ!クマがいるよ!
「え?どこ?」
鯉もおりました。
最近、野生の鯉がミシシッピ川を北上してミネソタに迫ってきているんだって。
生態系に影響を及ぼすから、州は鯉の北上を食い止める策を練っているそうです。
さあ、水中トンネルに突入だ!
ベルトコンベアのような「動く歩道」に乗って、ゆっくりと観覧。
フラッシュが反射して、ちょっと見えにくいですが、ノコギリザメ。
ゆうに3メートルはある。大きくてコワイんだけど・・・下から見ると・・・
妖怪ぬりかべ!?
・・・というよりは、一反木綿!?
サメもいっぱいいます。
ここで一番大きなサメのジェシーは、2003年に同じ水槽の別のサメを食べようとしたそうで、何と全国ネットのニュースでも報道されました。
そんなニュースに成る程珍しいことなんかなあ。
自然の世界では日常茶飯事だろうけど。
水族館で起こった出来事だとしても、想定内ではないのだろうか。
ネコザメの裏側。
エイの裏側。
なんだか笑顔みたいでプリチー。
タコの・・・裏側っていうんだっけ、これは。(右上にイソギンチャクの裏側も。)
なんか、魚介類の裏側ばっかり見て、ヘンなかんじ。
魚の別の一面を見た気分です。
(↑まんまやがな。)
最後にチビどもの記念写真を撮ろうと思ったら、なかなかジョーイがカメラを見てくれなくて。(いつものことだけどね。)
ジョーイ、こっち向いてよ~って言ったら、ジャックが
「ボクに任せて!」
ぐにっ!
「ハイ、撮って!!」
どうもありがとう。
↓ハイ、押して!
どうもありがとう。
GOP と反戦デモ
- 2008/09/01(月) 15:01:45
カリフォルニアからミネソタに帰ってきて、チビどもと日がな一日一緒の夏休みも何とか切り抜け、もうすぐ新学期が始まるゾというミネソタからお送りします。
8月31日。
セントポールにあるScience Museum of Minnesota(科学博物館)のメンバーシップがこの日切れるので、最後に一度行こうということになった。
ところが、この博物館の周りの道が通行止めになっていて、パトカーや警察官がうようよ・・・じゃないうろうろしていた。
実はセントポールでは火曜日9月2日から、GOP Convention(共和党大会)が行われるので、テロなどに対する警備が非常に厳しくなっているのである。GOPとは共和党(Republican)の別名でGrand Old Party(偉大なる古き党)の略だ。現与党の共和党は、民主党の元気一杯で人気絶頂のオバマ候補に押され気味だ。
だが共和党大会が始まると、セントポールは共和党一色になる。
そんなセントポールで反戦デモに出くわした。
星条旗の星の部分が平和のマークになった旗を持っているおじさんを先頭に・・・
Veterans For Peace(平和を祈る退役軍人)と書かれた横断幕の前で・・・
ワタシが写真を撮っているのを見て、何かの紙を「撮れ!」とばかりに差し出すおじさん。
その手に握られている紙に貼ってあるのは・・・
戦争で傷ついた子供の写真だ。
こちらはハロウィンでかぶるような死人のマスクをかぶって・・・
こちらの紙には、戦死した兵士の写真が。
このおじさんは、死神の格好をして、逆さになった星条旗を振る。
4150と書いた看板を持っている。
「4150って、なんですか」と聞いたら、
「イラクでブッシュに殺された兵士の数だ("Number of soldiers murdered by Bush in Iraq.")」という。
"Torture destroys us all!"(拷問は私達皆を破滅させる)と書いた横断幕を持った、死刑囚の格好をしたデモ隊が。
ハンドバッグさげてる人もいますが・・・
キューバにあるアメリカ軍事基地、グアンタナモにおける囚人への拷問が問題になっているのだ。
写真には収められなかったが、「ブッシュを逮捕しろ」とか、「戦争は答えではない」とか、「兵士を撤退させろ」とか、色々な反戦のメッセージを旗やカードにして、ただ静かに行進したデモ隊はざっと200人。
共和党が大会を開く2日前に。だからこそ意味のあるデモなんだろう。
表現の自由が保障されているアメリカでは、こういうデモには警察のエスコートがつく。(もちろんちゃんと事前に「この日ここでこういう主旨のデモをする」という届出をしないとダメ。)デモ隊が攻撃的になったり羽目を外したりしないように、そして観衆から暴力を受けたりしないように、見張っているわけである。コレに対し、届出のないデモや座り込みは、時に警察との衝突、タイホという展開になったりする。
ホント、ブッシュはこの8年でアメリカをガタガタにしてくれました。
景気は悪いわ石油は高いわドルは安いわ失業率は高いわ。
国債もスゴイ額だ。どうやって返すんだ。
とんでもない外交で世界中から嫌われてるし。
ちなみにワタシはオバマ支持です。(選挙権ないけど。)
ミネソタに帰ってきたとたん、珍しく真面目な記事になりました。
結局科学博物館にはたどり着けず、また子供博物館に行く羽目になった怪人一家。
平和が一番!反戦のポチをお願いします。
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