学校・再開
- 2008/03/31(月) 18:54:08
バンザーイ!!バンザーイ!!
春休みが終わったぞ!
ああ神様、ありがとう。
怪人の体が壊れる前に春休みが終わってくれてありがとう。
今朝、ジョーイをスクールバスに乗せて見送り、ジャックをプレスクールに連れて行って、思わずハッピー・ダンスをしてしまった怪人。
ブレイブハートのメル・ギブソンのように叫んだよ。
「フリーダーーーーム!」
ああ、ぢ・ゆ・う。
これで今日は、諸用が早いわ。薬局行って、郵便局行って、スーパー行って・・・
と思っていたら、
お お ゆ き。
またかい!
ええかげん、雪景色以外の写真も載せたいようおうおうおうおう。
しかも今日のは、お天道様がカキ氷にミゾレ味のシロップをたっぷりかけたのをばら撒いたような、水っぽくて重い雪だ。それが強風にあおられて横殴りに降ってくる。
車の窓やサイドミラーにもびっちりくっつくし、カーブを曲がるたびに尻振り状態になるし、運転する者から見ると、もっともタチの悪い雪なのだ。
先週のドカ雪で、冬はおしまいだと思っていたミネソタ人は多い。
ちょっとやそっとの雪には動じないミネソタ人も、今日の奇襲にはまいっている。
それでも、チビどもが学校に行ってくれただけで万々歳だ。
この天気の中、エネルギッシュなチビ二人と家にこもるなんて、考えただけで腐りそう。
学校は、偉大だったら偉大だ!
また2位に浮上しました。
皆様の清き1クリックのおかげです。感謝!
心霊写真!?
- 2008/03/30(日) 16:13:31
今日は友人アンジェラのバースデーパーティー。
親しい友人達と某イタリアン・レストランにあつまって、ディナーです。
(主役アンジェラは中央の黒い服。怪人は右の端。)
記念写真を撮ったはいいが、なんだなんだなんだ~?
後ろの壁で「シュワッチ!」している怪しいおっちゃんは誰~?
左の二人の間に顔半分見えてる、高倉健と渡辺謙のフュージョンみたいなおっちゃんは誰~?
奥さ~ん
コワイですね~、コワイですね~(淀川長治さん風に。)
(ここをクリックすると、淀川さんの、最後の「さよなら、さよなら、さよなら」が見られるよ!)
実はこのレストラン、イタリアの俳優の写真とか絵画とか芸術品とか、地図とか看板とかが壁中にかざられておりまして。(レストランのサイトからも分かるよーに。)
ってか、7人もいるのに、誰か写真を撮る前に後ろのおっちゃんたちに気づけよ!
本当の心霊写真だと思って、タイトルに釣られて来ちゃった人、ゴメンよ。
シュワッチ!スペシウムクリック、プリーズ!
春休み最終日(?)
- 2008/03/29(土) 16:14:56
今日は金曜日。
ジョーイとジャックの春休みの最終日です(週末を除けば)。
家にいると腐って有機分解されて悪臭が漂いそうなチビども。
血中退屈度もマックスだ。
そんで、今日はChuck E. Cheeseという、ピザ屋とゲーセンが一緒になったようなお店に行きました。
ジョーイ、メリーゴーランドに乗れるようになりました。
以前はなぜか乗れなかった。乗せようとするとパニックになっていた。
ディズニーランドに行ったときも、ホーンテッド・マンションは平気なのに、メリーゴーランドには乗れなかったよなあ・・・。
ジャックは知らない子と一緒に何らかのシミレーションゲームをやってます。
ここには、ゲームのほかにちょっとした遊具もあります。
ジョーイ、この黄色い車に行きたくて遊具に入るのだが、途中で迷うこと数回。
それでも、最後にはちゃんと到達しました。
「お約束」の滑り台の一枚。
楽しかったね!
ああ、やっと春休みが終わった。
って、まだ終わってましぇん。
でも、土・日はダンナが居るから少しは楽だ。
一人で一日中、エネルギー有り余るチビ二人の面倒見るより、全然楽だ!
月曜日、チビどもが学校に戻ったら、今週出来なかったことをしなきゃ。銀行や買い物や薬局に行ったり、滞っているネットのデザインの仕事もしなきゃ。4月が近いから、月間ニュースレターも作成しなきゃ。
アメリカでは4月は「Autism Awareness Month」、訳して、「自閉症のこともっと分かってね月間」(??)。
掻き入れ時なのだ。
まだまだ寒い!
クリックであったかくなろう!
屋内公園へ
- 2008/03/28(金) 18:12:17
3月27日、木曜日。
相変わらず外は寒いし、子供は学校がなくて退屈だし、どこへ行こうか~?
最近、ジョーイが色んな遊具に果敢に挑戦するようになったのが嬉しいので、また体を使って遊べるところに行こう!
・・・ということで、口コミで知った屋内公園、Eagles Nestへ初めて行って来ました。
ネットで調べるとなんと片道50キロ。高速飛ばして30分ほどで着きました。
「すごーい!」「でかーい!」「ひゃっほーう!」
子供達は大興奮!10ドル(一人5ドル)払って入場。
昨日行ったマクドナルドの遊具の4倍くらいあります。
網の壁を登り~の。
サンドバッグの通路を抜け~の。
再びサルに還り~の。
うっき~うっき~
あれえ?ジョーイは進化しきってしまったのか?ジャックのようにサルにならない。
縦横無尽に渡された(ってほどでもないが)綱、全部下をくぐっておりました。
つい最近まで、こういう筒状の螺旋階段は登れませんでした。
閉所恐怖症だったのかな?
今はもうへっちゃらさ!
しゅううううう~ん!
(これはすでにお約束。)
ロッククライミングもできます。(約2.5メートル)
次どうしたらいいか分からなくて、この姿勢でしばし固まるジョーイ。
「・・・・・・・。」
固まってる固まってる。
もう壁の一部と化している。
これがジョーイの精一杯。でも挑戦する意欲が出てきただけヨシ。
ボールピットに寝転がって、ジャック死んだフリ。
かなり真に迫ってます。
(ナニ、その口は・・・。)
たっぷり2時間遊んで帰って来ました。
10ドルの価値あった!往復100キロの価値あった!
ガソリン代もバカにならんが、こまいことは気にしない!
なんてったって、春休み。
チビどもを走り回らせながら、母はこんなことを思っているの。
チビたちよ・・・。
頼むから。
疲れてくれ!
早く寝てくれ!
早く寝れば早く明日になる!
早く次の日がくれば、早く春休みが終わる!
週末も入れると、学校再開まであと3日。
トンネルの出口が見えるよ~な、見えんよ~な。
応援ポチ、たのんます!
ジャックの注射パニーック!!
- 2008/03/27(木) 16:05:29
昨日に引き続き今日も医者にいく怪人とチビ二人。
今日はジャックの破傷風の予防接種なのだ。
今日は、ご機嫌とり用のアメやNintendoゲームも持参で、準備オーライ!
昨日のジョーイの惨劇を目の当たりにしたにも関わらず、ジャックはフツーにクリニックに足を踏み入れた。(ジョーイのとはクリニックが違うので、昨日のフラッシュバックもなかったらしい。)
しかし、運命の瞬間が近づくにつれ、だんだんナーバスになってきたジャック。
太ももにアルコールを塗られ、私に手を抑えられ、注射器を見て、看護婦さんに「イタイ?イタイ?それってイタイ?」と聞く。「いたくないわよ~」
と看護婦さんは無責任に言い放ち、
ぶすっ!
っぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
クリニック中に響き渡ったのはもちろん、多分6件先(←根拠ナシ)の住宅まで聞こえんたんではないかと思うような断末魔の叫び。
昨日ジャックに庇ってもらったジョーイ、「弟をいぢめたな~!」と看護婦に掴みかかったり・・・しないんだな、こいつは。同じ部屋に座っていながら、あさっての方向を見つめて、諸行無常のカオ。
悟りをひらいているらしい・・・。
それからジャックは10分ほどぎゃんすかぎゃんすか泣いていた。
最初は慰めて、抱きしめて、いい子いい子して、がんばったねえ~(どこがや?)などとヨイショして、泣くな泣くなと諭していたが、さすがに、
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
が10分も続くと、明らかに効果がないことが分かる。
ええかげんにせえ!と、担いで連れ出し、車に乗せた。
ジャックはアメをなめながらゲームをして落ち着いた。
(最初からそうすれば良かったんじゃん)
その後、「マクドナルドに行きたい」とジャックが言うので、月曜日に行ったばかりだが、イタイ思いをしたばかりのジャックの頼みなので、また行くことにした。今度は、もっと大きな遊具のある、15キロほど離れたマクドナルドへ。
ちょっと、スゴくね?
子供達は食べるのも忘れて遊びに興じた。
以前は遊具に近づきもしなかったジョーイ。
OTの賜物か、果敢に挑戦し、一番高いところまでのぼりました。
登る登る、ジャックも登る。
ほんの30分前に断末魔の叫びをあげたのも忘れて登る。
ああ、先祖帰り。サルになる瞬間。
ジョーイは相変わらず滑り台が好きだねえ・・・
なんて思いながらポテトを食べていると、
「マミー!」と天からのお声が。
上を見ると、
うおっ!
網の間から覗くアヤシい目・・・。
ジャック、あんた足はもう痛くないんだね。
1時間ほど遊ばせて、家に帰ってきました。
とたんにジャック、
「足がいたいよ~ぅ。」
あんたマクドナルドで飛び跳ね回ってたやんけ!
春休み、まだ折り返し地点だ。
明日はどこへ行こうかな・・・?
クリックしてくれないと、断末魔の叫びが聞こえてくるよ!(ウソ)
ジョーイの検診パニーック!!
- 2008/03/26(水) 18:23:41
3月25日、火曜日。
ジョーイの7歳検診に行ってきました。
上手に体重計にも乗れます。(以前はじっと乗れなかった。)
身長48インチ、体重46ポンド。
え?分からない?怪人も分っかりっましぇん。
何年住んでも、ポンドだのインチだの、フィートだのヤードだの、オンスだのガロンだの・・・
アメリカはえーかげん世界基準に合わせろ!
住んでて言うのもなんだが、アメリカって自己チューだもんね。
他の国がアメリカにあわせるべきと思っているフシがあるもんね。
ええと、48インチは約122センチ、46ポンドは約21キロ。
(1インチ=2.54センチ、1ポンド=454グラム。)
成長曲線の帯状では、身長が49パーセンタイル、体重が29パーセンタイルで、ちょっとやせ気味だけど、標準圏内です。
赤ちゃんの頃、あれほどぶくぶくで、むちむちで、体重は成長曲線からはみ出しちゃって、「スモウ・レスラー(相撲取りさん)」と呼ばれたジョーイ。いつの間にか縦に伸びて贅肉もすっきり!
お兄ちゃん的な体型になったね。
もう私のかわいいベイビー・ジョーイではないんだね。
この後、ヘモグロビンの検査ということで、別の部屋に行って指先から血を抜きました。
怪人「え?腕から注射器で抜くんじゃないんですか?」
(看護婦のつもり)
「ヘモグロビンの検査はそれほど血液の量がいらないので、指先からで十分ですよ。」
「腕からささっと抜いてくれたほうが、この子にはいいと思うんですけど・・・」
「1ccだけだから、指先からで十分です!」
断言されてしまい、怪人、引き下がる。
だ、大丈夫かなあ・・・。
私の膝の上に座ったジョーイの指先にちくっと針を刺し、出てきた血をストローのような管に吸い取る。ところがこの方法で1cc採血するのって、結構時間がかかるんである。
最初の1分くらいはガマンしていたジョーイだが、ジョーイの血は固まりやすく、すぐに出にくくなってしまった。それを看護婦さんが、指をぎゅーっと押したりしごいたりして無理やり血を出すので、痛くて怖くて、ジョーイはパニックになった。
やっぱり・・・。
ジョーイの雄たけびを聞いた看護婦さんがもうひとり慌ててやってきて、押さえつけるのを手伝い、5分ほどで1ccの血を採り終えた。
ジョーイはぼろぼろ涙をこぼし、私の膝から転げ落ち、床でのたうちまわって大声で泣いた。
かと思うと、すっくと立ち上がり、壁にかけてあった消火器を手に取り、床に投げようとするのを危ないところで阻止した。
度肝を抜かれている看護婦さんたちに、「この子、自閉症なんで・・・」と言うと、「なんで最初に言わないの!」
言ったじゃんよ!腕から抜くほうがいいって!!
そりゃ、「自閉症だから」とは言わなかったけど、いっちいち申告制なのか?
自閉症だからといえば、腕から採ってくれたのか?
ムカつく怪人の心情がテレパシーで伝わったのか、横に座って一部始終を見ていたジャックが、看護婦さんに掴みかかった。
「このぉ~!お兄ちゃんをいぢめたな~!」
うっわあ、すっげえタチの悪い患者一家だ。
兄弟愛にホロリときている場合ではない。
さっさと子供らにジャケット着せて、さっさと退散しました。
車の中でも引き続き大泣きだったジョーイ。
例の枕も持ってきてないし。(過去の記事「ジョーイのリベンジ」参照)
看護婦さんに、もっと強く要求すればよかった。
枕カバーだけでも持ってきておけばよかった。
あああああ。
反省の残る検診でした。
今後の課題といたしましょう。
そして、まだジャックに言っていないことがある・・・。
明日はキミの予防接種なんだよーん。
家庭内天気大荒れの予報!クリックでヨイショしてくれ!
テーマ:
- 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) -
ジャンル:
- 育児
魔の春休み
- 2008/03/25(火) 18:19:10
先週の金曜日から今週一杯、春休みだったりして。
朝から晩までジョーイとジャックと一緒だったりして。
春休みといっても、まだ外で遊べるほど暖かくないので困るんだったりして。
そばに居る者(私や!)の精気を吸い取って、元気満々のチビども。
この有り余るエネルギーをどこで発散させたものか。
昼はマクドナルドに連れて行った。子供スペースには遊具もあって、少しなら運動もできる。
ボブスレー?
ジャックとジョーイが一緒になって滑り台を滑る。
ジョーイ、なかなかいいフォームです。
将来のオリンピックに向けて練習中。
「せんきゅー、せんきゅー!」
金メダルを取ったときの笑顔の練習も忘れてないジャック。
その後、近くの動物園に行きました。
ここの動物園はメンバーなので、いつ行っても無料。
(ってか、会員費に含まれているので、行かなきゃソン。)
春休みの子供連れで動物園は一杯。
どこの親も考えることは同じだ。
寒いミネソタですが、大きな屋内エリアがあって、熱帯の動物達が年中見られます。
ここの名物はギボン。
この二匹が、大勢の子供達が見守る中、交尾を始めまして。
ああ~・・・、やっぱ春なんだ・・・。
なんてひたってる場合ではない。
周りのお母さん達からも「オッオーゥ(Uh-oh)」という声が。
ジャック「マミー、あのおサルたち、何してるの?」
怪人「え?う~ん、何しているんだろうね~。
」
「ケンカしてるの?」
「そう!ケンカしてるの。」
うまくごまかしたゾと思っていたら、ジャックはギボンに向かって大きな声で一喝。「こら~!キミたち!そんなことやめなさ~い!
」
っヲイヲイヲ~イ!
「そんなこと=ケンカ」という等式を知らない人たちはジャックを振り返って唖然。
ジョーイの自閉症のおかげでじろじろ見られるのには慣れてる私も、さすがにこれには免疫がなく、ジャックの首根っこを引っつかんで走りました。
気を取り直して・・・
大きな水槽の底に横たわって春眠中のネコザメ。
ジョーイが指差して言います。
「ウナギ!(Eel)」
うわー、でかいウナギだねー。蒲焼きいくつ作れるかねー。
そんなこんなで外で3時間ほどつぶして帰ってきました。
「今日はこれくらいにしといたるわ・・・」と言いたいところだが、疲労困憊したのは怪人のほうで、チビどもは屁のカッパ。
ああ!春休み!あと4日もある!(週末を入れると6日だ!)
体がガタガタになる前に終わってくれ!
ランキング降下に勢いがつく前に押してくれ!(じゃない、押してください)
今朝のジャック
- 2008/03/24(月) 16:37:36
イースター(復活祭)
- 2008/03/23(日) 18:23:55
今日3月23日は、Easter(イースター)。キリストが十字架で死んだ後、3日目に甦ったのを祝う日だ。
毎年「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」と決められているらしい。
はあぁ~?
子供たちの間では、エッグハンティングといって、プラスチックの卵の中にお菓子などを入れ、隠したものを探す行事が人気だ。卵は「復活」を象徴するものだが、本当のイースターの意味を知らず、「卵を探す日」と思っている子供は、うちの次男坊だけではないはず。
そこで、夕べ子供達が寝た後、プラスチックの卵に、ジェリービーン(イースターエッグの中に入れるお菓子としては定番)を入れ、家のあちこちに隠した。(ダンナは無関心で、口も手も出さない。少しは手伝ってよ!)
エッグハンティングは、野外でやるのが一般的らしいが、ミネソタでは無理だし。
ってか、木曜の夜から振り出した雪、まだ降ってるし。
今朝一番に起きたジョーイ、早速卵を見つけてかぱっと開け、中から出てきたジェリービーンを自分では食べようとせず(見慣れないものはまず食べない)、私達の部屋にやってきて、寝ているダンナの口に押し込んだ。
「っんがっほほ」
朝っぱらからサザエさんになるダンナ。
ドアに近い側で寝ているダンナは、こういう奇襲攻撃をうける確率高し。「ジャック、朝だよ、起きよう」
相変わらずダンナと私の間に挟まって寝ているジャック(過去の記事「恐怖の夜」参照)に声をかける。「ノー・・・。まだ眠い・・・・」
「今日はイースターだよ。ジョーイはもう卵を一個見つけたよ」
この一言で、文字通り跳ね起きたジャック。
ほほ~。人間って本当に、「跳ね起きる」んだ・・・。
一つ一つ部屋を廻り、卵を見つけては籠に入れるジャック。
いっぱい見つかったかい?
まだまだ!
ジョーイはというと、興味なし。静かに参加拒否。
(未だに参加したことナシ。)
ヘリコプターのおもちゃのほうが気になるらしい。
集めまくったたまご約20個を早く開けたくてたまらないジャック。
「先に着替えなさい」
というと、マッハのスピードで着替えました。
やればできるんやん!
ご 満 悦 。
ジェリービーンは、砂糖と着色料が主成分のジャンクフードなので、袋に入れて、ジャックの手の届かないところに置き、たま~にご褒美として使うことにします。
Happy Easter!クリックハンティングにご参加願います。
巡庭さんからお手紙着いた♪
- 2008/03/22(土) 18:52:58
巡庭にわメグさんの「散歩大好き・・・」のブログで紹介された絵手紙が届きました。
(この絵手紙を紹介した巡庭さんのブログ、「7歳になったよ」をご覧下さい。。巡庭さんのブログトップへは、こちらからどうぞ。)
ジョーイの誕生日ブログを見て、描いてくださったバースデーカード。
どうです!?
一度も会ったことがないのに、こんなにそっくりに描けるなんて!
目もと、口もとにジョーイのほんわかした感じが出ています。
さらに、100メガネをかけたジャックもいるし、バースデーケーキも本物の写真に忠実に書いてあるし、バンブルビーも居る!(しかも、スケートなどしておらず、かっこいいポーズで。)さらに、最近怪人のブログに色を添えてくれるペンギンまで。
感動って、こういうことを言うのね。
大雪で家にこもって気分が沈んでいるところに舞い込んだ、一枚の絵手紙。
どんよりしていた一日がぱあっと明るくなりました。
ブログを始めなかったら、ありえなかった出会い(会ってないけど)。
ネットに、ブログに、ありがとうです。
心の底から、ほんわりあったか。
キモチだけ一足先に春になりました。
巡庭にわメグさん、本当にありがとうございました。
ふつつかな怪人ですが、これからもヨロシクお願いいたします。
ポチッとしていただけるとありがたいです!
やっぱ降ったし。
- 2008/03/21(金) 16:41:29
今日から春休みで、ジョーイもジャックも学校がない。
3月30日まで朝も昼も夜もず~っと一緒。
それで夕べは、どこへ行こうか何をしようかと考えつつ眠りに着いたのだが・・・。
朝起きると、また降ってやがる。
昨日はピーカンの空だったのが。
粉雪でもぼたん雪でもなく、ドカ雪です。
ぼたん雪はぼったんぼったん降りましたが、ドカ雪は
どっかんどっかん降ってます。
こりゃ例え学校があったとしても、雪で閉校か2時間遅れの開始とかだな。
朝出勤したダンナが、30分ほどして電話してきた。「道路どうだった?」
「最悪。2度もスリップしそうになったよ」
「無事会社着いてよかったね。」
「まだ、着いてない・・・
」
高速を30-40キロの速度でのろのろ行くので、普通30分で着く道のりの、まだ半分しか行ってないんだとか。「OT(作業療法)、キャンセルしたほうがいいよ。」
その言葉には、
「こんな雪道、怪人には運転できねえ」
という蔑みが込められている。
「なにを~」
こう言われると、俄然チャレンジしたくなる怪人。私一人なら意地でも外出するところだが、確かに子供二人を後ろに乗せてこの雪道の中を運転していく自信はない。
8時15分からのOTを、8時に電話してドタキャンした。
この後、家から出られず子供が腐るのをなんとかせねば。
昼に近所のマクドナルドくらいは行けるかな?
あそこなら屋内遊具もあるし。
いつも応援ありがとう!
今日もクリックありがとう!
地中の住人
- 2008/03/20(木) 18:13:25
雪が解けて、5ヶ月ほど雪の下だった芝生が見え始めた。
凍てつくミネソタの長い長い冬の間、雪の下で芝生は枯れずに待っている。上に向かって伸びる代わりに、暖かい地中に根っこを伸ばし、力を蓄えているという。
地中で力を蓄えているのは草木だけではない。
あっ! 発見!
色つやから見て、かなり新鮮なウサギのウンチ。
まだ雪に覆われている部分も多い庭で、ちょこんと見えた芝生の上を選んで。
う、嬉しかったんだね・・・。
(え、食事中?あらあら失礼。チョコボールだと思ってください。)
実際、ウチの次男が好きな『ココアパフ』というシリアルに酷似しているので、数年前まではひやひやしたものだ。さすがにもう拾って食べるようなトシではなくなったが。
最近はうっかり踏んでしまうことのほうがひやひやする。
ひやひやしつつ、裏庭に回ると・・・
うおっ!
芝生の一部が、うねうねと蛇がのたうったように枯れているうううぅぅぅ~!
これは、地下にVoleという地中ねずみが居て、昆虫の幼虫や芝生の根を食べたのだ。そうして芝生を枯らしながら移動する。
Vole
かわいい~って?
写真で見るとカワイイかもよ。
でも、芝生に害をなす、不埒モノだ!
ちなみに、Mole(もぐら)と間違えないように・・・。
モグラ
確かに、モグラに住まれるよりはマシだ。モグラは、地中の虫、ミミズ、植物の根などを食べつくして、多大な被害をもたらす。
とは言っても、ダンナが手塩にかけて世話をする緑の芝生に、Voleの巣は見苦しい。
芝生フェチのダンナは早くも怒っている。
今年の夏も、Vole対策に追われることになりそうだ。
ひやひやしながらクリック!
ウインクって難しい。
- 2008/03/19(水) 16:15:13
そこのアナタ、賭けましょう。
- 2008/03/18(火) 18:14:39
昨日振り出したぼたん雪は、夜通し降り続け、朝起きると一面の銀世界。
昨日はこうだったのが
今朝はこうだった。(同じ場所で撮った。)
うちの前の庭にあるライラックの木も、枝に雪が積もって白い花を咲かせているように見えました。
昼になり、瞬く間に解けましたが。
さあ、これが最後の雪で、このまま春になるか?
それとももう一度雪が降るか?
そこのアナタ、賭けましょう。
怪人は、もう一回降ると踏んでいる。(イヤだけど)
アナタは、どう思いますか?
何を賭けるかって・・・
このままもう春になったら、怪人のブスな写真を載せるよ。
もう一回雪が降ったら、アナタの写真を送ってくれい!
(ブログには載せないから。メールで個人的に。)
ギャンブルするなら怪人ブログ。
「のったあ~!」のコメント、お待ちしてます。
のってもそっても、クリックをオネガイします。
セント・パトリック・デイ
- 2008/03/17(月) 18:07:23
先日「雪解け」というタイトルでブログを書いたばかりだが、今日は雪。
分かってたよ・・・。あのまま春になる訳がないって。
なのにちょっぴりがっかりなのは、やっぱり心のどこかで期待していたのね。
気温はさほど低くなく、湿度も高いので、ぼたん雪に近いです。
ぼったんぼったん降っています。
という前置きとは関係ありませんが・・・
今日3月17日は、
セント・パトリック(ズ)・デイ(St. Patrick's Day)。
アイルランドにキリスト教を広めた聖人、聖パトリックの命日で、 カトリックの祭日であり、アイルランドの祝祭日です。アイルランドの国花・三つ葉のクローバーがシンボル。これは、聖人が三位一体を説くときにクローバーを用いたことに由来するとか。この日、シンボルカラーの緑色のものを身につけると幸福なると言われています。
アイルランド系の移民が多いニューヨークなどでは大規模なパレードが行われます。
シカゴにいたっては、川の水を緑色に染めてお祝いするらしい。(安全なのか?
)
日本でもこんなイベントがあったらしいですよ。
アイルランド系の人々に限らず、他の人種や宗教の人も一緒になって楽しみます。
ジャックのプレスクールでも、「緑の服を着ておいで」といわれていて、ジャックはアイリッシュでもカトリックでもないのに、緑色のセーターを着て行きました。ついでにジョーイにも緑色の服を着せ、自分もラッキーのおこぼれに預かろうと緑。ダンナも偶然か否か、緑のシャツを着て会社に行きました。
ジョーイが学校でこんなものを作ってきた。
緑の帽子に赤ひげ。アイリッシュのステレオタイプです。
ジャックもかぶるに決まってるじゃん。
でも、セント・パトリック・デイの本当の意味や歴史を知っている人は少ないのでは。
大体の人が、「アイルランドのお祭り」と言うことくらいしか知らず、「とにかく飲んだくれる日」と思っているのでは。(アイルランド人は、無類のお酒好きというイメージがある。)
酒飲みのウチの父・兄・及び親戚の面々が聞いたら、喜んでやってきそうだ。
あんたらは毎日がセント・パトリック・デイや~!
え?親や親戚をあんたよばわりするなって?
酔っ払いの言うことは耳に入らんなあ。
この日は飲酒運転で事故を起こす人が普段の2倍以上になるそうで、笑い事ではない。
また、この日、アイルランド人は”Kiss me, I'm Irish!(キスして、私はアイルランド人よ!)"と書いたシャツや帽子を着たりバッジをつけたりする。アイルランド系の人には誰でもキスしていいらしい。(したことないけど。)
こんなの。
ジョーイが通う小学校のある隣町のRosemountという市は、アイルランド系移民が築いた町。
街のシンボルもクローバーだ。
多分今日はパレードをやるんだと思うけど・・・
ああ! だから呑んであったまるのか!
納得したところで、乾杯クリック!
地下室、途中経過(3)
- 2008/03/16(日) 16:42:36
地下室、途中経過(2)
- 2008/03/15(土) 17:40:45
ローマンさんたちは仕事が速い。
3月4日に着工して10日。(これを書いている今日は3月14日の金曜日。)あれよあれよという間にどんどん地下室が出来上がって行く。
(過去の関連記事は、こちら 「地下室、着工」と「地下室、途中経過(1)」をどうぞ。)
早くも枠組み、配線、配管、それに対する市の監査を終え、更に断熱処理とその監査も今朝済んだ。これで来週の月曜から壁を打ち付ける工事だね、と話していたら、ローマンが言う。
「今日からやってもいいか。土曜日もつづけて壁工事をすれば、月曜日には次の工程に取り掛かれるから。」
「どうぞやっておくんなせえ」と了解したが、あまりの早さにこちらはただ舌を巻くのみ。
3月14日(金曜日)朝撮影。枠組み、配線、配管が終わり、壁となる石膏ボードが運び込まれ、立てかけられている。
例の、座ってシャワーが浴びられるタイプのシャワールームも設置済み。
外に面する壁には断熱加工。ビニールの下はファイバーグラスの断熱材だ。
コレを書いている今も、足元から石膏ボードを打ち付ける音ががんっがん聞こえてくる。今までのうるささとは比べ物にならないほどの騒音だ。床や壁がびりびり響いている。
昼過ぎ、ダンナから電話が。
「地下室やってる?」
「やってるやってる。がんっがんやってる。」
契約時に見積もりの3分の1を前金として払ったが、残りのお金を払う日も近い。
ダンナ!がんっがん働いてがんっがん稼いでおくんなせえ。
がんっがん押しておくんなせえ。
雪解け
- 2008/03/14(金) 17:30:22
木曜日。なんと気温が10度まで上がって、ここミネソタでも雪が解け始めました。
そうすると、そわそわ、うずうず。
チビどもの血が騒ぎ出します。
外へ出たくてぶいぶい音を立てます。
おのれらは蟲か!
そんなチビどもをつれて、外へ。
例の雪山は、まだ健在。
ジャックは「ジョーイ、滑り台だよ~」とかいいつつ、背中をシャベルで押し、雪山を占拠。
おいらはお山の大将だぜぇ~
ジョーイは、久々に愛車「ケットカー」に乗ってきこきこドライブへ。
愛車にまたがって、ポーズ。
この眉間のしわ・・・。父親譲りです。
解けた雪がこんなに大きな水溜りを作っていました。
ぱしゃぱしゃぱしゃ。
ブーツを履いてるジャックは、嬉しそうに水を跳ね飛ばす。
ブーツを履かないジョーイは、水の上をケットカーで走るのがスキ
「ういいいいいぃぃぃ~っ」
酔っ払い運転?
と思った方は、過去の記事「雪の休日」をお読み下さい。
ジョーイ独特の効果音です・・・
途中で足を休めようとして、結局足首まで水につかったジョーイ。
オイオイ、靴それしかないんだよ~
ジャックも結局ブーツの中に浸水。寒くなって、家に入って、服を着替えました。
久しぶりの小春日和は、春を待つ心をはやらせる。
これで、このまま春になるのか?
んなわけないやん。
「春か?」と思わせておいて、また寒くして雪なぞ降らせて、春を心待ちにするミネソタ人をからかう、ああ、お天道様のいぢわる。
クリックごとに春が近づきます。
ジョーイのリベンジ
- 2008/03/13(木) 17:56:36
昨日、スクールバスで家に帰ってきたジョーイはパニック状態だった。
運転手の真後ろの席に座っている男の子R君(同じく自閉症)に、泣き叫びながら掴みかかろうとするのを、添乗員の男性が後ろから抱えて止めていた。
運転手が言うには、学校でバスに乗り込んだとき、理由は分からないがR君がジョーイに掴みかかったそうだ。その時はきょとんとしただけだったジョーイだが、その後もR君はバスの中で20分、ずっと泣き叫び続けた。泣き声の嫌いなジョーイは耳を塞いで耐えようとしたが、ついにガマンできずパニックになったらしい。
添乗員と二人がかりでジョーイを文字通り引き摺り下ろし、何とか家の中に連れ込んだ。
パニックはしばらく続き、泣きながら私の髪を掴んで引っ張ったり、腕を噛もうとしたり、そこらにあるものを拾っては投げようとしたりする。
「No pulling hair! No biting! No throwing!」
(髪引っ張っちゃダメ!噛んじゃダメ!投げちゃダメ!)
ダメダメ尽くし~ダメ尽くし~
歌ってる場合ではない。
こんなパニックのときに心を落ち着けるための必須アイテムは、枕。
靴もジャケットも脱がずに転がりまわって泣くジョーイをおいて、急いで2階に駆け上がり、ジョーイのベッドルームから枕を持って来た。
(ジョーイのこだわりのひとつ、ラブラブ枕。このカバーでなくてはいけない。)
これを抱えてジョーイはソファーに寝転がり、枕カバーの端っこをいじりながら次第に落ち着き、15分くらいで癇癪は収まった。
「ジョーイ、エライね。R君を叩かなかったね。自分で落ち着けたね。すごいね。頑張ったね。」
何度も何度も褒めた。しつこいくらい褒めた。恥ずかしいくらい褒めた。
パニック中にNo No No!を連発した分、ヨイショしてあげたかった。
障害がなくても、大の大人でも、煮えくり返るはらわたを静かに自己処理するのは容易ではない。
星一徹を見ろ。
(開始後40秒あたりが例のシーンです。)
言葉がうまく使えないジョーイが噛んだり投げたりするのは、彼なりのストレス処理法だ。それを「ダメダメダメ!」と抑えこまれ、枕を抱いて寝転がるだけで何とかキモチを収めるのは大仕事だ。
だから、褒める。
その後は何事もなかったかのように、食べ、笑い、風呂に入り、眠りに付いた。
そして、今朝・・・。
ジョーイはバスに乗り込むと、運転席の後ろに座っているR君の頭を「ばしっ」と一発叩いた。
うわっ・・・
きっと、「こうする」と決めていたのだろう。迷いもなく、ためらいもなく、当たり前のように叩いた。
R君はきょとんとしている。
運転手と添乗員は、昨日の一部始終を見ているので、「オー、ノー・・・」と苦笑い。
ジョーイはもう一度私のほうを振り返り、なんとも言えない満足な顔を見せ、そのままバスの後ろのほうに歩いて、いつもの席に座った。
けっこう、根に持つタイプ
母親譲りなのかもしれないけど・・・。
励みになります!応援ありがとうございます!
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トシを感じさせる映画
- 2008/03/12(水) 17:32:22
現在、わけあって、日本からの留学生(17歳)を2週間預かっている。
彼女が見たがっていた「Step Up 2」という映画を一緒に見に行った。
(予告編はこちら)
先が見え見えのありきたりなストーリーは、見ているこっちが恥ずかしくなるほどのお粗末さだが、ダンスはすごい。特に最後のストリートダンスは一番の見せ場で、人間の体がこれほど動くものなのかと圧倒される。
(ちょっと画質が悪いけど、ラストのダンスシーンの一部はこちら)
ダンスが好きな高校生の彼女は、最後のダンスシーンに興奮しまくり。家に帰ってきても熱覚めやらず、ステップを真似したりして踊っていた。
私はというと、トシを再認識させられただけだった。
ダンスのシーンを見ていても、「あ、ぎっくり腰になった」「あ、肩がはずれた」「あ、首が折れた」と、粉々になる自分の体を想像せざるを得なかった。
そういえば、自分が中学生だった頃に見た「フットルース」の映画。ラストのダンスシーンに魅せられ、足軽やかに映画館を出てきたなあ・・・。改めて見てみると、
ダサっ・・・。
ダンスといえば、盆踊りとフォークダンスくらいしか知らなかった80年代のティーンエイジャーには、この田舎臭い「ディスコ」ダンスが衝撃的だったのだ。
一緒に見に行った親は、疲れた表情をしていた・・・様な気がする。
あれから24年。
時の流れは平等だ。
私達の親が私達のファッションや音楽に眉をひそめていたように、私も今の若い子達の言動に鼻息を荒くしている。
足取り軽やかにステップを踏む17歳の彼女も、20年後には親になって、ほうじ茶などすすりながら「近頃の若いモンは」と嘆いていることだろう。
クリック、プリーズ!「あ、指が折れた」???
通訳の仕事
- 2008/03/11(火) 17:57:43
今朝、スーパーに買い物に行く途中の車の中で携帯がなった。出ると、通訳会社だった。
実は怪人、日本語の通訳として、6年ほど前からこの会社と契約してある。病院などで日本人の通訳が必要なとき、電話がかかってくる。といっても、日本人通訳は私以外にも数人おり、需要もさほどないので、月に一回あるかないかくらいだ。
都合がつかなくて断ることが多いのだが、今朝は、病院も近くだったので、買い物を後回しにすることにして引き受けた。電話を切ってクリニックに向かい、朝10時から11時半まで、医者・看護婦と依頼者の間に立って通訳をした。
この仕事をしていて、日本人カップルのお産に付き添ったことが2回ある。出産という人生の嬉しい大行事に付き合うことができて、ものすごく光栄だったし、充実感満杯だった。
でも、時々つらい仕事もある。
去年9月、ALD(副腎白質ジストロフィー)という難病を患う息子の骨髄移植の可能性を調べに、他の州からミネソタ大学病院まで来た家族の為に通訳をした。
患者のM君は、その2ヶ月前まで、普通に話し、走り回り、健康そのものだった9歳の男の子。ALDを発症してから、病状は瞬く間に進み、私が会った時には、言葉も話せず、よだれも飲み込めず、関節が収縮して歩くのも困難だった。きらきらした目で、一生懸命焦点をあわせて私を見て、笑ってくれた。
『骨髄移植をすれば、これ以上の病気の進行を停められる可能性はある。ただ、この時点までに進んだ病状を改善することはできない。骨髄移植は簡単な手術ではなく、術後感染症などで死亡する可能性も15%ほどある。かといって骨髄を移植しなければ、2-3年のうちに死亡、あるいは植物状態になる・・・。』
『更に、M君の弟、A君もALDの遺伝子を持っている可能性がある。血液検査で遺伝子の有無を見極め、ALDの遺伝子があるならば、先手を打って投薬などの処置が必要になる。』
医師の説明を、あまりにも残酷な現実を、私は淡々と通訳しなければならなかった。
通訳として、私情を交えることはタブーなのだが、親御さんたちの心中を思うとたまらなかった。M君とA君の兄弟がウチのチビどもと重なって、いつの間にか一緒になって泣いていた。鼻をすすり、涙を拭きながらの通訳となった。
「通訳に泣かれたのは初めてだ」と医者に言われた。
プロとして失格だと思われただろうか。
構わなかった。通訳である前に、人の親なんだから。
約3時間の通訳を終え、鉛のように思い気持ちで家に帰った。
ジョーイの自閉症が他愛もないことのように思えた。
チビどもの笑顔が、泣きたいほど眩しかった。
我が子を愛しいと思えば思うほど、M君、A君の親の心中を慮って心が痛んだ。
M君とA君の事はその後も事あるごとに頭をよぎったが、この件の仕事依頼はその後なかった。通訳会社にも守秘義務があるので、その後の経過や連絡先などは教えてもらえない。
今年になって、会社から一度電話がかかってきた。
M君とA君の骨髄移植手術の後、退院の手続きをするので通訳が即刻必要だという。
飛んででも行きたかったが、生憎レストランの方で仕事中だった。
でも、「そうか、移植に踏み切ったんだ。退院ってことは、成功したのかな。」
と、少し前向きな気持ちになった。
M君のあの大きな瞳は今でも忘れられない。
残念ながら、こちらから連絡を取ることはできないけど、いつも祈っています。
M君、A君が、元気でいますように。
ここまで読んでくださったあなたに・・・
あ り が と う 。
骨髄移植バンク登録に興味のある方は、クリック。
↓いつも応援ありがとうございます。
夏時間はじまる
- 2008/03/10(月) 10:12:32
3月9日、日曜日。
アメリカのほとんどの州で、夏時間(Daylight Saving Time)が始まりました。
これにより、ミネソタと日本の時差は、15時間から14時間になり、日本時間から2時間引いて、昼夜逆転するとミネソタ時間になります。
このクソ寒いのに、なにが「夏時間」やねーん!
とツッコミたいキモチを抑えて・・・。
この夏時間というもの、「せっかく太陽が早く昇るから、一時間早く起きて一日を始めよう」ということで、8月にもなると夜は10時近くまで明るいので、電気代などかなり節約できる。
でも、我が家のような小さい子供の居る家庭では、夏時間には大きくて深い落とし穴がある。
それは、
子供が暗くなるまで寝ない
ってことだ。
教訓:
都合のいい話には、必ずウラがある。
ぽちっとオネガイします。ウラはないから・・・。
自閉症の人は黄色がすき?
- 2008/03/09(日) 17:21:59
ジョーイは昔から黄色いものが大好きだ。
まだ自閉症の診断が出ていなかった2歳前。朝起きて1階に下りてきて、必ず最初にすることといったら、黄色のおもちゃ(アヒルやバナナなど)や黄色のパズルピース、黄色のブロックやミニカーなどを集めてきて、床にこんもりと黄色いお山を作ることだった。
出かけ先でも、「床が濡れていますのでご注意ください」と書いた黄色い看板(こんなの)は持って帰ろうとするし、人の庭でも黄色い花はむしりとろうとする。
クルマは何色でも大好きなアイテムだが、その辺に黄色いクルマが停まっていようものなら、例えそれが道の反対側でも私の手を振り切ってダッシュしていた。
アブねー!
2歳2ヶ月で自閉症との診断が出て、学区内の「早期特殊教育センター自閉症クラス」なるものに通い始めた。そこで一緒のクラスになったマックス君と言う同じくらいの年の子も、黄色が大好き。いつも二人で黄色いものの取り合いになるそうだ。(大体は、衝突のキライなジョーイが諦めて終わるらしいが。)
自閉症児を持つ親の集まりで、そんな話をしていたら、「精神病だとか、発達障害とか、精神分裂症とか、脳に問題がある人は黄色が好きな場合が多い」という記事を見たという人が。
ええええ~! マジっすか~?
その人も、どこで見た記事かはっきり覚えていなかったそうだが。
早速家に帰って、「自閉症、好きな色、黄色」で検索してみた。
YAHOOの知恵袋にも、自閉症と黄色の関係について書いてあった。
その記事はこちら。
ドラマ、「僕の歩く道」でも、主人公のテルさんは黄色ばかりを着ていたらしい。(アメリカに住んでて、見てないんだけど。)
そこでアナタに質問です。
あなたの自閉っ子は、何色が好きですか?
何色が好きでも、一票オネガイします。
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地下室、途中経過(1)
- 2008/03/08(土) 17:34:00
3月4日に着工した地下室だが、正味4日しか経っていないのに、もう枠組みが出来上がった。(何のこと?って方は過去の記事「地下室、着工」をどうぞ。)
着工直後。
4日後。
中央に見える枠組みは、将来ベッドルームになります。
窓からは小さな庭が見えます。
ここで、前のブログに書いていなかった衝撃の告白。
実は、義父が近々同居したいということ。
ダンナの家族は、お父さんを除く全員がアメリカに移住しており、義母はカリフォルニアのダンナの妹さん家族と暮らしている。唯一マレーシアに残っていた義父も、この度家を売り、現在は中国南部の友人を訪ねて滞在している。
その義父が、「来年あたり、ミネソタに来て同居するから。」と言ったのは去年の秋のこと。
えっ・・・?
「同居してもいいか」ではなく、「同居しようと思うんだけど」でもなく、
「同居するから(断言)」
この辺り、マレーシアの国民性と思ってはいけません。
どっちかってゆーと、ダンナの家族性。
いつかは来ると思っていた、このシチュエーション。
「ダンナの親の面倒を見る。」
だって、結婚って、そういうことだもの。
何はともあれ、年老いてきた義父のこと。できるだけ快適な老後ライフを提供しようということで、ここ地下室を義父エリアにしようということなのである。だから家計的に無理をしても、急いで地下室を完成させる必要があったのだ。
「地下室に追いやるなんて、老人虐待!」と思ったそこのアナタ。
振り上げた拳を下ろして、まあ話を聞いておくんなせえ。
2階の客間を義父部屋とすることも考えたが、地下室を義父エリアにしたほうが便利なんである。
義父の部屋の真正面にバスルームを設置。部屋のドアからバスルームまで、3歩の近さである。足腰が弱っても便利なように、座ってシャワーが浴びられるタイプのバスルームを計画中。また、お茶を飲んだりするくらいのものなら、いちいち階段を経て1階のキッチンに行かなくてもいいよう、地下に簡易キッチンを設置の予定。また、地下室といっても、前の庭から裏庭までの坂に半分埋まった形の「半地下」。そのまま裏庭に出られるドアもあり、スモーカーの義父は、いちいち階段を経て正面玄関から外に出なくてもいい。(うちは全室禁煙!これだけは譲れない。)
もちろん、子供の遊び場、ダンナの念願のサウンドシステム搭載のエンターテイメントルームも兼ねることになるが、義父のことを念頭に置いた構図にしてあるのである。
ここまで考えて竣工に踏み切ったものの、「本当に来るんだろうな?」とダンナに聞くと、「うん・・・多分ね・・・」
実は、この義父、話がころっころ変わるんである。
国民性と思ってはいけません。
ダンナの家族性です。
衝撃の告白して、ちょっとすっきりした怪人に、愛のポチ。あ、ありがとう・・・。
作業療法って何?
- 2008/03/07(金) 17:10:16
毎週、木曜日と金曜日の朝は、学校の前に作業療法(またの名を OT = Occupational Therapy)にジョーイを連れて行く。
家から車で10分ほどのところにあるセラピーセンター。ジョーイはここで、ジムでブランコなどの軽い運動をしたあと、手先の細かい作業をしたり、新しい食べ物に挑戦したりする。
はじめに、回転板に座り、目を閉じて左に10回、右に10回回転する。
「目を閉じて」だっちゅーのに、ジョーイ!
回転板をまわすのは作業療法士のジュリー。
「ワーン、ツー、スリー、・・・ジョーイ、目を閉じて~」
どうしても5回転目くらいで開けちゃう。
その後、目を開けて、ジュリーがジョーイの目の前でペンライトを動かすのを、頭を動かさず目だけで追う。(これもやっぱり頭が動いちゃう)
この一連の作業で、目と耳の三半規管が働きあって、バランス感覚が改善するのだとか。
ジムでのお気に入りは、プラットフォームスイングと呼ばれる平らなブランコ。
1年ほど前にOTを始める前のジョーイは、バランス感覚が悪く足が地に付いていないと不安で、ブランコには近づこうともしなかったのに、今ではこの笑顔。
普通のブランコと違って安定しており、360度回転するのがポイント。
これを、現在工事中の地下室に設置予定です。
ジュリー曰く、「ブランコもいいけど、はしごもお勧めですよ。」
ブランコより腕力が要求されるし、腕と足を同時に動かさなければならないため、脳の発達につながるそうだ。
その後、個室に移って手先の細かい作業。
ジョーイは現在スナップやボタンに挑戦中。
私がいると気が散るので、私は退散しました。
というわけで、作業療法実況中継(どこがや!)、いかがでしたでしょうか?
「OTって、何?作業療法?何の作業?畑でもつくってるの?(母コメ)」という疑問をお持ちの方々に、少しでもわかっていただけたら幸いです・・・。
リポーターは怪人でした。
終わったら学校へ20分かけて送っていく。
木・金の朝は忙しいのだ。
忙しくっても、クリックオネガイします・・・
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ジョーイの誕生日
- 2008/03/06(木) 17:48:34
3月5日、ジョーイは7歳になりました。
なぜか知らないけど、ジョーイの誕生日は雪が降る。
1歳の誕生パーティーの日は、その冬一番の降雪となり、欠席者が多数出た。
4歳の誕生日は雪で学校がお休みになったほどだ。
今日も朝起きたらすでに10センチほど積もっていた。朝のうちは降りやまず、道路事情が極悪な中を、事前に注文していたケーキを受け取りにスーパーへ。
人がたくさん集まったり、大勢が歌をうたったりする場面が苦手なジョーイ。
ジャックのときのようなパーティーはせず、夜、家族だけで、ささやかなお祝いです。
ジョーイの大好きな、「レミーのおいしいレストラン」のケーキです。レミーとエミールのおもちゃ付き。
ジョーイはろうそくを吹き消すのが下手なので、ジャックも手伝って7本のキャンドルを消しました。
小麦粉がダメなジョーイ。クリームだけぺろり。
それにくらべて、おまえは。
んがががが。あぐあぐ。指を出してはいけません。食われます。
プレゼントその(1)は、黄色いカマロのラジコンカー。黄色い車が好きなジョーイは、大興奮!(ジョーイのカマロ萌えについては、「バンブルビー萌え~」参照。)
トランポリンの下を、トンネルのように走らせたがるのだが、なぜ自分まで下を通る?
プレゼントその(2)は、The Worksではまった、通称「ピタゴラスイッチ」。(「雪の休日」参照)
正式名称は、ドイツHaba社の「クーゲルバーン」です。
これには、ジャックが大興奮。
あんたの誕生日プレゼントじゃないんだけどね・・・。まあ、仲良く遊びなさい。
「ぴたっごらっすいっち」と歌いながら、一緒に遊んでいるようで、実はそれぞれ勝手に好きなことをしている二人。
ピタゴラスイッチのセットのほうが、値段はカマロの4倍くらいしたのに、カマロにはまりっぱなしのジョーイ。ベッドまで持っていくし。ここまで気に入ってくれて、すごく嬉しい。
ハッピーバースデイ、ジョーイ!
6歳の1年で、ジョーイは自分でトイレに行くようになり、野菜が少しだけ食べられるようになり、ブランコに乗れるようになった。作業療法のおかげで色んな遊具に挑戦できるようにもなった。自分でコートのジッパーも上げられるようになったし、ズボンの前後ろを間違わずにはけるようになった。小学校1年生になり、鉛筆を持つのが上手になり、字がうまくなった。
自閉症という障害を持ってても、ジョーイなりのペースで、ちゃんと成長しているんだなあ。
7歳の一年では、何が出来るようになるかな?
いい一年にしたいね。
一緒に日進月歩しようね。ハッピーバースデー「ぽちっ」プリーズ!
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地下室、着工。
- 2008/03/05(水) 18:32:50
現在の家に引っ越してきて1年半がたつ。
新築で購入した家は、地下室はあるが完成されていない。(ミネソタでは、新築の家はおおむね地下室が未完成のまま売られ、入居した住人が完成させることが多い。これに対し、誰かが過去に住んでいた売り家は、たいてい地下室が完成させられている。)
ダンナと私は、地下室完成に向けて、先日某ビルダー(建築家)と契約した。
このビルダー、実は二つ隣のご近所様。ロシア出身で、名前をローマンという。
私達のような建て売りではなく、土地を買って自分で建てた家に、1年ほど前に引っ越してきた。
彼の腕前とセンスは、彼の家を見れば解る。
ローマンは、同じくロシアからの移民の仲間達と共に仕事をし、他のビルダーに比べて見積もりが約半額!
えーほんとー?ほんとにほんとにほんとー??
安い材料とか使ったり、手抜きしたりするんじゃないのー?
ご心配なく。
外に発注するのは配線工事くらいで、あとは全て仲間内でやるので、安く抑えられるんだそーだ。
ミネソタは現在不動産市場が大変落ち込んでおり、空前の好景気だった数年前まで、畑をつぶし、林を切り開き、ガンガン建っていた新築の家が売れず、ビルダー達は困っている。飽和状態の市場で新しい需要もないから、仕事も減ってきている。現在は冬でさらに仕事が少ないことから、すでに市場の半分の値段から更に値引きしてくれるという。
これに対し、石油の値上がりで、建築経費は上がる一方。
1年待つとコストは1割上がると聞いている。
えーまじでー?まじでまじでまじでー??
来年のことをいうとオニが笑うっていうじゃーん???(意味不明・・・)
とはいえ、いくら今がおトクといっても結構な桁数だ。
ダンナと銀行の明細を広げて相談し、お金の心配は残るが、契約に踏み切った。
そして今日、晴れて着工。
コンクリートむき出しの地下室に運び込まれる機材、木材。
地下に降りる階段も、この通り。窓からは、裏に建つアパートが見える。
約1ヶ月で完成の予定。
子供達は、最初は地下から聞こえてくる騒音に怯えていたが、すぐ慣れた。
ダンナは、早くも電化製品店のチラシを見比べ、新しいテレビの選抜に余念がない。
私はというと、「ほんまに大丈夫か??」と家計の見直し。
ほんまに?ほんまにほんまにほんまにほんまに大丈夫???「き~んい~ろ、ぎ~んい~ろ、
あ~おい~ろ~と~いき~」
そら青息吐息やああぁぁぁ!
ツッコミありがとうございました
また経過報告します。ツッコミついでにクリックもオネガイします。
水遊びの行方
- 2008/03/04(火) 18:23:37
最近、ジョーイが台所で水遊びをする。
冷蔵庫についている浄水ディスペンサーから、プラスチックのタンブラーになみなみと水を入れ、ゴム製のカエルに水浴びさせたり、「ああああ~!」とか言いながらミニカーをぶち込んだり、別のカップを持ってきて水をうつしかえたり。
3歳くらいのときに、こういう水遊びに凝ったことがあったが、大好評でもないのに勝手にアンコールでリバイバルでロングランらしい。
ジョーイは床やテーブルが濡れるのがきらいで、こぼすとすぐさまタオルを取りに行って自分で拭くし、たいした被害にはならないので、「コップの水であそぶくらい、いいじゃん。」と私は多目に見ていた。
しかし、油断した。
のこりご飯でチャーハンを作ろうと、具を刻み、卵を溶き、フライパンを熱して、いざ鎌倉!とご飯の入ったタッパーに手を伸ばすと・・・
たっぷん
たっぷん?
振り向くと、タッパーのふち近くまでなみなみと入った水、そしてその底に横たわるご飯。
あああああ~!!!やられました。
雑炊にすればいいじゃ~ん・・・って?
いえ、これ、普通のご飯ではなく、マレーシア風チキンライス(ニンニク・生姜などを入れ、鶏ガラスープで炊いたもの)の残りご飯だったんです。チャーハンには最適だけど、雑炊には出来ないんです・・・。
仕方なく、ザルにあげて水気を切り、チャーハンにしたけど、べとべとだった。
ジョーイは、食べなかった・・・。
あんたのせいやのに~!
イヤ、ジョーイの水遊びを大目に見ていた怪人にも責任はあるのだ。
もうすぐ7歳だし、いい加減こういう遊びはやめさせないと・・・。
でも、ひとつやめさせると、またひとつ、いらん遊びを思いつくんだよなあ・・・。べとべとチャーハンを(知らずに)お弁当に持っていったダンナに涙のポチを!
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雪の結晶に思いを馳せる
- 2008/03/03(月) 18:05:10
あったかくなってきたとはいえ、まだまだ日中の最高気温はおおむね零下のミネソタ。
先日、風花が舞って、車の窓にふんわり積もった。
日本の雪に比べて、さらさらでふわふわの雪は、一つ一つの結晶の形がちゃんと解る。
どれも6つの角を持っているけど、どれひとつとして同じ形はない。
雪の結晶がどれをとっても全く同じ形だったら、私達はこんなに雪を「きれい」と思っただろうか。
人間もそうなんだ。
みんな同じだけど、みんな違う。
障害のある人、健康な人、お年寄り、赤ちゃん、男の人、女の人、日本人、外国人、優しい人、怖い人、暑がりなひと、寒がりな人、真面目な人、おちゃらけた人、運痴の人、音痴の人、云云々々・・・・・
人間がみんな同じだったら、みんな同じ考え方だから、進歩も発展もなくて、この世界はどうしようもなく退屈だったろう。
私は訳もなくいきなり踊りだしたり(公共の場では自分を抑えております)、訳のわからんジョークを飛ばしてはダンナに退かれたり
、なんでこんなに壊れてるんだろうと自分でも時々怖くなるけど、生活に個性を与えるという意味では、世の中の役に立っているのだ。
ジョーイも、自閉症という障害を持って生まれてきたけど、私の価値観を変えてくれたし、ツラの皮を厚くさせられたし、うわべだけの知り合いと本当の友人を見分けるきっかけを与えてもくれた。今まで知らなかった自分の弱さと強さに気づかされた。ジョーイの障害をめぐって、ダンナとも一時期「危ねえ!」って時期があったけど、二人で乗り越えて、家族としての結束がそれまでより強くなった。
ジョーイに障害がなかったら、ダンナと私はこんなに話し合い、お互いを分かり合おうとしただろうか。
一緒に泣いて笑って肩を抱いて励ましあえる「戦友」に会えただろうか。
雪の結晶を見ただけで、そんなことにまで思いを馳せてしまうのって・・・
アタシって・・・アタシって・・・
メルヘン?
乙女チック?(
死語。)
・・・ヒマ?
あまり真面目なブログを書くと、皆に「悪いモンでも食ったか」と心配されるので、最後にコレ。
はーっはっはーっ!
わーっはっはっはーっっ!!
ぎゃーっはっはっはっはーっっっ!!!
ネットで見つけた、「最悪のヘアカット」でしょう。
カワイそうなアルパカくん。
これに比べりゃジョーイの前髪なんて、屁でもないわ。
うわーっはっはっはーっと笑いながら、クリック!
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虐待髪型修正策
- 2008/03/02(日) 18:58:00
先日「これって虐待?」というタイトルで、ジョーイの前髪を切ろうとして失敗した件について書いた。
何度見ても変だ!
翌日、ちくちく心が痛みながらも、この髪型で学校に送り出したわけだが、さすがにこれには先生もぶっとんだのか、その日のメモに「前髪の端っこのほうを少し切って、まっすぐにしました」と書いてあった。でも、もともとの前髪が超シュールだったので、引き続き変だった。
学校の先生がガマンできずに茶々を入れるほどの前髪だなんて、前代未聞。
そこで土曜日、「ダメージコントロール」と称して、散髪を行った。
前髪だけ短いのは変だから、全体的に短くしてやろうという魂胆である。
場所は自宅2階のバスルーム、名づけて「サロン・ド・ファントム」である。
理髪店での散髪など自閉症のジョーイにはとても無理~と、小さな頃からずっと家でやっている。数年前は、髪を切ると暴れて泣き叫んで、近所の人が幼児虐待かと思って警察を呼んだことがあるほどだ。(それってどーよ)
言っておきますが、サロン・ド・ファントムの店長怪人は、理髪の経験皆無。
椅子に座らせ、ネットで買ったこんなケープをかぶせ、
バリカンでにゅいいいいいい~んとやるのである。
さすがに7歳近くなった現在は、泣き叫び暴れまくるということはなくなったが、じっと我慢できるのも限界があるので、技術より何より、スピードが要求される。
ファイト一発!気合で散髪!
そんで、こうなった。
マシ・・・でしょ?
前髪がやっぱりそろってないとか、てっぺんがツンツンだとか、細かいこと言っちゃいや~ん。
ついでにジャックも
だ~か~ら~、怪人散髪下手なんだってば。
相変わらずダンナはノータッチ。手も出さないが口も出さない。
自分がやっても私よりうまく出来ないってわかっているから文句言わない。
この結婚はこうやって保たれている・・・らしい。
怪人サロン、絶賛営業中!
斬新なヘアスタイルをお望みのアナタに!
無料で練習理髪、やらせていただきます!
ミネソタにお越しの際は、是非どうぞ!
失敗しても大丈夫。
一週間ほどしたら、目立たなくなりますから。
ファイト一発!ポチッとヨロシク!
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