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祝・結婚10周年記念
- 2008/08/31(日) 19:03:08
今日の記事・・・長いですよ。
二つに分けようかと思ったけど、最近「つづく」ばかりなので、ひとつにしました。
途中、トイレ休憩とかないので、あしからず。
写真が多いから、内容薄だけど。
カリフォルニア滞在中に、10年目の結婚記念日を迎えました。

8月15日といえば、日本では盆で終戦記念日で、みんな灯篭流したり黙祷したりしているのだが、ワタシとダンナはよりにもよってこの日に教会の鐘をならしちゃったのであった。

あれから10年。
早い!

子供が出来てからは特に、
一日はめっちゃ長いのに、一年は矢の如く過ぎる。

トシとるはずだよ。

そんなわけで、サンフランシスコから帰ってきたその日の夜、チビどもが寝た後、夜9時ごろ、ダンナと二人遅いディナーに繰り出しました。

ミシェル宅からほんの5分の場所にある、高級ステーキ店、ALEXANDER'S STEAKHOUSE。
「絶対思い出に残るディナーになる!」

エリックお墨付きのこのレストラン、日本人が経営していて、和牛を日本の牧場から直輸入しているとか。そして、日本食をフランス風にアレンジして出すユニークなお店なんだとか。

店に入るとイキナリ左手にずらりと並ぶ牛肉。部位は不明だが、巨大なブタの鼻に見える。

更にショーケースの中には、5種類の和牛が。
さて、店の奥のテーブルに通され、いかにも高級~!って雰囲気の中、ナニを頼んでいいか分からないので「お任せコース」ってのをオーダーしました。
最初に出てきたのは、コレ。

ウエイターさんがいちいち説明してくれるのだが、
「ほにゃららのほにゃららほにゃららでございます」
↑専門用語が多くてこうとしか聞こえない。

ハマグリの上に小さく刻んだマグロと松の実をあえたものが乗っていて、さらにその上に海草サラダ、しょっぱい泡(Sea Foamというらしい)が乗っている。
思わず醤油を探すが、そんなものはついてこない。なるほど、このまま食べるのか。
ふむふむ。結構いけます。フォークで2口で終わったが。
次に出てきたのはパンの盛り合わせ。

浅葱を振った無塩バターと、粗塩がついてくる。
平べったいのはインド風フラットブレッド。パリパリしていておいしいんだけど、クミンなどのスパイスがきつすぎてワタシあまりたくさんは食べられない。普通のパンにしときます。
さらに、ガスパッチョ。

ガスパッチョといえば、スペイン風冷製スープ。
味は・・・、液体キュウリの塩漬け以外の何モノでもない。
いや、おいしいんだよ。おいしいんだけど、何か物足りない。
「和と洋と仏の絶妙なフュージョン!」を期待していた舌には、なんだか・・・


「ほにゃららのほにゃふにゃ、ほにゃほにゃ添えでございます。」
香草入りビスケットの上に生牡蠣とキャビア、そして別スプーンにサワークリームがついてきた。
怪人牡蠣が食べられないので、牡蠣以外のものを頂きました。
キャビアを食べたのは人生で2度目だ。
う~~~ん・・・。まずくはないが・・・。

キャビアは、食べなれた人にはたまらないおいしさなんだろうけど・・・。
ワタシのように粗食になれた人間には、子持ちシシャモの方が好みかも。
ウニやイクラもおいしいと思ったことないし。
次は、これ。

サラダ風お造り。
ナゾの白身魚の薄切り刺身がくるくるっと巻かれて、桃の角切りと一緒にビーツ(赤カブ)のソースの上に乗ってくる。薄緑色のちょんちょんちょんはワサビ。

やっぱり本能的に目が醤油を探してしまう。
和食だと思うからいけないんだ。
フランス料理だと思って食べないと。
ん~。良く分からん味だ・・・。

ここで、お口直しのジュレ。

下は柑橘系の果物のゼリー、上はマンゴーソースです。
これが一番おいしかったような・・・ごにょごにょ。
次に登場したのは、「ほにゃららの・・・」
もうえーっちゅうねん


下は豚肉と香草のパテ、そしてDeviled Egg(黄身に味をつけたゆで卵)。その上に春野菜とバゲットの薄切りが。
マスタードや山椒の漬物もついてきたけど、なんかイマイチの味でした。
このへんで、モーレツにお茶漬けが食べたくなった。

でも、次のコレはおいしかった。

ミックス野菜のバターソースにホタテのグリル焼き。その上に鶉卵の目玉焼き。隣の緑のものはアボガドのムース。
ちなみにこの写真、ほぼ原寸大。(爆)
ここでまたお口直し。

カシスのシャーベットに、ブルーベリーの半切りと、ドライフルーツをうすく伸ばしたようなのがついてきます。見た目がビーフジャーキーみたいなんで、一瞬ビビりました。

キノコのリゾットの上に鴨のテリーヌ。
うん、これはおいしい。
それにしても、このサイズ。

フランス料理なんだねえ・・・。
(ちなみに、この写真の日付8月16日になってますが、これは夜遅い食事になったおかげで、ミネソタ時間に合わせていたデジカメが翌日の日付になってしまったようです。)
若い頃はこういうハイソなお食事にあこがれて、味なんかそっちのけで雰囲気を楽しんだものだったけど、やっぱトシなのね。中年のいいオバハンになると、「何を回りくどいことしとんね~ん!


いかんいかんいかんいかん。

ついにメインの料理らしいです。

オーストラリア和牛のステーキ。(和牛をオーストラリアに持っていって、日本と同じ方法で育てているんだとか。)その上にエビのマヨネーズ焼きがついてきました。下には、キムチ風味のソース。
キムチソースは余計やねん・・・と思いつつも、これはおいしかった。
ちまちまと少しずつ出てくる料理もこんだけ続くとお腹が一杯で・・・
もうはいりませ~ん。


でもデザートは別バラ~。

チョコケーキ、アボガドのムース、ベッコウ飴、ホィップクリームにくるみ、そして金粉。
おしゃれだね~。と一口チョコケーキを食べると・・・辛い。

唐辛子入りのチョコムース!なぜ!どうして!唐辛子など入れるのだよオイ!
チョコは甘くなきゃチョコじゃねえだろおおおおおっ!

そんなわけで、値段の割にはちょっとイマイチだった結婚10周年記念ディナー。

エリックさん、アンタは正しかったよ。
確かに、「一生の思い出に残るディナー」ではあったよ。

ダンナ、これからもよろしくね。
次の豪華ディナーは結婚20周年かな?
怪人の腹を押すとディナーが逆流します。
↓代わりにこっち押してってください。


ジョーイに対するいとこ達の反応
- 2008/08/30(土) 19:54:59
あれ~??動画が見られない!
と思った方々、本当にすいません。セッティング間違ってました。
多分もう見られると思いますのでもう一回試して見てください。
カリフォルニア在住のダンナの妹さんたちは、お互いスープの冷めない距離に住んでいて、いとこ達(クリストファー、コリン、エミリー)も仲がいい。
そこへ突然ミネソタから、滅多に会わないいとこのジョーイとジャックが訪ねてきたわけで。
ジャックは誰とでもすぐにお友達になれるし、ひょうきんなのでどこに行っても人気者だ。
イトコたちともすぐに意気投合して遊んでいた。
ところがジョーイは、予想通り輪に入りたがらない。
自閉症街道まっしぐら~で、一人興味のあるものを見つけてはまっては萌える・・・

そんなジョーイに対するいとこ達の反応は如何なものか。
<エミリー(もうすぐ2歳)の場合>
エミリーはまだ2歳前という、遠慮も外交も知らないトシなので、ジョーイが一人で居たいのもお構いナシに突進して行く。
こういうタイプの人が苦手なジョーイは、エミリーを即「要注意人物」の部類に入れてしまったらしく、ナチュラル・ディスタンス(注)を保っている。(注:野生動物などがお互いに不可侵と認めた距離。コレを超えると攻撃してきます。)
某日、某モールで、追いかけっこしあって遊ぶジャックとエミリー。
ジャックがジョーイを盾にとってエミリーをブロックしようとするとジョーイ雄叫び。
そんで、ジョーイが避難した後ジャックが逃げ、エミリーが追いかけるが、いつのまにかジャックが追いかける側に廻ってるっちゅー・・・。
でも、キライなわけではないんだよ。

隣に座っておとなしく遊ぶことはできます。

数日経つと双方慣れたし。
<クリストファー(もうすぐ9歳)とコリン(もうすぐ7歳)の場合>
クリストファーとコリンは、自閉症という診断名は知らなくても、「ジョーイは何か違う」

ある日クリストファー、コリン、ジョーイ、ジャックの4人でボウリング場に行った。結果は、ジャックがまぐれでストライクを決めて1位、年長のクリストファーは4人の中では一番狙いが良くて2位、ジョーイはダンナが手伝ったのでかろうじて3位。最下位になったコリンは帰りの車の中でブーたれていた。
「頭がおかしいジョーイにまで負けたなんて。」

この一言に、同乗していた大人たちは凍りついた。

ワタシも一瞬大ショックだったけど、考えてみれば、この年頃の子供がジョーイを見て思うのはこういうことなんだろう。
コリンもジョーイが自閉症という障害を持っていること、それがどういうことなのか分かっていないのだから仕方ない。
こういうとき、親としてはどう対応したらいいのだろう?
怒る人もいれば、気を悪くする人もいるだろう。
作り笑いをしてごまかし、後で悶々と悩んだり泣いたりする人もいるだろう。
ワタシも昔はそうだった。
でも、今の怪人の反応は、「チャ~ンス!」

「自閉症というものがどういうものか、理解してもらういい機会だ

あのね、コリン、ジョーイの頭は悪くないんだよ。ただ、ちょっと配線間違いを起こしているの。
「配線間違い?」
たとえば、コリンがいつも見ているあのテレビあるよね?その横に、DVDプレーヤーとか、Wiiとか、PS2とかおいてあるよね。でも、テレビに配線しないと映画も観られないしゲームもできないでしょ?ちゃんと正しく接続して初めてうまくいくんだよね。
「うん」
人間の脳の中にも、神経っていう配線がそりゃもうたくさんされているの。でも、ジョーイのワイヤーはところどころ間違って接続されてしまって、脳の中でうまく情報が伝わらないの。だから上手く話せなかったり、話しかけても理解できなかったりするの。コリンには普通に出来ることが、ジョーイには出来ないんだよ。
「ふーん」
DVDプレーヤーをテレビに接続して映画を見ようとしても、間違って接続したら見られないよね。そしたら一度引っこ抜いて正しく配線しなおせばいいけど、ジョーイの場合、頭の中のことだから出来ないんだよ。
「お医者様でも治せないの?」
うん、お医者様もね、人間の頭の中の配線はどうなっているかまだ分かってないの。
だから、ジョーイは多分一生、頭の配線がごっちゃになったまま。
でも、ジョーイなりに一生懸命頑張ってるから、頭がおかしいなんて思わないで、応援してあげてね。
「うん。」
6歳のコリンに分かりやすいようにたとえ話で説明したが、実はコリンやクリストファーを通して、両親のエリックとミシェルに訴えていたのでもある。
自閉症児に戸惑う子供には、こう説明すればいいのだと分かって欲しかったから。

ボーイズ4人で記念撮影。
クリストファー、コリン、ジャックが3人でWiiに夢中になっているときも、ジョーイはNintendo DSで一人で遊んでいた。
健常児をもつ親は、我が子に自閉症児のことをどう説明していいか分からないことが多いと思う。
公園で、レストランで、図書館で、自閉っぷりを発揮するジョーイに、子供たちは容赦ない視線を向けるが、その子の親たちは「しっ、見ちゃダメ」とか「可哀想な子だから、ガマンしなさい」とか、説明するより先に距離を置こうとする。
自閉症児の親にとっては、切ないことこの上ない。

少し離れたところで「あの子、何なんだろう?」と眉をひそめられるより、「おばちゃん、この子、どうしたの?」と聞かれるほうがよっぽどいい。自閉症児が爆発的に増え、犬も歩けば自閉症児に当たる昨今、我が子が自閉症児に会ったとき、親が適切な説明・対応をできることを切望して止まない。
偉そうな事を言っているが、怪人も機嫌の悪いときは言葉が足りなくなる。
サンフランシスコのフィッシャーマンズ・ワーフで、大勢の観光客に混じって交差点で赤信号待ちをしていたとき、ジョーイの「あ~あ~あ~!!」という雄叫びに「うるさいなあ!

"He's loud because he has autism. What's your excuse?"
「この子がうるさいのは自閉症だから。アナタの言い訳は?」
周りに大勢の人がいたため、オッサンは事を荒立てずに、むすっとして去っていったが、ワタシも言葉が足りなかったとちと反省する。
ホンネでは、ちょっとすっきりしたけどね。

健常に育ついとこ達を見て、嬉しいような羨ましいような。
未熟な怪人に叱咤のポチ、たのんます!


テーマ:
- 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) -
ジャンル:
- 育児
サンフランシスコへ
- 2008/08/29(金) 19:56:35
8月15日、金曜日。
サンフランシスコに足を伸ばしました。
義妹の家のあるサンノゼからは、車で北へ1時間ほど。
義妹、えーとこ住んどるわ、ホンマ。
まずはダウンタウンのジャパンタウンでお食事。
ジャパンタウンだというのに、韓国語の看板がたくさん出ていて驚きました。
その後、ゴールデンゲートブリッジを見に行こう!・・・と思ったらスゴイ霧。
じゃじゃ~ん!
ゴールデンゲートブリッジです!
(え?どこ?どこ??)
ココロの目で見ればなんとなく見えて・・・こんかい?
ジャックも見たいというのでダンナが抱っこして行ったが、霧で何にも見えなかったそうだ。
「雲の上にいるみたいだったよ」
その後、ゴールデンゲートブリッジの近くにある、Exploratriumという、科学博物館へ行った。いろんな科学・物理・自然現象などを、身をもって体験できるところである。
入場料は少し高いんだけど、ミネソタ科学博物館の会員証を見せたら、無料になった。
う~れ~し~。
(以下の2写真はネットから拝借しました。)
左の写真は、水の渦を横から見たもの。鳴門の渦も断面図は(?)こんなんかな。
右の写真は、子供たちが床から立ち上ってくる煙の周りを一方方向にぐるぐる歩くと、竜巻状になるという実験。(子供たちは・・・どこだ?)
ジャックも混ざろうかと思ったけど、皆ぐるぐる廻ってるので上手く入り込めない。
ジョーイは相変わらずシャボン玉がスキだ。
これは、橋などの一部に動きを与えるとどのように波動が伝わるかという実験。
1940年、Tacoma Narrow(タコマ橋)が完成からわずか4ヶ月で崩落したのも、強風で橋がこんな風に揺れたからだ。
(↑タコマ橋崩壊の貴重な映像)
ジャックは、青いラメいり液体の入ったガラスのボールを使って、ボールをまわしても中の液体はすぐには廻らず、液体も廻りだしたところでボールを止めても中の液体は廻り続けるという、慣性の法則の実験。
ジョーイは自分の声が反響して戻ってくる、「エコー・チューブ」なるものでご満悦。
「ハロー」 「ロー」「ロー」「ロー」・・・
これが楽しいらしく、
「うきゃあっ」 「きゃあっ」「きゃあっ」「きゃあっ」・・・
2時間くらいたっぷり遊んで退却し、今度はフィッシャーマンズ・ワーフに行った。
途中で、蝋人形の館の側を通って、有名人と記念撮影することに。
アンジェリーナ・ジョリーとブラピ。
「ワタシを養子にしてえええええっ」
インディー・ジョーンズと。(英語では「インディアナ・ジョーンズ」。)
ジャックは今年のハロウィンに、インディアナ・ジョーンズになりたいそうだ。
目的地のピア39へ。おのぼりさんだからねえ。
アザラシたちが筏でごろごろ日向ぼっこしている。
このニオイをお伝えできないのが残念です。
ピア39にあるメリーゴーランド。ジョーイはValleyfair!に続き、2度目の挑戦です。
気がつくと、ジャックが手綱を首にかけていて慌てた。
ずっこけて落ちたら首吊り?
落ちなかったから良かったけど。
サンフランシスコ、皆長袖着ていてびっくりしたよ。
そりゃ汗かくほど暑くはなかったけど、私たちにとっては涼しくて丁度いい気候だった。
いつの間にか肌がミネソタの気候に慣れている・・・のでしょうか。
さようなら、サンフランシスコ。
子供がもっと大きくなったら、また来るよ。
今度はアルカトラズにも行って見たいなあ。
サンタ・クルツへ
- 2008/08/28(木) 15:01:24
8月13日、水曜日。
なかなか起きてこないダンナをベッドから引き摺り下ろして、サンタクルツ(Santa Cruz)へと足を伸ばしました。(日本語では「サンタクルーズ」と呼ばれることが多いです。)
サンノゼから車で南へ小1時間。
サンタクルツのボードウォークといえば、今年100周年を迎える老舗の観光地。
海 だ ~ !
日本へ帰省したとき海は何度も見たけど、海岸へ行ったのはハワイ以来。ジャックは1歳、ジョーイは3歳の時のことで、覚えてはいないだろう。
ハワイでは、足の裏の感覚が過敏で、砂の上に立てなかったジョーイ。ビーチでの2時間、レンタルしたビート板の上に立って過ごした。
そのジョーイが、サンダルを脱ぎ捨てて海に向かってダッシュ!
「あの夕日に向かって~!」
ちょっと肌寒い日だったので、波打ち際の近くでストップ。
「泳ぐ~」とパンツを脱ぎそうになるジョーイを「やめれ~」と阻止。
何していいか解らず、でんぐり返りしそうになるジャックを「やめれ~」と阻止。
カモメの冷たい視線を感じぬか。
砂の上には、トラックのタイヤの跡、人の足跡に混ざって、カモメの足跡も。
ぺたぺたぺた。
海から見たボードウォーク。海岸沿いに細長く伸びる遊園地です。
チビどもが乗れるようなものがあまりないので、この「スカイグライダー」(写真左上)というヤツに乗ろうということになりました。
ワタシは実は高所恐怖症で、乗りたくなかったんだけど、「ほらほら、原人のおっちゃんも乗ってるよ」とダンナに言われて何故か乗ることになった。
微動だにしない(当たり前か)原人のおっちゃん。
なぜ原人でなくてはならないのかナゾだ。
ダンナはジョーイと、ワタシはジャックと乗ったのだけれど、怖い!
「ひいいいいい、高い~!怖い~!」
と騒ぐ四十路近い母に、5歳のジャックが言うことにゃ、
「大丈夫だよ、マミー。ボクがついてるから。」
嗚呼なんてカワイくて母親思いのマイ・スイート・ベイビー・・・
でもワタシが落ちそうになったらアンタがついてても何もならん!
(1枚目の海岸の写真はこの時撮りました・・・。でも、カメラ落としそうで、自分も落ちそうで、あとは必死に手すりにしがみついていた。)
スカイグライダーでボードウォークの反対側に降りると、100周年記念のイベントで、何故か中国雑技団が公演を行っていた。
このグラス・・・糊付けされてましたぜ。
若くてかっちょいいお兄ちゃんたちに、オバハン怪人は萌える。
キャ~!少年隊~! (←ここがオバハン)
大勢で自転車に乗るのって、定番だよなあ・・・。
中国に住んでいたら、役に立つ技かもなあ・・・。
またスカイグライダーに乗って反対側に戻ろうということになったが、私は断固搭乗拒否。
自閉症のジョーイは一緒に搭乗拒否だろうと思ったら、また乗りたいというのでびっくりした。
ほんの数ヶ月前まで、メリーゴーランドにも乗れなかった、あのジョーイが。
OTの賜物だねえ・・・。
「ばいば~い」
で、怪人一人歩いて行きました。
おや?天からお声が。
「ママ~、楽チンだよ~」
う る へ え
ダンナはこのサンタクルツをいたく気に入り、「老後はココで」と言い出した。
シリコンバレーよりまだ地価が高いらしいよ、ココ。
ダンナ、頑張ってお金貯めようね。
間違って中国に来たのかと。
- 2008/08/27(水) 18:35:09
シリコンバレーはアジア系の人口比率が高い。黒人さんは勿論、白人さんも少数派だ。
特に中国系の人たちが多く、町にも中国語があふれていて、一瞬
中国にきたんか?
と勘違いしそうになる。
義妹の家から車でほんの5分のところにある、Cupertino Villageというモールの看板。
もはや英語の表記、ナシ。
あれえ~?ここ・・・アメリカ・・・ですよね?
ここのバブルティーがおいしいというので末の妹さんについていきました。
どれにする?(クリックで拡大)
一応英語表記もしてあるけど、なまじ漢字を知っているだけに、どっちを読むか迷う。
漢字を知っていても、必ずしも意味が分かるわけではないんだけど。
オーダーをしてから出来上がって出てくるまでのあいだ、店内を見回すと・・・(クリックで拡大)
色んなお茶や中国の薬草などがずらりと並ぶ。
これは、台湾式の茶器セットだ。
アメリカにいるのに、中国にいる気分だ。
「Uh-oh(ありゃりゃ)」と言おうとしても、思わず「アイヤ~」と、話せもしないのに中国語がポロリと出たりする。
イヤミで言ってるんじゃなく。ふざけてるんじゃなく。
怪人、すっごく環境に感化されやすいのよ。
バブルティー出来ました。
下に沈んでいる黒い粒々は巨大なタピオカ。
これをねっちゃねっちゃと噛みながら飲むのが、病み付きになります。
この外にも、中華料理のレストランやらチャイニーズ・マーケットやら足ツボマッサージの店やらが林立し、道を歩いていても見かけるのはほとんど中国人。サンフランシスコのチャイナタウンも負けないくらい、チャイニーズが頑張っております。
日本のマーケットもあるんだけど、規模が違う、規模が。
ただね、日本のマーケットはやっぱり「お客様は神様です」的な、良心的サービスが生きてて嬉しい。
中国系の店(このお茶の店も然り)は、店員が威張ってて、「どっちが客やねーん!」と突っ込みたいくらいぶっきらぼうだ。
ちょっとくらい笑え!
減るもんやなし。
末の妹さん、ジョイスは、怪人をネイルサロンに連れて行ってくれました。
ネイルサロン初体験。要領が分からなくてもたもたしてたら、ベトナム系の店員さんに怒られた。
怒らんでもええやんか!ルーキーなんだから。
笑顔は人間関係の潤滑油。しかもタダだよ。
最近出てきた怪人の顔のしわも、「妊娠線」ならぬ「笑顔線」なのだよ。
クリックしてくれるたび、「笑顔線」が増えます。
わっはっはっはっは。ありがとう。
サンノゼ子供博物館
- 2008/08/26(火) 19:06:44
ナパの余韻も覚めやらぬ8月11日月曜日。
前日のナパがよほど退屈だったらしく、チビどもは不機嫌だ。
ならば今日は一日子供のために遣おうではないか。
と赴いたのが、サンノゼにあるChildren's Discovery Museum。要するに、以前紹介したミネソタ子供博物館みたいなものの、サンノゼ版だ。
1階には、消防車や救急車など、色んな乗り物(すべて実物)が展示されてあり、タイヤのついたものは何でも好きなジョーイが萌えました。
この古い馬車、本当に19世紀に走ってたらしい。
これは、2階にあったアンティークな車。ジョーイが気に入ってました。
「ぴたっごらっすいっち!」はもうお約束。
水遊びといえば子供の目の色が変わるのは、万国共通のようで。
なかなか充実の水遊びエリア。
以前はエプロンは絶対拒否だったジョーイも、最近はすんなり着るようになりました。
地下ではシャボン玉実験エリア。
「マミー、シャボン玉に虹がかかってるよ。」
ほほ~、キレイだね~
ジョーイと一緒に大きな風船作りに挑戦する怪人。
ナゼ怪人の吹いたところは、逆に怪人に向かって伸びるのか??
いや、吸ってないって。ホント。
この日ジョーイがはまったのが、ピザ作り。(もちニセモノですが。)
一生懸命具を選んで・・・
石釜に入れて焼くのだよ。
待っている間、怪人は同じ部屋の隅っこでやってた、Corn Husk Doll(とうもろこしの皮人形)に挑戦。
とうもろこしの実をつつむ皮を乾燥させたものを、水につけてしんなりさせて、人形にするのだ。
ははあ、成る程ね。
簡単じゃん。
こうやって・・・
こうやって・・・
こうやって・・・
あれ?
ド ン 。
ワ ラ 人 形 !?
どこで間違ったんかいな!
と怪人クビをかしげていると・・・
ジョーイがピザを持ってきた。
ド ン 。
食 え !
これって・・・すごくね?具が。すごくね?
さっきのワラ人形とあわせると・・・
ド ン 。
呪いのピザ!
「それでも笑顔でお勘定。」
後から来たジャックも、お手製ピザをダディーにプレゼント。
うわ、まともじゃん。比較的まともで、食べられそうじゃん。
交換しない?
今ならお得に、ワラ人形もついてくるよ!
ド ン !
なんてバカなことをやってたら、結構時間も潰れたし、子供も満足したようなので。
帰ろうか。
「気をつけて帰れよ。」
へ、へ~い。
魔女メグさん、ワラ人形って、そのまま捨ててもえ~んですかいな?
呪われたくなかったら、ポチるのだ!(ウソですウソですでもポチッて下さい)
昔「オマエを呪ってやる」と橋脚に落書きしようとして、「オマエを祝ってやる」と書いた元ヤンキーのあなたもポチ。
ナパ・バレーでワインをたしなむ
- 2008/08/25(月) 18:28:54
前回に引き続き、ワインの町、ナパへ向かっております。
まず訪れたのは、HESS COLLECTIONというワイナリー。
このワイナリーのオーナー、かなりの芸術収集家でもあり、試飲できる建物の2~3階は美術館にもなっている。かなりシュールなぶっとびアートもあったのだが、館内は写真撮影禁止で残念。
(上の2写真はネットで見つけました。クリックで大きくなります。)
建物の前の庭にも、彫刻などが散在。
ジョーイ、蔦のアーチをくぐって散歩?
なんか、ひたすらぐるぐる廻ってましたが。
オトナは交代で試飲。(試飲してない班は子供たちの面倒見。)
20ドルで4種類味見できます。
かんぱ~い。
左から、怪人、ジョイス、エリック。
嗚呼・・・
リベンジ達成~!
旨さ100倍~!
(って、単に前回妊娠中で飲めなかっただけさ。)
更にもう一箇所、半額で試飲ができるというWilliam Hillというワイナリーに。
葡萄畑のすぐ側を通って
おいしいワインになるんだよ~
ここでも交代で試飲。
ダンナ、怪人、エリック。
両手に・・・花?
チビどもが座ってる窓枠の向こうには、今まさに醸造されているワインの樽が。
クリストファー、エミリー、ジャック、コリン。
子供がうるさいので追い出されました。(←マジです)
そこでイヤミに記念撮影。
カメラを構えるのはエリック。
あとは全員でチーズ!のはずが・・・
あれ~??ジャックはどこ~?
確かにいたはずなのですが。
あっ、いた!
疲れてしゃがみこんだらしく、かろうじて頭のてっぺんが写ルンです。(古っ。)
左から、クリストファー、ミシェル、コリン、義母、ジャックの頭、ジョイス、怪人、ジョーイ、ダンナ、マイケル、エミリー。
そんなこんなでナパで1日過ごしました。
オトナたちは楽しんだけど・・・
子供たちは退屈で腐りかけてました。
す、すまん。
つまらな~いそのキモチ。
参加したいのに出来ない無気力そのキモチ。
仕方がないからただついていく影のようなそのキモチ。
怪人にはよ~~~~~~~っく分かる。
8年前、ワタシもそうだったから。
明日はどこか、子供が楽しめるところに行こう。
リベンジ達成で(無料じゃなかったけど)ご満悦の怪人に「よかったね」のポチよろしく!
ナパ・バレーでなぜかメキシカン
- 2008/08/24(日) 19:10:32
カリフォルニアといえば、ワイン好きの怪人には外せない場所がある。
そう、ナパ・バレーだ。
「何?ナッパ?ナッパの生産地??」by怪人母。
ち~が~い~ま~す~!
ナパ・バレーといえば、カリフォルニアワインの製造業者が一杯集まったワイン醸造の町。
ここには8年前1度だけ来た事があるが、よりにもよってその日、出発直前に妊娠が判明し、無料のワインの試飲を目の前に、一人さみしく水を飲んでいたというシャレにもならん哀しい思い出がある。
というわけで、今回のナパ・バレーは、怪人にとっては
リベンジ!
え?何?
何ですって?
・・・もう無料のワイン試飲がない?
数年前から無料のワイン試飲が廃止になったそうだ。
(ナパ付近での酔払い運転が増えて問題になったとかで。)
うりゃ~、責任者、出て来~い!
とココロのちゃぶ台をひっくり返すも哀しいばかり。
そんな怪人の心中を知ってか知らずか、姻族ご一行様ワゴン2台に分乗し、一路ナパ・バレーへ。
目的地が近づくにつれ、こういう景色が広がる。
丘の向こうまで続く、整然と植林された葡萄の木。
怪人単純なので、こういう景色を見ただけでウキウキしてくる。
ナパのダウンタウンの、Tourist Information Center(観光案内所)で、どこのワイナリーで割引試飲をやっているかという情報をもらってこようということになった。さすが、エリック・ミシェル・ジョイスのワイン大好きトリオはナパに通いなれている。
ところが、ダウンタウンの大通りが通行止めになっている。
何だと思ったら、なんだかラティーノなパレードが行われている。
メキシコの国旗を持ったオジサンが馬にのってカッポカッポ。
あからさまにメキシカンな音楽を奏でながら、パレードは続く。
メキシコ美人のセニョリータも、ソンブレロかぶってカッポカッポ。
セニョリータに続くのは、メキシカン・ギターをかき鳴らすアミーゴたち。
申し訳程度にアメリカの旗も持ってたりなんかして。
ナパのブドウ畑の景色でゆる~くハイになってた怪人のココロ、一気に血湧き肉踊り、「オーレ!」とバラをくわえて、アミーゴおぢさんたちの後をフラメンコでついていきたくなる
(そらスペインやっ。)
「・・・何やってんの・・・?」
はっ・・・!
徒歩で観光案内所に行って割引券などを貰ってきたミシェルに、怪しく萌えていたところを目撃されてしまった・・・。
ちょっとしぼんだ怪人を乗せて、ワゴンは某ワイナリーへと向かった。
つ・づ・く
最近よくつづくなあ・・・と思う方はこちらをポチリとな。
裏庭BBQ
- 2008/08/23(土) 16:37:25
カリフォルニアに着いた翌日の土曜日の夜は、義妹宅のあの果物一杯の裏庭でBBQ(バーベキュー)。
エリック特製のタレで漬け込んだお肉を
ぢゅ~ぢゅ~
BBQの鉄人、エリック。
家族姻族そろって総勢12名で裏庭のテーブルを囲みます。
お肉が柔らかくておいしかったのよ、これが。
左から、クリストファー(もうすぐ9)、エリック、コリン(もうすぐ7)、ミシェル。
ダンナには妹さんが二人おりまして、末の妹さん家族も一緒に食べました。
左から、マイケル、エミリーちゃん(もうすぐ2)、末の義妹のジョイス。
もうすぐ〇歳ってのが多いけど・・・この3人そろって9月生まれなんスわ。
ジョーイ、はまりましたぁ!
今回は、庭のデコレーションの、ちょうちょ。
「はらぺこあおむしは、きれいなちょうちょになりましたあ~」
お気に入りの絵本から復唱しながらぱたぱた。
後ろで団子になって遊んでるいとこ達を振り返りもせず、ちょうちょに夢中。
いいよいいよ、ムリして仲間に入んなくても。
ジョーイを除くイトコたちは、ボールで遊んでました。
エミリーちゃんの向こうに立ってるのは、義母。
ああ~おいしかったのだ。
やっぱグリルで焼きたてのお肉はおいしいね。
サンノゼは、サンフランシスコから車で1時間ほど南に下ったところで、昼間どんなに暑くても日が落ちると涼しく、湿気が低くて過ごしやすい。何より、ミネソタから来た身には、夕方に屋外にいても蚊に刺されないのが信じられない。ミネソタは冬はあんなに寒いのに、夏は結構湿気が高く(日本の比じゃないが)、夕暮れ時に裏庭に出ようモンなら、蚊どもが「ディナー!」と寄ってくるのだ。
ミネソタの州鳥:蚊!ってなジョークもあるほどで。
(ミネソタ:1万湖の地、そして1億の蚊の地)
それはさておき、今日は早めにおやすみなさい。
だって、明日は怪人待ちに待ったある所へ、遠出の予定だから。(ぐふふ)
「玄関を開けると、そこは豪邸だった」
- 2008/08/22(金) 19:38:30
8月8日、カリフォルニアはサンノゼ郊外に住む、ダンナの妹さん、ミシェル宅へお邪魔しました。
ベッドルーム5つ、ユニットバス4つ、来客用のトイレが1つ、リビング・ダイニング・キッチン・ファミリールーム、洗濯室に加え、車が3台停められるガレージという、地価の高いシリコンバレーにあるまじき広さの大豪邸。
「玄関を開けると、そこは豪邸だった。」by川端怪人。
総大理石張りの涼しい床に、ちょっとエスニックなアートがええカンジ。
右を見ると、2階に続く階段が。
その上に見えるのは簡易キッチン。電子レンジと小さな冷蔵庫、そしてシンクがあります。
左を見ると、リビング・ダイニング。
8人が座れるガラストップのダイニングテーブルと、来客をもてなすエリアには暖炉も。
こんな気候のいいカリフォルニアでも、暖炉ってあるんだ・・・。
暖炉必須のミネソタと違い、ここカリフォルニアでは、暖炉ってステータスシンボルらしいです。
ここん家、暖炉二つあるんだよ、オイ。
ミネソタの我が家でも1つだけなのに。
リビングの奥にはグランドピアノ。
ミシェルの旦那様、エリック(共にマレーシア出身)は、高校時代マレーシアの全国コンクールで優勝したほどのピアノの腕前。プロのピアニストとしても充分やっていけたのだけれど、エンジニアの道を選んで、なんとあのMIT(マサチューセッツ工科大学)で学び、シリコンバレーでバリバリ働いている。
ミシェルも、MITの近くの有名女子大学を卒業し、これまたシリコンバレーでバリバリ働いているから、こういう家にも住めるんだよな。いいなあ。
このお宅で、家と同じくらいびっくりしたのが、庭。
さすがに土地の少ないシリコンバレーでは、敷地ギリギリにまで家を建てているから、庭にそれほどの面積は取れないのだが、ささやかな庭は果物の木で賑やかだった。
高くそびえるレモンの木。
いーねえいーねえ。
雲ひとつない青空とのコントラストが目にしみるねえ。(と思ったらドライアイだった)
英語のことわざを思い出す。
"When life gives you lemons, make lemonade."
「人生がレモンをよこしたら、レモネードを作りなさい。」
苦境に立たされても、何とかしてプラスに変えなさいということね。
でも怪人に言わせれば、
ぬるいわ。
"When life gives you lemons, bring out tequila and salt!" by怪人。
「人生がレモンをよこしたら、テキーラと塩持ってこ~い!」
リンゴは9月ごろ収穫できるそうです。
幸水に似たアジアン・ペアーは収穫時。
枝が折れそうなほど、たわわに実ったプラム。
葉が多くて分かりづらいけど、本当にすずなりってカンジで。
ジョーイ、このプラムをもぐのにはまった。
自分でこれをバスルームに持って行って洗い、2~3箇所かじったり歯形をつけたりして、よだれべったりのを親によこす。
ド ン 。
「 食 え ! 」
もぎますもぎますジャックももぎまっせ。
ジャックは初めて食べた甘いプラムが気に入ったようで、もいでは洗って食べていた。
ミネソタでもこんな風に育ったらいいのにな。
寒い地方ではプラムは育たないかな。
例え育っても鹿とかアライグマとかに食べられちゃうかな。
裏庭のブルーベリー、ごっそり荒らされちゃったしな。
こちらは、たわわに実りすぎた実の重さに耐えられず、根元から折れちゃった洋ナシの木。
この洋ナシを愛でていたミシェルは大ショック。
「ああああああたしの洋ナシがあああああ~」
この後皆で、痛みの少ない洋ナシを拾って、スムージーにして飲みました。
ゴーカイに皮ごとミキサーにかけるから・・・ちょっと・・・飲みにくかったけど。
こんなお宅で10日間、カリフォルニアを満喫させていただきましたのよオホホ。
ジョーイがプラムをもいで2~3口かじって「食え!」とよこすのをやめないので、10個も食べてゲリピーになったアホな怪人にいたわりのポチたのんます。
コドモ博物館レポート(3)
- 2008/08/21(木) 18:04:09
引き続き、子供博物館レポート。
感動の最終回!(←ウソ)
この博物館では、常時展示しているOUR WORLD、EARTH WORLD、ROOFTOP ARTPARKなどの他に、期間限定で展示されるものがあり、そのうちのひとつが前回紹介した世界の童話。もうひとつが”Run! Jump! Fly! Adventures in Action”という、子供向けジムみたいなものでした。(9月14日までだって。)
目の前の大きなスクリーンに映る波にあわせてサーフィン。
のってけのってけのってけサーフィン
な~みにな~みにな~みにのれのれ
(いくつやねん、怪人・・・)
ジョーイはバランス感覚があまりよくないので、乗れても固まったまま。
「動いたら落ちちゃう。」
その後、ジョーイ脚の筋肉を鍛えるブランコに挑戦。
「・・・あんま面白くないなあ。」
ワタシもやってみたが、本当におもろーなかった。
このあとジョーイが迷子になりまして。
「ジョーイ!ジョーイ!?」
大声で叫んで廻っても、「はーい」などと返事するジョーイではない。
すぐ近くにいた博物館警備員を捕まえて、コドモが見当たらないと告げると、
「迷子?いくつ?」
「7歳です」
「じゃあアナウンスでフロントデスクに呼び出しましょう」
「いえ、うちの子7歳ですけど、障害があって精神的には2~3歳程度ですので、呼び出してもダメです。」
警備員さん慣れたモンで、すぐに迷子を捜す手配。
ジョーイの服装などを聞き出し、トランシーバーでメインデスクに連絡し、
「迷子のレポート、7歳、男子、アジア系、赤いシャツにモスグリーンのズボン。呼びかけには答えないので、メインデスクに居場所をレポートすること。」
これにより、博物館の出入り口は一時封鎖され、館内の従業員が全員ジョーイを探す。
ものの2分でジョーイは見つかり、あっさり御用・・・じゃない保護された。
「ジョーイ!勝手にママから離れちゃダメでしょ!」
と怒っても、
「でへへ」
自分が迷子になったことすら分かっていないジョーイ。
よくコイツを無くさず日本に帰れたもんだ・・・。
今更ながら、ちと無謀だった帰省を振り返って青ざめる。
ジョーイが保護されたのは、EARTH WORLDの上にあるロフト。
ちょうどオネエさんが子供たちにヘビを触らせていた。
せっかく来たので、ジャック、こわごわ触る。
「ん~、滑らか、マンダム。」
(いくつやねんってば、怪人!)
迷子騒ぎでどっと疲れて
か、帰ろう・・・
ってな運びになりました。
障害がどーのこーのと踏み込まず、適切な対応をしてくれた警備員さんへの拍手はこちらのクリックで。
コドモ博物館レポート(2)
- 2008/08/20(水) 18:22:17
前回に引き続き、まだコドモ博物館で遊んでます。
現在、世界の童話、期間限定展示中。(9月1日まで。)
今ジョーイのマイブームの本、ジャックと豆の木の展示。
豆の木に登るジョーイ。
反対側は滑り台だった。
下で、金貨を数えるジャック。
「一枚足りな~い。」
話がちがうで。
親指姫やシンデレラや美女と野獣や、色々展示してあったが、チビどもはジャックと豆の木にはまっていた。
ワタシがミョーに心惹かれたのは、こちら。
おおかみババア!?
中国版赤頭巾ちゃんだそうで、「ロンポーポー」と読むそうだ。
母親が3人の子供に留守を預けて遠くのおばあちゃんを訪ねている間、老婆に変装したオオカミが「ハーイ、私おばあちゃんよ」とやってきた。おかしいなと思いつつも家に入れた3人兄弟。その後「オオカミだ!」と気づいてオオカミ退治の作戦を練る。
「おばあちゃん、銀杏の実がおいしいよ。庭のイチョウの木に登りなよ。」
オオカミは木に登れない。そこで3人兄弟が木に登り、ロープをつけたかごを下ろし、オオカミにカゴに乗らせてロープを掴んで木から飛び降り、オオカミをのせたカゴが高く上がったところで手を離し、カゴもろとも落ちたオオカミは打ち所が悪くてあの世行き・・・というオチ。
はあ~、さいでっか。
ツッ込みたい箇所は多々あれど。
ワタシの目はオオカミより怖いこの3人兄弟に釘付け。
ひいいいいいいいいい
こわくね?この子供たち、超こわくね?
今晩うなされても責任もてませんのであしからず。クリックしたらうなされないよ。多分。
子供博物館レポート、もう一回続きまっせ。
コドモ博物館レポート(1)
- 2008/08/19(火) 18:33:23
ブログ時間を巻き戻し。
8月8日から17日までカリフォルニアの義妹宅に滞在してましたが、それもぶっ飛ばして巻き戻し。
8月5日まで巻き戻しました。
皆様も、8月上旬のキモチに戻ってお読みくだされ。
ああ8月。8月といえば夏休み。
ジョーイのサマープログラムもジャックの幼稚園準備クラスも終わり、日がな一日チビどもと一緒。
雨さえ降ってなければ外で遊べるから、冬休みや春休みよりはマシだけど・・・
だけど・・・
うぜえええええええっ! (ホンネが出たな。)
そんなわけで、毎日リュックしょってコドモを連れ出す怪人。
8月5日、ミネソタ子供博物館(Minnesota Children's Museum)に行きました。
セントポールのど真ん中にあるこの博物館。
本当に子供向けの展示物ばかりで、ダンナは退屈するから来館拒否。
「オレは子供博物館アレルギーだ」とかアホなことゆーて。
そんなダンナに気を遣いたくないから、ワタシも平日にチビどもと3人で来るのさ。
さて、最初にチビどもが向かったのが、OUR WORLD展示室。
スーパーや郵便局や病院やレストランなどがあり、子供たちが模倣を通して学べるって場所。
ここでは、コスプレもできます。
「ボク、ゆうびんやさん。」
後ろで封筒を持ちきれなくて落としているのはジャック。
ばらばらばら。あああああ。
ジャック、郵便配達にはまりました。
この部屋には、郵便受けが10ほどあり、それぞれ番号がついています。
郵便受けの番号とあて先の番号をあわせて、手紙を配達します。
一方で、ジョーイがはまったのが、コレ。
スーパーマーケットだ。
日本食も展示されてる。
ウチの台所より充実してるな。
カートを持って、買い物にゴー!
「今日のご飯は何にしようかな~」
「野菜は鮮度が大切なのさ。」
食わんくせに!食わんくせにいいいいい!
「レジに行ったら、こうやってベルトコンベアに乗せるんだ。
マミーがいつもやってるから、ボク知ってるんだ。」
「よいしょ、よいしょ。」
「はい、おしまい。じゃ~ね~」
金払わんのか??
ま、模倣だからもっては帰れないんだけど・・・。
お金払うマネくらいしなよ。
うちの子は二人ともツメが甘いのう。
(ジャックのツメが甘い話はこちら。)
この間、ジャックはずっと郵便配達に奔走。
ジャック、それ郵便屋さんのユニフォーム着てやんない?
「忙しいから、あとにして。」
ガーン。ふられました。
ジャックが遊んでくれないので、ジョーイにコスプレさせる怪人。
「ぼく、パイロット。共に行こうぞ、あの空の彼方へ。」
天井を見つめるその瞳がプリチー。
バカ親には、鼻血モンです。
この後向かった展示室には、恐怖が待ち受けていた・・・!?
つ・づ・く
ランキング落ちちゃった怪人に救いのポチを!
ただいま~、で盆祭り。
- 2008/08/18(月) 16:13:00
ただいまあ~
8月17日(日曜日)、9泊のカリフォルニア滞在を終えて帰ってきました、ミネソタへ。
この日は、セントポールのコモパークで年に一度の「盆祭り」(Japanese Lantern Festival)があり、バイト先のレストランが出店するので、手伝うことになってました。
朝カリフォルニア時間で4時に起き(ミネソタ時間では6時だからそう悪くもないが)、6時半サンノゼ空港を出発。飛行機の中で何とか寝ようとするのだが、割り当てられた席が悪かった。一番後ろの座席で、トイレの真ん前。うとうとしても誰かが水を流すたび
「しゅごおおおおおぉぉぉ!」
というあの爆音で飛び起き、余計疲れました。
最近の飛行機のトイレって、流すっていうより、「吸引」するんだよね・・・
あの吸引力、ハンパじゃないよね・・・
小さなブラックホールみたいだよね・・・
初めて見たとき、ビビって跳びのいて、後ろの壁で頭打ったんだよね・・・
アタシだけじゃないって誰か言って。
正午過ぎにミネアポリス空港に到着。レストランのボスが「時間がないから空港まで迎えに行く」というので、ダンナにチビどもと大荷物を任せて、ワタシは空港からコモパークに直行しました。
蒸し暑い天気の中、割り当てられたテントで出店の準備。
うりゃ、働け働け~
午後3時、開園。
いらっさいませ~
パン、ざるそば、飲み物などを売ります。
あちこちで色んな店がジャパニーズなアイテムを売っております。
センターステージでは、和太鼓や日本舞踊などのデモンストレーションが。
怪人、働きます。
「アンパン買ってけ~」
「ざるソバおまちどお~」
かなりの真夏日だったので、ざるソバよく売れました。
おかげさまで、トイレに行く暇もないほどの盛況。
寝不足の頭に蒸し暑さも加わり、怪人ハイになりました。
「アンパン、チャチャチャ、肉まん、チャチャチャ、ざるソバ、チャチャチャ、・・・」
音頭をとりながら客引き(爆)
道行く人に指差して笑われてもヘーキ。
脳みそからハッピーで投げやりなホルモンかなんか出てるんだな、きっと。
盆踊りで夜を迎え・・・
最後に、コモパークの中の池に灯篭を流して、祭りはお開きとなります。
9時半ごろ、パンを完売して店じまい。
荷物をトラックに乗せたり、テントをたたんだりで、10時半ごろ退却。
その後、スタッフ全員でレストランへ遅い夕食を食べに行き、家に帰ってきたら真夜中過ぎだった。
もち、家族は皆寝ていた・・・。
ダンナは、チビどもに夕食を食べさせ(って外食だけど)、風呂に入れて寝かしつけ、更に旅行中たまった洗濯物も片付けてくれていた。感謝、感謝。
長く、楽しい一日でした。
休止中に、ランキング見事に降下!
アナタのポチで救っておくんなさいまし。
この後は、カリフォルニアへの出発前までさかのぼって、怪人がどんな夏を過ごしているか、順を追ってお伝えしますです。お楽しみに~
またまた休止のお知らせ
- 2008/08/07(木) 18:47:00
ジョーイの障害児認定更新
- 2008/08/06(水) 14:35:00
ジョーイは自閉症なので、ミネソタ州から障害児認定を受けている。
この障害児認定、1年に1度更新しなければならない。
毎年毎年面倒くさっ。
私の住むダコタ郡から看護婦さんが来て、ワタシに色々質問をし、ジョーイを観察してレポートを書き、州の福祉課に提出する。さらに、ジョーイのかかりつけの医者に、「障害のためこういう行動があり(自傷、他傷等)州の福祉が必要」というレベル1フォームという書類を書いてもらわないといけない。この2種類のレポートを見て、州が認定をするのである。
書類を書いてもらうだけなのだが、予約をとって医者に行った。
手紙で送って送り返してもらう手もあるが、前に書類をなくされたことがあるので信用してない。
直接会って書いてもらうほうが早いし確実。
前回えっらい目にあったジョーイ、あの記憶が甦り嫌がるかと思えば、案外あっさりクリニックに入る。
まずは身長と体重を測る。
体重:46ポンド
身長:49インチ。
ああああああ相変わらず分からん、この単位。
12年住んでても、キロとセンチに換算しないと分からない。
体重:21キロ
身長:124センチ。
体重は同じまま、身長だけが2センチ伸びたね。
っつーか、体重この2年ほど変わっていないような・・・。
以前は血圧を測るのも耳の中を覗くのも嫌がって暴れて、私が押さえつけなければならなかったジョーイ。今回はちょっと「うえええ~」と嫌そな声をあげただけで、おとなしくしてました。
ジョーイを3歳の時から診ている医者も「成長したねえ・・・」。
念のために持ってきていた枕カバー、今回は出番ナシ。
よかったよかった。
帰ってきてくつろぐジョーイ。
脚がM字です。
あられもないカッコだね、しかし・・・。
医者にさくさくっと書いてもらったレベル1フォームを、ダコタ郡の担当者にFAX。
毎年面倒くさい障害者認定更新手続き、今年はつつがなく終わりました。
まあ、面倒くさがらずにクリックしてって下さいな。
テーマ:
- 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) -
ジャンル:
- 育児
究極の三択
- 2008/08/05(火) 14:06:57
三択クイズを出すのが今ジャックのマイブームである。
「しつもんです。マミーの好きな色は何でしょう?
(1)赤、
(2)青、
(3)黄色、 はい、どれ?」
青。
「ブー!ちがいます。それはボクの好きな色。」
アタシだって青スキなんだけど。
っていうか、ワタシがスキって色が正解なんじゃないんッスか?
「しつもんです。ボクの好きな食べ物はなんでしょう?
(1)アイスクリーム、
(2)やさい、
(3)にく、 さあ、どれ?」
・・・アイスクリーム?
「パンパカパーン!大当たり~」
むっちゃ簡単なんですけど・・・。
それに、(2)と(3)、すっごい曖昧じゃない?
「しつもんです。ジョーイの好きな映画はなんでしょう?
(1)レミーのおいしいレストラン、
(2)・・・えーと、えーと・・・」
この時点で答えは明白。
「(2)ピクサー、」
いや、それ映画じゃないし。
映画作ってる会社の名前じゃん。
「(3)・・・えーと、えーと・・・」
かなり難産のご様子。
忍耐強く待ってやる、アタシってデキた母。(ブッ)
「(3)バナナ! さあ、どれ?」
・・・質問はなんだっけ?
「えーと、えーと・・・、好きな・・・くだもの?」
もっぺん修行しなおして出直すが良い!
まだまだクイズ番組の司会者には程遠いうちの5歳児に応援のポチをくれまいか。
自閉症と鍼治療
- 2008/08/04(月) 19:17:15
ワタシとダンナが毎週土曜日交代で治療を受けている鍼治療。
"Acupuncture-A Jab Well Done."
鍼師のアレックスが、ある日鍼に関するジャーナルに載っていた記事を見せてくれた。
「頭皮の鍼治療、自閉症児に効果アリ」
エジプトで行われた研究によると、頭皮のあるポイントに鍼を打った自閉症児は、打たなかった自閉症児に比べて言語セラピーの効果が上がることが分かった。20人の自閉症児(4歳~7歳)を二つのグループに分け、片方のグループには頭皮鍼治療と言語セラピーを、もう片方のグループには言語セラピーのみを週2回行った。9ヵ月後言語の発達を検査したところ、頭皮鍼治療と言語セラピーを並行して行ったグループは、言語セラピーのみを行ったグループよりも言葉の伸びが顕著だった。
以上、記事の内容ダイジェスト。
研究対象が20人というのは、結論を出すにはあまりにも少ない。しかも、言語の伸びをどういうテストで割り出したのかを明記していないのが気になる。
だからといって、この研究が全く頼りにならないかといえばそうでもないワケで。
我が家の長男ジョーイが自閉症であまり言葉を上手く操れないのを知っているアレックスは、「ものは試しでやってみないか」と持ちかけてきた。「自分の経験をつむ意味でも、是非やらせて欲しい。勿論、結果がどう出るかわからないし、初めての試みだからお金はいらない」という。
つまり・・・ジョーイ・・・モルモット・・・的な??
今までABAだのOTだの言語セラピーだの、足浴デトックスだのキレーションだの酸素セラピーだの、ありとあらゆることを試してきた。そのたびに効果があったりなかったりで、ワタシとダンナの気持ちはジェットコースターの如く上下した。明らかに効果があったセラピーも最近は伸び悩んでいて、万策尽きた感がある私たち。「ダメもと」でやってみよう!ということになった。
問題は、鍼を打った状態で20分、ジョーイをどうやっておとなしくさせておくかだ。
今週はワタシが鍼治療を受ける番だったので、その間ジョーイの頭に鍼を2本打ち、ゲームや映画で気を紛らわせながら待つこと20分。ダンナ、その間ジョーイにつきっきり。ジョーイが手を頭に持っていこうとしたら、即その手を止めて注意をそらせる。これって大仕事だなあ。
本当は頭に2本、アゴに1本打たなければならないとか。
でも、アゴはさすがにジョーイが気になるから(打つとき見えるし)、頭に2本だけ。
次回はワタシがつきっきりの番だ。
大丈夫やろうか。
鍼治療第1回、ジョーイ頑張りました。
ようやった!のポチをお願いいたします。
テーマ:
- 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) -
ジャンル:
- 育児
嵐に負けない紫陽花
- 2008/08/03(日) 18:12:09
先日の嵐で、ぽっきり折れてしまった庭の紫陽花。
もうだめだろうと思いつつそのままにしておいたら、どんどん葉がついてついに花を咲かせました。
ただ、地面に横たわったまま花を咲かせたので、ダンナから「芝刈りのジャマ」とクレームがつき、折れた部分から切ることに。
根っこから3センチくらいのところで茎がぽっきり折れていたのだけれど、不思議なくらい力強い花をつけていました。根っこだけ残して切って家の中へ持って入ると・・・
ダンナ「なに?何で捨てないの?」
これだからオトコは。
「だって、こんなにキレイに咲いてるんだよ!嵐で茎が折れたのに、頑張って咲いたんだよ!どうしてそんな簡単に捨てようなんて言えるの??」
妻の猛攻にたじろぐダンナ。
いそいそと退場(出勤)。
花が重くてどうしても下を向いてしまう紫陽花。
怪人、フラワー・アレンジメントの才能ゼロ!
華道の免許を持つ母の遺伝子はいずこへ?
悪戦苦闘すること約30分。
3つの花瓶が一杯になりました。
朝日に輝く白い花。
クリックで拡大します。
この紫陽花、買ってきて植えた最初の年は水色だったのに、2年目から白い花しかつけません。
母 「え~?だんだん色が変わってこない?」
怪人「いんや、白のまま茶色になって枯れる。」
どうやったら色が変わるのかな?
肥料を変えればいいのかな?
誰かおせーて~!
嵐にも負けない力強さ、見習いたいものです。
湖畔のビーチ、初体験。
- 2008/08/02(土) 18:31:05
内陸のミネソタにもビーチがある。
そう、湖のビーチである。
ミネソタは、別名"Land of 10,000 Lakes"(1万の湖の地)と言われるほど湖が多いのだ。
天気のいい金曜日、チビどもを連れて近所の公園のビーチに行きました。
ね?ちゃんとビーチでしょ。
海のビーチとはちょっと違うけど。
カモもいる。
魚もいる。
泳いでいい場所にはロープが張ってある。
ロープの向こうは、ボートとか走ってるから要注意。
ま、ちゃんとそれなりの距離とってますけど・・・。
カモが気になるボーイズ。
「ロープの向こうは行っちゃダメよ!」
「はーい。」
ジョーイ、カモがロープをくぐってこちら側に来られるように持ち上げてあげる。
「おいでよ~」
「やーだよー」
つーん、と泳ぎ去るカモたち。ジョーイ、ふられました。
「今魚食べてるから、ジャマしないで。」
「素人はダメだね。そんなのでカモは捕まらないよ。」
アンタは玄人だとでも?
「いい?カモ捕まえるよ。見ててね。」
できるもんならやってみな。
ホラ逃げた。
「待て待て~」
「水の中に逃げるとは卑怯だぞ~」
「待てってば~」
ロープの向こうに逃げたカモ。
「あ~、逃げられちゃった・・・」
ホレ見ろ。野生の動物がそう簡単に捕まるかい。
ゴメンよ、カモちゃん。
一息ついて、おやつ。ジャックは、ポップタートというゲロ甘のお菓子。
「ボクこれ大好きなの。」
アメリカ人、コレを朝ごはんに食べたりするらしい・・・
ジョーイは、アレルギーっ子用のクッキーを食べながらも、カモを見ている。
「一羽連れて帰りたいな~」
やめてけれ。
そういえば、鴨沢ビンタちゃん、どうしてるかな。
今頃大きくなったヒナたちを連れて、どこかで元気にしてるだろうな。
実は怪人、湖のビーチに行ったのは初めて。
初めて行ってみて発見!
湖のビーチは、臭い。
泳いでいるときとか、湖畔にいるときは気づかないけど、帰ってきてチビどもの水着やタオルを洗おうと思ったら、すごいニオイにびっくり。
「ちょっと!あんたらどっちか、水着にウンティー漏らした?」
と、無実のチビどもにあらぬ容疑をかけるところだった。
どうもこのニオイの犯人は、ジャックが集めて、タオルにくるんで持って帰った貝殻らしい。
「ダディーに見せる~」とジャックが言うので、何度も洗ったがニオイが取れない。
漂白剤入りの洗剤で洗ってもニオイが取れなかったので、ジャックにニオイを嗅がして了承を得て捨てた。
「ホラ、臭いでしょ?」
「うん・・・ママ、捨てて・・・」
その後何度手を洗っても指先から腐臭が取れない怪人に、ねぎらいのポチよろしく!
今度から、プールにしとこう。プールに。
橋崩落から1年
- 2008/08/01(金) 18:38:10
1年前の今日、ワタシが晩御飯の支度をしていたら、ダンナが仕事から帰ってきてこう言った。
「35Wの橋が落ちたぞ。」
はああ~?
何言ってんの。
35Wといえば、ミネアポリスダウンタウンを突っ切って南北に走る、もっとも重要な幹線高速道路。
そんなのの橋が落ちるわけ・・・
落ちるわけ・・・
ええええええ~っ??
2007年8月1日、午後6時5分。
強風でも地震でもないのに、突然ぷつりと糸が切れたかのように、橋が崩落した。
夕方の帰宅ラッシュの真っ最中に起こったこの事故。13人が命を落とし、150人以上が怪我をした。
ワタシもミネアポリス北部の友人を訪ねるとき、何度も通った橋だ。
この橋を毎日通って通勤する友人のダンナさん、この日は事故の5分前に橋を渡った。事故のことを何も知らずに、事故の約15分後帰宅すると、奥さんが泣いて飛びついてきたそうだ。
「ハニー!帰ってきてくれて嬉しいわ!」
("Honey! I'm so glad you are home!")
ダンナさん、ドッキリカメラかと思い、隠しカメラを探してきょろきょろしたそうだ。
「ミネアポリスのミシシッピ川に架かる橋が崩落しました。」
このニュースを聞いて多くの人たちが驚いた。
「ええっ、ミシシッピ川って、ミネソタにも流れているの~~~!?」
そこに驚くか!
(ミシシッピ川の源流はミネソタにアリ。アメリカ人もあまり知らないトリビアだ。)
あれからもう1年経ったんだ・・・。
ワタシは、1991年に広島で起きた橋桁落下事故の写真を見て以来、橋や高架線の下を通るのが怖かった。橋の下を通るたび、ぺしゃんこになった車の映像が頭をよぎって、「落ちないで~」と思いつつ通っていた。
35Wが落ちてからは、橋の上を渡るのも怖くなり、毎回祈るような思いで渡っている。
今までご先祖様が見守っていてくれるおかげで、こういう事故に巻き込まれることなく生きてきたけど、人生何があるか分かったモンじゃない。生きて橋の反対側にたどり着けるかどうかさえ。
新しい橋の建設は順調に進み、1週間ほど前に橋の骨組みが南北につながった。これからコンクリートを流し入れて固めたり、仕上げの作業をしたりして、今年12月には再び開通する予定だ。
今日8月1日は夕方(橋が崩壊した時間帯)に追悼式をするので、工事は一時中断される。
訳もわからず突然命を絶たれた人たちの冥福を改めてお祈りいたします。
クリックしてから、合掌。
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